1.はじめに
どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民こと、
新藏(にいくら)と申します♪
(/・ω・)/
実は自分は教育学部の出身なので、大学で多少心理学の勉強もしていました。
ふと、ABC理論という理論があるのを思い出し、エンジニアに応用ができそうと感じました。
そこで今回はABC理論について記事にしたいと思います!
若手の方や、悩みがある人、心理学に興味がある人の参考になれば幸いです
(*^^)v
2.ABC理論の前に・・・
2.1.「今、何をしていますか?」
では早速ABC理論、の前に1つお話をさせてください。
あなたは就活サイトの改修を行うプロジェクトリーダです。
先月から新卒のXさん、Yさん、Zさんがプロジェクトに参画し、
3人で1つの画面を作成する作業をお願いしました。
今日、あなたが出社すると新卒の3人も出社していたので、あなたは以下の質問しました。
「今、何をしていますか?」
すると以下の回答が返ってきました。
Xさん「言われた通り、私はプログラミングをしています。」
Yさん「私は就活サイトのGUIを作っています。大変ですが、評価してもらいたいので頑張ります。」
Zさん「私は就活生も採用担当者も幸せになるシステムを作っています。完成するのが楽しみです。」
ではここで質問です。
5年後、あなたは別プロジェクトのリーダを推薦することになりました。
Xさん、Yさん、Zさんの誰を推薦しますか?
2.2.Xさん、Yさん、Zさんの違い
・・・いかがだったでしょうか。
先ほどの質問はほとんどの方がZさんを選ぶと思います。
では、3人の違いを考えていきます。
Xさんは純粋に実施している作業を答えました。
Yさんは実施している作業で何が作れるかと、評価して欲しいことを答えました。
Zさんは実施している作業が最終的にもたらす結果を答えました。
3人の動機については以下となります。
Xさんは「特になし(言われたからやっている)」です。
Yさんは「評価してもらいたいから」です。
Zさんは「就活生と採用担当者を幸せにしたいから」です。
最後に、3人の5年後の姿を想像してみます。
Xさんは引き続き1メンバとして仕事をしています。
Yさんはプログラミングのスペシャリストとして仕事をしています。
Zさんはプロジェクトリーダとして仕事をしています。
さて、上記のまとめから、何が分かるのでしょうか?
3.ABC理論
いよいよ、本題のABC理論です!
3.1.ABC理論とは
ABC理論とは、結果がどのようにして起こるのかを
A:出来事、B:とらえ方 C:結果
の3段階に分けて考える理論のことです。
同じAという出来事が発生した時に、
B1、B2という2つのとらえ方をした場合、
B1からはC1 B2からはC2 という違う結果が生じる
というのがABC理論のポイントとなります。
実は2章のお話がABC理論の具体例となっているので、次節でまとめます。
ABC理論の「ABC」は以下の言葉の頭文字からとられています。
A → Activating event
B → Belief
C → Consequence
参考:https://swingroot.com/abc-theory/
3.2.前章のお話とABC理論
では、2章のお話とABC理論の関係性をまとめていきます。
A(出来事)としては「プログラミングをしている」が該当します。
B(とらえ方)としては動機が該当するため、以下となります。
Xさんは「特になし(言われたからやっている)」です。
Yさんは「評価してもらいたいから」です。
Zさんは「就活生と採用担当者を幸せにしたいから」です。
C(結果)としては5年後の姿が該当するため、以下となります。
Xさんは引き続き1メンバとして仕事をしています。
Yさんはプログラミングのスペシャリストとして仕事をしています。
Zさんはプロジェクトリーダとして仕事をしています。
プログラミングをしているという同じ出来事でも、
それぞれとらえ方(動機)は異なり、それにより結果(5年後の姿)も変わります。
4.伝えたいこと
ここまで長々と書いてきましたが、
最後に自分から伝えたいことを記載して結びとしたいと思います!
新人の頃や、悩んでいる時は
「怒られて辛い」とか「この作業は自分にとって意味があるのか」とか「全然できなくてどうしよう」
と考えることがあると思います。
そんな時にABC理論、特にB(とらえ方)によってC(結果)が変わるということを思い出し、
広い視野で考える、少し視点を変える、他の人に相談する等で別のとらえ方を探してみてください。
その後、とらえ方に対する結果も考え、自分で納得できる答えを見つけられると、
エンジニアライフや人生がより良くなると思います!
この記事が読者の方の助けになれば幸いです♪
5.おわりに
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)
実は今年、自分はOJTの担当者になったので、自戒の意味も込めて執筆しました。
OJT関連のこともどこかで記事にしたいと思うので、何卒よろしくお願いします♪
(:3_ヽ)_
一部の方はお気づきと思いますが、以下の「三人のレンガ職人」を参考にお話を作成しました。
https://tokyo.real-cocoon.com/16657-2/