0.はじめに
大学で情報セキュリティの講義を受講している者です。
"広く浅く"情報整理したいため投稿。
内容のレベルは超入門編、個人的な感情も少し入り混じった備忘録。
(齟齬がある場合はご指摘いただけると助かります。)
1.冗長性とは
(以前よりセキュリティを勉強してて頻繁に出てる「冗長性」というものだが..)
メッセージ以外にも情報ってそもそも何の情報?となったので記述
平文に余分な情報を加えることが主としている
暗号文の誤りを検出したり復号のための情報を提供するもの
1-1.冗長性が無い場合、暗号文のみからの平文復号は不可能
冗長性のある暗号化方式にはエラー訂正符号やフェイルセーフ機能が含まれている
暗号文に誤りがあった場合、正しい平文を復号することができない
1-2.エラー訂正符号とは
誤り訂正符号_ECC(Error-Correcting Code / Error-Correction Code)
とも言われる
データの扱う上で発生する謝りを受け手側で検出し訂正することを促す符号
データはそもそも意図せず欠落や改変が起こる
その問題を阻止するためにある訂正符号
1-3.フェイルセーフ機能とは
部品の欠落、操作ミス、誤作動が発生した場合に極力安全な状態に移行させるための仕組み
暗号化装置が故障した場合でも暗号文を復号できるようにするために冗長性を持っている
航空機や宇宙船にも搭載されているらしく、エンジン故障しても無事着陸できる設計にしてあるといった部分がそれ
2.暗号利用モード
暗号化する際にどのように定義するか定めている方法
いくつかの構成で成り立つ
-
ECBモード(Electronic CodeBook mode)
平文ブロックを単純に暗号化するモード
同じ平文から同じ暗号文が得られる -
CBCモード(Cipher Block Chaining mode)
暗号文ブロックとの排他的論理和を取り暗号化するモード -
CFBモード(Cipher Feedback mode)
暗号化された暗号文ブロックをフィードバックするモード
OFBと違い暗号ブロックをフィードバックして、暗号化した暗号ブロックを利用する -
OFBモード(Output Feedback mode)
暗号化された暗号文ブロックをフィードバックするモード
CFBと違い暗号アルゴリズムで暗号化した初期値を利用して、暗号化したストリームを生成する -
CTRモード(Counter mode)
アルゴリズムを組み合わせて排他的論理和をとって暗号化するモード