1.はじめに
どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民こと、
新藏(にいくら)と申します♪
(/・ω・)/
引き続きSAAのお勉強をしていますが、
3年前と比べるとGlacierの名前が微妙に変わっている部分がありました。
そこで今回はGlacierの種類について記事にしたいと思います!
AWSやSAAを勉強中の方の参考になれば幸いです。
(*^^)v
2.Glacierとは
まず初めにGlacierとは何かですが、
GlacierはS3のストレージクラスの1つで、
データのアーカイブを主としたストレージとなります。
厳密には以下の3種類があり、この後の節で説明します。
- S3 Glacier Instant Retrieval
- S3 Glacier Flexible Retrieval
- S3 Glacier Deep Archive
ちなみにGlacierは「グレイシア」と読み、日本語にすると「氷河」です。
氷河のイメージから、データを凍らせて長期保存しておく
と覚えています。
氷タイプのポケモン、グレイシアも同じ語源な気がします♪
また、AWS公式には以下の記述があります。
Amazon S3 Glacier ストレージクラスは、データアーカイブ専用に設計されており、
クラウドで最高のパフォーマンス、最高の検索の柔軟性、最低のコストのアーカイブストレージを提供します。
すべての S3 Glacier ストレージクラスは、事実上無制限のスケーラビリティを提供し、
データの耐久性が 99.999999999% (11 ナイン) を実現できるように設計されています。
S3 Glacier ストレージクラスは、アーカイブデータへの最速のアクセスとクラウド内の最低コストの
アーカイブストレージのためのオプションをもたらします。
引用:https://aws.amazon.com/jp/s3/storage-classes/glacier/
2.1.S3 Glacier Instant Retrievalとは
S3 Glacier Instant Retrieval とは、
以下の特徴を持つストレージクラスとなります。
項目 | 説明 |
---|---|
保存したデータへのアクセス頻度 | 3か月に1回ほど |
保存したデータの取り出し速度 | ミリ秒単位 |
料金 | Glacierの中では一番高い |
料金はGlacierの中では一番高いですが、すぐにデータを取り出せるので、
アーカイブしておきたいが取り出しも必要なデータを保存するストレージとなります。
「Instant」なので
インスタントラーメンは素早く作れるが、袋麺よりも高いことをイメージして、
S3 Glacier Instant Retrievalは素早くデータを取り出せるが、
(他のGlacierよりも)料金が高いと覚えています。
2.2.S3 Glacier Flexible Retrievalとは
S3 Glacier Flexible Retrievalとは、
以下の特徴を持つストレージクラスとなります。
項目 | 説明 |
---|---|
保存したデータへのアクセス頻度 | 1年に1,2回ほど |
保存したデータの取り出し速度 | 数分から数時間、迅速・大容量取り出しも可能 |
料金 | Instant Retrievalより安く、Deep Archiveより高い |
アーカイブはするが、稀に取り出しが必要なデータを保存するストレージとなります。
また、迅速・大容量取り出しの両方が可能なので汎用性も高いです。
3年前は名前が「Glacier」だったストレージクラスとなります。
2.3.S3 Glacier Deep Archiveとは
S3 Glacier Deep Archiveとは、
以下の特徴を持つストレージクラスとなります。
項目 | 説明 |
---|---|
保存したデータへのアクセス頻度 | 1年に1回未満 |
保存したデータの取り出し速度 | 数時間から数日、大容量取り出しも可能 |
料金 | Glacierの中では一番安い |
料金は安いのですが、取り出すのに数時間から数日かかるため、
長期保存してほとんど取り出されないデータを保管するストレージとなります。
「Deep」なので深海にある氷河をイメージして、
長期保存するのに適しているが、氷河(データ)を引き上げるのに時間がかかるイメージ
で覚えています。
3.おわりに
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)
今回はGlacierについてまとめてみました。
次回も何かしら記事にしたいと思います♪
(:3_ヽ)_