ご存知の通り、Olympus Air A01 のバッテリーは、iPhoneのように交換できない構造となっています。また、内蔵されているバッテリー Li-100Bは、一般に販売されておらず、サードパーティ製の互換バッテリーもありません。ちょっと面倒だなと、先送りしていましたが、いよいよ起動すらできなくなってしまい、已む無く強硬手段に出ることになりました。
互換バッテリー選定
内蔵されているバッテリーは、こいつ、
MODEL LI-100B 3.6[V] 1350[mAh]
Size 40(W)x34(D)x8.8(H)[mm]
です。調べれば直ぐ分かりますが、一般に販売されていません。互換バッテリーもありませんでした。
上記のサイズは、実測値です。見ての通り、端子配置が少し変わっていて、肉厚です。Olympus で販売されているバッテリーから、サイズや端子配置で似たものを探してみると、少し小さいですが Li-40 や、Li-42B などが見つかります。しかし、この Li-42B などは、公称サイズが大幅に違います。恐らく、誤植であろうとは思われますが、信頼できる情報が見つかりませんでした。仕方ないので、サードパーティ製も含め、検索してみると、NP-45 が候補に上がってきました。これは、Olympus Li-40 互換ですが、信頼できる公称サイズが見つかりました。
ここには、39.6(W)×32.1(D)×5.9(H)mm と記載されています。これが、NP-45 のサイズなのでしょう。この NP-45 は、前述の Li-42B 互換ともありますので、Li-42B もだいたいこのサイズではないでしょうか。そこで今回は、NP-45 に交換してみることにしました。Olympus Li-100B は容量が 1350[mAh] ですから、多くの NP-45 や Li-42B 互換バッテリーでは少なすぎます。探すと、NP-45 互換で 1500[mAh] の物もありました。これで行きましょう。
届いたのは、こちらです。見た感じ、少し薄いのが解ると思います。実際に比べてみると、
薄くて、ちょっと小さめです。写真の黒いゴムは、スペーサーとして付けたものです。
端子側から見ると、このサイズ感です。実際、装着してみましたが大丈夫でした。
先程も述べましたが、少しサイズが小さいので、ゴムでスペーサーを作成し、装着しました。Air A01 ユーザーさんは、皆さんご存知の通り、かなり発熱しますから、このスペースを有効活用してもいいかも知れませんね。(放熱板を入れるとか)
装着
さて、装着していきます。説明の必要はないかも知れませんが、後方の蓋を開けるとこのようになっています。ピンセットなどを使って、黒いテープと、オレンジ色のテープを慎重に剥がし、ビスをいくつか緩めると、上部のパネルが外せます。(このオレンジ色のテープは、システムのアースになっているかも知れません。組み直す際には、確実に付け直します)
中は、こんな感じになっています。基板にも、ビスが付いているのでご注意ください。このバッテリーをピンセットなどを使って、慎重に取り外し、新しいバッテリーを装着します。
真上から見ると、こんな感じです。
先程の端子面からの比較写真の通り、互換バッテリーは余裕を持ったレイアウトになっていましたが、バッテリー端子が確実に接触するように装着します。
後は、反対の手順でパネルと裏蓋を締めたら、完了です。
先程も述べましたが、パネルにオレンジ色のテープで止まっている金属テープは、システムのアースになっているようです。組み直す際には、確実に付け直します。
以上