はじめに
インフォマティカが提供する、 CDGC (データガバナンスとデータカタログ)を使って、Oracle PL/SQL スクリプトのカタログソースを設定し、SQL ファイルからメタデータを取得(スキャン)するためのガイドです。
2023/11 時点の情報を元にしています。
事前準備
CDGC がセットアップ済みであり、メタデータコマンドセンターのメニューにアクセスできるライセンス、およびユーザロール、ユーザであることを確認してください。こちらのナレッジベースより手順をご確認ください。
前提
メタデータの抽出
以下の権限を割り当てたユーザーを準備します。必要に応じて Oracle 管理者の方とご相談ください。
- スクリプトを格納しているフォルダの読み取り権限
- Oracle データベースへのアクセスに使用するデータベースユーザーアカウントの CONNECT 権限
- 以下のスキーマオブジェクトに対する SELECT 権限
- 表
- ビュー
- プロシージャ―
- ファンクション
- 次の SELECT 権限
- select on SYS.DBA_ARGUMENTS
- select on SYS.DBA_COL_COMMENTS
- select on SYS.DBA_COLL_TYPES
- select on SYS.DBA_CONS_COLUMNS
- select on SYS.DBA_CONSTRAINTS
- select on SYS.DBA_DB_LINKS
- select on SYS.DBA_DIRECTORIES
- select on SYS.DBA_EXTERNAL_LOCATIONS
- select on SYS.DBA_EXTERNAL_TABLES
- select on SYS.DBA_MVIEWS
- select on SYS.DBA_OBJECTS
- select on SYS.DBA_OPBINDINGS
- select on SYS.DBA_SEQUENCES
- select on SYS.DBA_SOURCE
- select on SYS.DBA_SYNONYMS
- select on SYS.DBA_TAB_COLUMNS
- select on SYS.DBA_TAB_COMMENTS
- select on SYS.DBA_TABLES
- select on SYS.DBA_TRIGGERS
- select on SYS.DBA_TYPE_ATTRS
- select on SYS.DBA_USERS
- select on SYS.DBA_VIEWS
- select on SYS.NLS_SESSION_PARAMETERS
スキャン対象
Oracle から下記のメタデータを取得可能です。
- 計算
- フォルダ
- スクリプト
- ステートメント
接続設定
CDGC でソースシステムからからメタデータを抽出するには前提にあるようなソース毎の要件を満たしたユーザーで接続を作成する必要があります
接続の作成に関しては、ナレッジベース(KB) の手順もご確認ください
接続を作成する際に Secure Agent を指定する必要があります。もし、まだインストールされていない方はナレッジベース (KB) の手順を参考に Secure Agent をインストールしてください。
スキャン設定
詳細のステップは、マニュアル も合わせて参照してください。
3.カタログソースから「Oracle PL/SQL スクリプト」を選択
4.Oracle への接続情報を選択し「次へ」をクリックします
必要に応じて、「テスト接続」にて、正常に接続できることを確認してください
5.ランタイム接続から利用する Secure Agent を選択、必要に応じてフィルタによる絞り込みを実施します。
スクリプトのルートディレクトリには、スクリプトを配置したディレクトリパスを設定します。
6.「関連付け」「スケジュール」は必要に応じて設定しますが、今回はすぐにスキャンを実施したいため、「保存」をクリックし、「実行」をクリックします。
8.ジョブ監視画面に自動で遷移するので、しばらく待ってステータスが完了になったことを確認します。
結果の確認
Tips
- 処理に失敗する場合、ナレッジベース(KB)を参照し、エラーメッセージから検索を実施してください。