nRF9160 は Nordic Semiconductor ASA にて技適が取得されている。
005-102122
D19-0085005
Revision 1(B0)
https://www.nordicsemi.com/Products/Low-power-cellular-IoT/nRF9160-Revision-1-global-and-regulatory-certifications
Revision 2(B1)
https://www.nordicsemi.com/Products/Low-power-cellular-IoT/nRF9160-Certifications
技適マーク付きの開発基板
・ PASSY-NRF9160-FEATHER nRF9160 Feather (Circuit Dojo)
v1.3(黄色い基板)で確認。
(古いバージョンの nRF9160 Feather(黒い基板)には技適マークの刻印がない)
・ SCO-M5SNR9160-B,SCM-LTEM1NRF0B モノプラットホームβ (さくらインターネット)
技適マークが無い開発基板(パッケージにもマークなし)
技適を取得した Nordic Semiconductor が提供している評価基板には、技適マークがない。
・ nRF9160DK (Nordic Semiconductor) https://www.nordicsemi.com/start9160dk
・ Thingy:91 (Nordic Semiconductor) https://www.nordicsemi.com/thingy91
ただし、箱に製品の公式ページへのURLが記載されており、
そこで Certification ページへのリンクがはられており技適の詳細が確認できる。
総務省のサイトで技適マークの表示について確認すると、
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/gitekimark/index.htm
”表示方法を記載した取扱説明書を添付する等、技適マークを表示する方法を明らかにする必要があります。”
とある。
どこまで緩和されているのか判断できなかったので、
関東総合通信局の技適マークのQ&A に問い合わせてみたところ、ノルディックの開発基板はやはり NG らしい。
未確認の基板
・WRL-17354 SPARKFUN THING PLUS - NRF9160 (SparkFun)
・NL-SWNDK (NimbeLink)
アンテナ
技適にはアンテナも含まれるので、対象外のアンテナを使用すると技適マーク付きでもNGとなる。
下記URLに、
Japan’s TELEC regulatory approval requires the use of antennas with less than 3 dBi gain in any direction. This is a non-exhaustive list of antennas we expect to meet that requirement. Please follow the reference design from the antenna vendor.
(日本のTELEC規制当局の承認では、どの方向でも3dBi未満のゲインを持つアンテナを使用する必要があります。 これは、その要件を満たすことが期待されるアンテナの網羅的ではないリストです。 アンテナベンダーのリファレンスデザインに従ってください。)
との記載がある。
アンテナの一覧があるが”網羅的ではない”という点が気になった。
実際、
featherには、UnictronのWC12H0
さくらのSCM-LTEM1NRF0Bには、TAOGLASのFXP40
という上記URLに記載のない型番の外部アンテナが付属している。
このあたりもよくわからなかったので、関東総合通信局の技適マークのQ&A に問い合わせてみた。
技適を取得したメーカー(nRF9160の場合は、Nordic Semiconductor ASA)にて承認されたものなら大丈夫らしい。
よくわからないときは、技適を取得したメーカー、該当製品のメーカー、技適マークQ&A 等に確認すれば確実だと思われる。
間違えや補足があればご一報ください。
以上、ご参考まで。