まえがき
AIエージェントが流行っているけど何から触ってみようかな?
Claude Codeは有料だしなぁ
と考えているところにGemini CLIが発表されたので使ってみました。
https://cloud.google.com/blog/ja/topics/developers-practitioners/introducing-gemini-cli
基本料無料なのは良いですね。
毎分 60 回モデル リクエスト、1日あたり1,000 回のリクエストを無料で提供します。
これでどの程度のことが出来るのかわかりませんが、ちょこっと触る程度には問題ないかなと思います。
セットアップの方法をまとめようと思います。
環境
OS: Windows11(WSL2 Ubuntu 20.04)
インストール
基本的にこちらの手順を実行しただけです。
Node.jsのインストール
Prerequisites: Ensure you have Node.js version 18 or higher installed.
と書かれているのでNode.jsをインストールします。
$ sudo apt install nodejs npm
バージョンを確認すると以下のようになっていました
$ node -v
v10.19.0
最低条件を満たせてないので、nodeをアップデートします。
$ sudo npm install -g n
$ sudo n lts
(WSL2を再起動)
$ node -v
v22.17.0
これで最新になりました。
Gemini CLIのインストール
$ sudo npm install -g @google/gemini-cli
Gemini CLIの実行
$ gemini
とすると以下の画面がコンソール上に表示されます。
好きなカラーテーマを選びます
次にこのような画面が表示されます。
"Login with Google"を選択するとブラウザでログイン画面が表示されるので、指示に従ってログインします。
ログインすると以下の画面になりGemini CLIが起動します。
使ってみる
ファイル生成
試しに、「吾輩は猫である」の冒頭が描かれたテキストファイルを作ってもらいます。
途中でファイルを作成してよいかなど判断を仰がれるので、Enterキーを押して実行を許可します。
どんな操作をするのか確認しながら進められるのはいいですね。
ちゃんとファイルが作成されました。
スクリプト作成
スクリプトを作成して実行しましたが、上手く動作しなかったようです。
代替案の提案とスクリプトの修正をしてくれました。
僕は急いでOpenWeatherMapのAPIを取得しに行きます。
スクリプトを修正したからAPIを環境変数に設定してスクリプトを実行してねと言って去っていきました。
ただしCityIDが東京になっているようなので直してもらいます。
IDを指定したのですが、自ら調べて本当にそれが正しいのか確認してくれています。
結果、僕が調べたIDは間違っていたようです。指摘してくれてありがとう。
おわりに
本記事では
- Gemini CLIのインストール
- Gemini CLIを使った簡単なスクリプト作成
についてまとめました
初めてAIエージェントを使ってみましたが、優秀な部下を雇っているような、一人でペアプロをしているような感じで面白かったです。
人間の指示を鵜吞みにせず自ら情報が正しいか調べてくれるのは驚きでした。
確かにただコードが書けるだけプログラマーは立場が危ぶまれますね...
AIエージェントとどのように付き合っていくか考えていきたいです。
参考文献