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【AWS】関数URLを利用して外部からLambda関数を呼び出す

Last updated at Posted at 2022-06-01

1.はじめに

どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民です♪
(/・ω・)/

2022年4月6日にLambda関数に「関数URL」という機能が追加されたようです。

一言でいうと、API Gatewayの設定なしで外部からLambda関数を呼べるみたいです!
そこで今回はLambda関数の関数URLの使い方を説明したいと思います♪
AWSについて勉強中の方の参考になれば幸いです。
(*^^)v

2.用語の説明

2.1.Lambdaとは

LambdaとはAWSのサービスの1つで、コードを書くだけで即実行ができるサービスのことです。
サーバの設定等が不要なため、便利です。

ただし、15分以上続けて実行することはできないため、
複雑なアプリケーションの場合はEC2やECRでの実行が必要となります。

3.前提条件

  • Lambda関数が作成済であること
  • Lambda関数を実行するIAMユーザが作成済であること
  • 上記IAMユーザに「lambda:InvokeFunctionUrl」の権限が付与されていること
  • 上記IAMユーザのアクセスキー・シークレットアクセスキーの情報を取得していること

4.関数URLを設定する

では早速、関数URLを設定してみます。

4.1.Lambdaの管理画面から「設定」を選択します。

010_設定を選択.png

4.2.「関数URL-新規」を選択し、「関数URL」を作成を選択します。

020_関数URLを作成.png

4.3.以下の表のとおりに設定し、「保存」を選択します。

項目 設定内容
認証タイプ NONE
オリジン間リソース共有(CORS)を設定 チェックあり
許可オリジン *
許可メソッド *
030_設定画面_001.png

4.4.URLが表示されるので、コピーします。

040_URLの確認.png

4.5.ブラウザを開き、コピーしたURLにアクセスします。
4.6.Lambdaからの戻り値が表示されます。

050_URLへ接続.png

※以下のLambdaを使用した場合の画像となります。

import json
import logging

#ロガーの生成
logger = logging.getLogger('log')
#デバッグレベルの設定
logger.setLevel(logging.INFO)

def lambda_handler(event, context):
    # TODO implement
    logger.info(json.dumps(event));
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': json.dumps('関数URLのテストです。',ensure_ascii=False)
    }

5.セキュリティ向上のため、IAMユーザの認証情報を使用して接続する

4節で外部からLambda関数を呼べることが分かりましたが、
そのままの設定では、URLを知っていれば、世界中の誰でもアクセスできるため、
IAMユーザの認証情報を使用して、外部からのアクセスを制限する方法について記載します。

5.1.関数URLの画面から「編集」を選択します。

060_編集を選択.png

5.2.認証タイプを「AWS_IAM」に変更し、「保存」を選択します。

070_認証方式を設定.png

5.3.ブラウザからアクセスするとエラーになります。

080_認証方式を変更後.png

5.4.コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
※(IAMユーザのアクセスキー)と(IAMユーザのシークレットアクセスキー)の間にある「:」を忘れないようにしてください。

curl -XPOST "(関数のURL)" -H "Content-Type: application/json" --aws-sigv4 "aws:amz:ap-northeast-1:lambda" --user "(IAMユーザのアクセスキー):(IAMユーザのシークレットアクセスキー)"

5.5.Lambdaからの戻り値が表示されます。
(IAMユーザの認証情報を利用して認証ができています)

090_コマンド実行後.png

6.おわりに

ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)

関数URLを使うことで、API Gatewayよりも簡単にLambda関数を呼び出すことができました!
ただ、POST・GETの場合に呼び出すLambdaを変えるということはできなさそうだったので、
その場合はAPI Gatewayが活躍するのかなと感じました。

AWSは今後もアップデートされるので、何か気づいたら記事にします♪
(:3_ヽ)_

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