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フリーランスでプログラマーをしているAkiUnleashといいます。

私は重度の身体障害を抱えており、歩行することはおろか、長時間座ることも(できないわけではありませんが)困難な状況です。

日々ベッドで横になったまま仕事をさせてもらっているのですが、本日、UnleashMeetアドベントカレンダーの1日目ということで、毎日使用している仕事道具を紹介しようと思います。

障害がなくても「寝ながら仕事してみたい!」という方にとっても、役に立つ情報があるかもしれませんので、ぜひ記事を読んでみていただけると嬉しいです。


自己紹介

冒頭にも書きましたが、私は身体障害を抱えつつ、リモートで仕事をしています。普段は車椅子を使用し、日常生活では介護を受けながら暮らしています。

私自身の経歴や仕事の詳細については、アドベントカレンダーの最終日にお話しする予定です。

少し古い動画になりますが、私の自己紹介やUnleashMeetを立ち上げた経緯をお話ししています。興味があればぜひご覧ください。


寝ながらPC装置

全体像

ベッドで寝たままでも、起きて車椅子に座った状態でも、どちらでも作業ができる環境を目指して構築しています。以下はその俯瞰図です。

1.png

部屋全体を公開するのは恥ずかしかったため、一部を切り取った写真ですが、以下のような感じになっています。

2.jpg


ディスプレイアームの改造

ディスプレイアームは、[ERGOTRON エルゴトロン LX デスク モニターアーム]を使用しています。

しかし、このままだとモニターが下を向いてくれないため、以下の商品を組み合わせて改造しました。VESA規格のモニター設置の器具を繋ぎ合わせています。

3.jpg

※ 2番目の商品は私が実際に使用したものではないため、うまくいかない可能性もあります。ご了承ください。


キーボードアームの装着

ディスプレイだけあっても操作ができないので、次はキーボード・マウス操作も寝たままで操作できるように工夫をしています。

以下の記事で紹介されているキーボードアームに近いものを使っています。

机のベッド側に設置し、使用時は手前にスライド、使用しない時は奥にスライドさせて使い分けています。

4.jpg

キーボードは、[HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/墨]を使用。手が短いため、コンパクトなサイズを選びました。複数のPCを並行して使用するため、マルチペアリング機能も重要なポイントです。

マウスは、[ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GR]を使っています。軽量でマルチペアリング対応、接続の安定性も良いため重宝しています。


寝たままだけでなく、起きた状態でも作業可能!

オンラインミーティングで顔を映す必要がある時や、体力維持のために起きて作業することもあります。そのため、机にもディスプレイを設置し、起きた状態でも仕事ができるようにしています。

2.jpg

使用時に毎回、HDMIの接続を接続し直すのは難しいため、スイッチングハブのような機器を使用して、ワンボタンで寝て作業する用と、起きて作業する用のディスプレイを切り替えられるようにしています。

7.jpg


これでほぼ寝た状態で作業が可能!

この環境のおかげで、長時間の作業も問題なくこなせています。(組み立てを手伝ってくれた義兄には本当に感謝)

地震などでモニターが落ちてくる可能性があるため、真似される場合はネジの緩みを定期的に点検するなど、安全対策を徹底してください。

難聴を補完するガジェット

聴覚障害4級

障害の合併症の影響で、難聴を患っています。平均デシベルは80dB前後です。
(正常な聴力の人は25dB未満とされています。)

6.jpg

難聴の原因は、「伝音性難聴」です。
伝音性難聴とは、外耳と中耳の障害によって音が脳に正しく伝わらないことが原因です。神経や脳そのものに障害があるわけではないため、音を大きくしたり、神経に直接音声信号を送ることで、聞こえるようになります。


骨伝導イヤホンを愛用

そのため、骨伝導イヤホンであれば音声がクリアに聞こえ、会話に影響がなく快適なので[OpenComm 2]を愛用しています。
寝ながらでも装着でき、マイク付きなので、こちらの声も相手にしっかり伝わるため、非常に使い勝手が良いです。

会社員時代は、補聴器をしていても会議室などの大きな部屋では声が聞き取りづらく、かなりストレスでした。しかし、リモートミーティングがメインになったことで、聞き取りのストレスが大幅に軽減されました。


普段の生活は補聴器を使用

普段の生活では[フォナック補聴器 バートM30-312]を使用しています。
スマートフォンやPCとBluetoothで接続できるのが特徴です。通話では相手の声が補聴器から直接聞こえるため、非常に便利です。音楽や動画の音声も楽しめるため、快適に使えています。

ただし、電源がボタン電池のため、Bluetoothを頻繁に使用すると電池の消耗が早い点がデメリットです。そのため、Bluetooth使用時の頻度は控えめにしています。


まとめ

主に仕事で活用しているガジェットを紹介してみました。
大半の方にはあまり参考にならなかったかもしれませんが(笑)、何かのヒントや面白さを感じてもらえたなら嬉しいです。

これからも色々ともっと工夫を続けていきたいと思っていますので、また機会があればご紹介します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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