1.はじめに
どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民です♪
(/・ω・)/
愛知県といえばトヨタ、トヨタといえば車、車といえば自動運転ということで、
ふと自動運転ではどのような技術が使われているのかが気になり、
前回は自動運転に使用されるAI技術の概要をまとめてみました。
そこで今回は現時点で使用された実績のある自動運転車・AI技術についてまとめてみたいと思います♪
車のIT技術について勉強中の方の参考になれば幸いです。
(*^^)v
※現時点 = 2022/7/7時点 です。
2.現時点の自動運転車
2.1.レジェンド
前回の記事でも紹介したホンダのレジェンドは、
2021年3月に世界初の高速道路における完全自動運転を実現した車です。
高額なLiDAR(図中の緑丸、ライダーセンサ)を5つ使用し、
値段は1100万円と高額ですが、コストよりも信頼性を優先する形で販売されました。
現在はリースのみ100台限定とのことです。
図:ホンダ レジェンドのセンサー配置 出典:Automotive media Response https://response.jp/article/2021/03/04/343661.html |
2.2.e-Palette(イーパレット)
自動運転車の例としてトヨタのe-Paletteもあります。
こちらはニュースで見た人もいると思いますが、東京オリンピックの選手村にて、選手用の巡回バスとして使用されました。
(一般の人への販売はしていません。)
図:e-Paletteの外見 出典:トヨタHP https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/29933339.html |
カメラやLiDARなどのセンサーを用いて周囲360°を常に監視し、
高精度3Dマップ情報を用いて低速自動運転を実現しています。
形状は前後対称の箱形をしており、内部はフラットな広い空間になっています。
これは車椅子の乗降に考慮したバリアフリー構造であるだけでなく、
移動式の宅配ロッカーやアパレルショップ等のサービスとして活用することが考えられています。
図:アパレルショップ仕様のe-Palette 出典:トヨタイムズHP https://toyotatimes.jp/toyota_news/115.html |
3.現時点でのAI技術
3.1.ライトの自動調光
運転だけでなく、ライトの調光も自動化が進んでいます。
ホンダでは、夜間走行時に状況に応じて照射範囲を自動で切り替える、
アダプティブドライビングビームが使われています。
図:夜間のアクティブドライビングビーム使用例 出典:ホンダHP https://www.honda.co.jp/tech/auto/safety/adb.html |
先行車や対向車がいない場合は、ハイビームを使用し、歩行者の早期発見をしたり道路形状を見やすくしたりしています。
カメラで先行車や対向車を検知した場合は、眩惑を軽減するためロービームに自動で調整されます。
夜間歩行者の交通死亡事故の9割はロービームのみ点灯中に発生しているため、
視認性向上により事故低減効果が期待されています。
3.2.車内システムの自動化
自動化は車内システムにも採用されています。
マツダは、2022年3月にドライバ・パーソナライズ・システムを搭載する新型SUVを発表しました。
これは、ドライバの目の位置を検知した上で体格を推定し、自動で最適なシートポジションに調整してくれます。
その他にハンドルやミラー、ディスプレイの位置も自動で変更されます。
図:ドライバ・パーソナライズ・システムのイメージ図 出典:マツダHP https://www.mazda.co.jp/beadriver/cockpit/drivingposition/01/ |
また、顔認証機能を用いて、ドライバの好みのシート位置、システムの音量、エアコン、周囲照明など
個人が設定した100以上の項目を自動で調整することが可能です。
ドライバにとって理想のドライビングポジションや運転環境を実現することで、
疲れにくく安全に運転を楽しむことができます。
4.おわりに
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)
今回も色々調べてみて、知らないことをたくさん知れたので非常に楽しかったです!
数十年後には自動運転も当たり前になっていると思うので、
その時までなんとか生きていこうと思いました。
次回は・・・未来の車とAI技術についてまとめてみたいと思います♪
(:3_ヽ)_