1.はじめに
どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民です♪
(/・ω・)/
愛知県といえばトヨタ、トヨタといえば車、車といえば自動運転ということで、
ふと自動運転ではどのような技術が使われているのかが気になり、
前回は2022/7/7時点の自動運転・AI技術についてまとめてみました。
そこで今回は未来の自動運転車・AI技術についてまとめてみたいと思います♪
車のIT技術について勉強中の方の参考になれば幸いです。
(*^^)v
2.拡張現実型ヘッドアップディスプレイ(AR HUD)
ヘッドアップディスプレイ(HUD)とは、既に実用化されている技術で、
車速や回転数等の情報をドライバの目線に入りやすい位置に映し出す装置のことです。
HUBは例えば、日産のスカイラインにて実用化されており、
常に前方を向いたまま、計器類に視線を落とすことなく運転をすることができるため、
安全運転・ドライバの負担軽減に繋がります。
図:スカイラインのHUB 出典:Response HP https://response.jp/article/2019/09/27/326977.html |
AR(Augmented Reality)表示ができるHUDによってHUDの情報表示エリアを拡大したものが、
拡張現実型ヘッドアップディスプレイ(AR HUD)です。
AR HUBは現在開発中の技術であり、
車速や回転数等だけでなく、目的地までのルートや歩行者の位置、前走車との距離など
重要な情報を実際の道路上に直接重ねて表示します。
図:AR HUDのイメージ画像 出典:goo HP https://autos.goo.ne.jp/news/350500/image.html?news_image_id=1635718 |
技術課題として、フロントガラスの内側・外側の屈折による二重像の発生、
明るい太陽光の下でも視認性に問題ないよう光源輝度の向上、
その他、消費電力の低減、冷却、搭載性などがあります。
光源輝度を向上させるには電力が必要となりますが、EV需要の増加に伴い、消費電力の低減も課題となっています。
AR HUDの実装により、ドライバの状況認識が向上し安全運転に貢献できると考えられています。
3.AIアシスタント
Google homeやAlexaなど、最近はAIアシスタントと会話をし、
家電を操作したり情報を検索したりすることが増えてきました。
(ちなみに、我が家には両方あります・・・(笑))
車内においても、AIアシスタントが実用化されています。
メルセデス・ベンツの車載AIアシスタントであるMBUX(Mercedes Benz User Experience)は、
音声で音楽の再生や目的地を指定、エアコンの設定変更を行うことができます。
(参考:MBUX ご利用ガイド 音声認識機能編 https://faq.mercedes-benz.co.jp/usr/file/attachment/Vj9iAotp1o1rDVy2.pdf?attachment_log=1&object_id=8200&object_type=faq&t=raw)
また、トヨタが現在開発中の車載AIアシスタントYUIは会話に加えて、
乗客の表情や動作から感情や眠気などの状態を推定し、
シートの温度や角度変更・音楽・車内イルミネーション・空調・フレグランスなどの
各種HMI(Human Machine Interface)を用いて働きかけることを目指しています。
図:YUI搭載の車、LQのイメージ 出典:トヨタHP https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/30063094.html |
このように、未来のAIはアシスタントの域を超えて同乗するコンパニオンのようになり、
会話をしながら車内をよりパーソナルな心地よい空間へと進化させると考えられています。
また、自動運転も音声で指示することができるようになると考えられています。
例えば、ドライバが急いでいるが、自動運転車はセンサーがブロックされているため追い越し操作を行わないという場面で、
「前方の白い車を追い越したら近道をして」と指示することができるようになります。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/techplus/article/20211223-2236326/)
4.おわりに
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)
今回も色々調べてみて、特に音声アシスタントの部分が興味深かったです。
今後、音声アシスタントは車に不可欠な装備になり、
お友達と会話するような気軽さで、車内環境はもちろん運転まで音声で操作できる日が来る気がしました・・・!
次回も何か気になることがあれば、記事にします♪
(:3_ヽ)_