1.はじめに
どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民こと、
新藏(にいくら)と申します♪
(/・ω・)/
先日、「Azure Tech Day」というイベントに参加してきました。
MicrosoftやAzureの最新情報や活用事例について知れるイベントで、非常に学びがありました。
その中で「Microsoft 365 Copilot」というサービスの紹介があり、
革命的と感じたので、今回はMicrosoft 365 Copilotについて記事にしたいと思います!
Copilotに興味がある方、Officeを使用している方の参考になれば幸いです。
(*^^)v
Copilotは「コパイロット」と読みます
2.Microsoft 365 Copilotとは
まず初めにMicrosoft 365 Copilotとは何かについてです。
Microsoft 365 Copilotとは、2023年3月にMicrosoftから発表されたサービスで、
2023年9月26日時点では正式リリースがされていません。
どのようなサービスなのか、ざっくり説明すると以下となります。
ChatGPT的なものとOfficeを連携させて、もっと仕事をしやすくするサービス
もう少し詳しく説明すると以下となります。
GPT-4をベースにした大規模言語モデルを各Officeアプリケーションに組み込み、
チャットで指示をすると指示に応じたアウトプットが生成され、
組織の生産性の向上や業務効率化を改善することができるサービス
参考URL
言葉だけだとあまりイメージが湧かない気がするので、
次の章でデモ動画を使用して説明したいと思います!
3.デモ動画のご紹介
本章ではMicrosoft 365 Copilotで何ができるか、
デモ動画を使用して説明したいと思います。
また、デモ動画は全て英語なので、日本語で補足します。
3.1.Copilot × PowerPoint
まずはPowerPointで何ができるかです。
動画はCopilotを使用してプレゼン資料を作成するという流れとなります。
動画内の時間、チャットで送信しているCopilotに対する要望、Copilotからの応答
は以下となります。
動画内の時間 | Copilotに対する要望 | Copilotからの応答 |
---|---|---|
0:18 | 添付したWordファイルを基にスライドを作成してほしい | スライドが作成される |
0:32 | サスティナブルな素材について、 コストに対するメリットが記載されたスライドを追加してほしい |
スライドが追加される |
0:42 | (スライドに文字が多いので) より視覚的に分かるようにしてほしい また、文字の情報は発表者ノートに記載してほしい |
スライドに画像が挿入される 発表者ノートが追加される |
0:47 | アニメーションを追加してほしい | アニメーションが追加される |
・・・ということで、チャット欄に要求を入れるだけで、スライドが作成されました!
私自身、PowerPointのスライド作成にはいつも悩まされているので、
Copilotのすごさを痛感できました。
3.2.Copilot × Excel
続きましてはExcelです。
Excelの内容は、1年間の業績に関するデータとなります。
動画は業績のデータをCopilotを使用して分析するという流れとなります。
動画内の時間 | Copilotに対する要望 | Copilotからの応答 |
---|---|---|
0:10 | 今期の業績を分析し、傾向を3つ、説明してほしい | 1.Proseware(プロスウェア社という企業) を除いた、すべて顧客の売上は増加傾向にある 2.製造コストは3Q増加したが、今期全体で見ると減少 3.先月の総売上高のほぼ半分を低割引商品が占めている |
0:19 | Prosewareの売上成長率についてブレイクダウンしてほしい | 左上にグラフや、 ProsewareのQ毎の売上成長率について表示される (前期の売上に対する、今期の売上の比較で、現状は101%で前期とほぼ同じ) |
0:28 | 売上が減少している部分が分かるようにしてほしい | 売り上げが少ない部分は赤セル 多い部分は緑セルになる |
0:38 | Reusable Containersの売上が4Qと同じの場合、 年間の売上はどうなるか教えてほしい |
新しい表が作成される -9%の部分が+6%となっている |
0:56 | 新しく作成された表の場合、売上成長率のグラフがどうなるかを教えてほしい | 新しいグラフが挿入される |
・・・ということで、Copilotがデータを分析してくれました!
表を作るだけでも手動だと中々大変なので、便利そうと感じました
3.3.Copilot × Outlook
続きましてはOutlookです。
設定としては1日お休みした後の朝、メールを確認しているところとなります。
動画内の時間 | Copilotに対する要望 | Copilotからの応答 |
---|---|---|
0:08 | - | Copilotが以下の3つのコンテンツをキャッチアップしている 1.明日実施される、全員参加のイベントに関する招待 2.Proswareの売上減少に関する会話 3.2023 年の財務結果に関するジェシーからの最新情報 |
0:16 | Start catchupをクリック | 該当のメールが1つ1つ表示される |
0:23 | - | Copilotによりメールのやり取りが要約されている 具体的にはProswareの売り上げが減少している件に関するメールで、 今後のアクションをどうしようか議論している |
0:30 | Reusable Containersが売れていないので、 10%割引をするのはどうかと提案したい 売り上げが回復した場合の資料も添付したい |
送信するメールの本文が表示される (まだメールは送信されていおらず、下書き段階) |
0:38 | 文章をより短くしたい | メールの本文が更新される |
0:48 | 送信ボタンを選択する | メールが送信される |
・・・ということで、メールの要約や下書きをCopilotが実施してくれます!
自分も意外とメールを打つのに時間がかかることがあるので、使ってみたいです♪
3.4.Copilot × Teams
最後に、Teamsです。
Teams会議に途中参加した場面となります。
動画内の時間 | Copilotに対する要望 | Copilotからの応答 |
---|---|---|
0:07 | ここまでの会議を要約してほしい | 要約が表示される |
0:18 | 在庫状況についてはどうなったのか教えてほしい | 在庫状況についての要約が表示される |
0:23 | 未解決の議題について教えてほしい | 未解決の議題が表示される |
・・・ということで、会議の流れをCopilotが教えてくれました!
自分も忙しいときは、15分遅れて参加してどんな感じか聞くことがあるので、
Copilotが代わりに教えてくれると助かると感じました!
4.Copilotに仕事を奪われる?
3章で色々なCopilotの使い方を見ると、Copilotに仕事を奪われるのでは?と感じる人もいると思います。
この点について、Microsoft的には
「仕事をするのはCopilotではなく人、Copilotは業務をする際のサポートツール」
という考えなので、あくまで仕事をするのは人ということです。
5.おわりに
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)
今回Azure Tech Dayにて、Copilotを知ることができて大変勉強になりました!
Copilot(やGoogleのDuet AI)で仕事が効率化されると、世界が大きく変わると感じたので、
正式リリース日が待ち遠しいです・・・♪
今回は上司の方がAzure Tech Dayへの参加を許可してくださったので、とても感謝しています
次回も何かしら記事にします!
(:3_ヽ)_