RSGT(https://2021.scrumgatheringtokyo.org)
で自身が参加したセッションのメモ&ふりかえりです。
ふりかえりの手法は、びばさんが配信しているPodcastである、ふりかえりAM ep.4(カンファレンス用のふりかえりをする例)で紹介されていたFun Done Learnを参考にしています。
概要
- Ryohei Sekiさん
- Day2(15:15~15:35)
- ソフトバンク社員が「情報革命で人々を幸せに」を実現するために、日々、邁進していることは言うまでもありませんが、我々、IT 本部は、いわゆる情報システム部門で、主に通信事業に必要な IT サービスを提供するためシステムを開発・運用している組織となります。
ソフトバンクと言うと、フットワークの軽い、チャレンジングなイメージがあるかと思いますが、通信事業は皆さまの生活を支える重要なインフラですので、これまで堅牢、堅実なシステム開発が主流でした。一方で、我々 IT 本部では 2017 年から、アジャイル開発に取り組んできており、これまでにいくつかの成功と挫折を乗り越えて現在に至っています。
私が所属しているスクラムチームは、プロダクトオーナー1人、開発者4人、開発者兼スクラムマスター4人という構成になっています。
開発者兼スクラムマスターは 4 人のうち 3 人は最近スクラムマスターの資格を得たばかりで、実際に業務として開発者とスクラムマスターを兼任しているのは 1 人です。
開発者とスクラムマスターを兼任することは賛否両論ありますが、実際に開発業務を行う中で得られた知識や感想、兼任することの利点、欠点について紹介していこうと思います。
開発者とスクラムマスターを兼任している方と共感していただいて互いによりよいチームを作るためのきっかけになればいいなと思っています。
気になった内容メモ
- チーム構成 : LEVEL3(SCRUM MASTER THE BOOK)のスクラムマスター+PO+開発者兼スクラムマスター3人+開発者3人
- 開発者とスクラムマスターを兼任したい理由
- 若手の育成(スクラムマスターを担う若手が出てきて欲しい)
- スクラムマスターを若手が担うと、開発力がつかない...
- 同期で溝を生みたくない(スクラムマスターにAさんは任命されたのにBさんは任命されていない...)
- なるべく多くの人がスクラムを知っている状態にしたい
- 開発者とスクラムマスターを兼任するメリット
- 業務に関与できるので信頼が得られやすい
- チームの弱点を見れる
- 開発者とスクラムマスターを兼任するデメリットと対応
- スクラムマスターの責務を全うできない
- LEVEL1(SCRUM MASTER THE BOOK)であれば全うできる
- LEVEL3は厳しい…
- チェンジマネジメントのスキルを欠く
- チーム内の開発者兼スクラムマスターの人と協力している
- チームの能力向上に気が回らない
- 学ぶ方向性を決める。レベル指標の定義
- スクラムマスターの責務を全うできない
- やってみた感想
- スクラムマスターと開発者を兼務するのはLEVEL1相当であればチームは問題なく回る
- ただ、スクラムの知識が足りていないことは実感
楽しかったこと
- 新卒二年目でカンファレンスでこれだけの内容発表していて刺激になった
やったこと
- アウトプットを意識しながら話を聞いた
学び
- スクラムマスターと開発者を兼任するメリットデメリットが再確認できた。
- コンテキストが違うと思うので一概にすべて鵜蜷桙ンにはできないが、実際に兼任してみた感想を聴くのは貴重な機会だと思うので、話が聴けて良かった(いわゆるアンチパターンなので、中々実験する人が少ない)