RSGT(https://2021.scrumgatheringtokyo.org)
で自身が参加したセッションのメモ&ふりかえりです。
ふりかえりの手法は、びばさんが配信しているPodcastである、ふりかえりAM ep.4(カンファレンス用のふりかえりをする例)で紹介されていたFun Done Learnを参考にしています。
概要
- Kazuyoshi Takahashiさん
- Day2(15:40~16:00)
- 10年前から5年前まで、アジャイルコーチとして2,000人以上の開発組織を抱える企業のアジャイルトランスフォーメーションに挑戦していました。
現在はその立場を離れ、事業会社のVPoEとして開発組織の運営をしています。
アジャイルコーチとVPoE、両方の経験からチームを見る視点にどのような違いがあるのか、アジャイルコーチの先にどのようなキャリアがあるのか、個人的な経験を交えながらお話します。
RSGT2020 Closing Keynote「NEXT→ACTION」の後日談でもあります。
気になった内容メモ
- 高橋さんの感覚的には、アジャイルコーチの人が凄い増えた実感がある。
- セッション中のアンケートでも10人!
- アジャイルコーチを高橋さんが辞めた理由
- 寂しさや孤独感を感じた
- 第三者的立場でしか関わりがない
- アジャイルコーチからEM/VPoEに戻る苦悩
- 自分の意見を中々言えない(常に第三者的目線で引いた目線になる)
- 自分自身の意見を構築する力の衰え
- アジャイルコーチからEM/VPoEに戻る際、アジャイルコーチで養って生きた経験
- ファシリテーションスキル
- 人事
- ...
- アジャイルコーチとEM/VPoEの違い
- 組織への向き合い方
- アジャイルコーチは外から、EM/VPoEは中から
- プロダクトへの向かい方
- アジャイルコーチは間接的。EM/VPoEは直接的
- 職務と職責
- EM/VPoEの方が広い。プロダクトマネジメントやテックブランディング, 採用, 計数管理...もやらないといけない
- スキルとコンピテンシー
- アジャイルコーチのカバーするスキルが大きくてポータビリティが高い
- ロジカルシンキング, クリエイティブシンキング, アジャイル開発理解...
- 組織への向き合い方
- アジャイルコーチの存在意義って何だろう?
- チームに対する客観性
- チーム外を含む組織に対する客観性
- プロダクトの意思決定に関する客観性
- アジャイルコーチは、チームの中からだと見えていない事実に目を向けさせ、機会損失を小さくする
- チームにとってアジャイルコーチは面倒くさい人
- アジャイルコーチとEM/VPoEは兼任できるものでない
- アジャイルコーチとEM/VPoEどちらについても、それぞれに傾倒すればするほどもう一方の立場に戻るのが難しくなる
楽しかったこと
- 冒頭の昨年のふりかえりと感謝が素敵だった
- プレゼンが上手で聞きやすかった
- 淡々とした事実の中に情熱を感じられる
やったこと
- アウトプットを意識しながら話を聞いた
- 昨年のkeyNoteの内容を見返した
学び
- 立場を変えて物事を考えるというのは、相当大変だということが実感できた。
- 必要なスキルの話が、自分の今後のキャリアを考える上で参考になる話が多かった
- 客観的に見るという言葉の解像度が上がった。