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新卒社員のAzure体験記

Last updated at Posted at 2023-10-31

新卒で入社して半年ちょっと、先輩におんぶに抱っこな一年生です。
最近ではクラウドに関する業務を少しずつ任されるようになりました。

クラウドの存在は入社時の研修や何となく始めたITパスポートの勉強の中で知りましたが、
流行りのアニメを少しブームが去ってからから見るような私は、クラウドの話を少し遠い存在、他人事のように聞いていました。

クラウドを触るきっかけ

クラウドを触る勇気がなかなか出なかった私ですが、ある日業務でAzureの環境を初めてまじまじと見ることになりました。

パッと見たときの感想は「なんじゃこりゃ」でしたが、Azureの環境を構成する要素をひとつひとつ見てみると、意外と馴染みのある機能を持つものばかりでした。

仮想マシンやSQLサーバーなど、研修や学生時代にかじったものを沢山Azureポータルで見ることで、少しクラウドに対しての苦手意識のようなものが無くなってきた頃、「AzureVM(仮想マシン)を自分で作ってみよう」 といった内容の研修に参加する機会がありました。

触ってみた感想

研修で初めてVMを作ってみてまず思ったのは、「めっちゃ簡単に作れるじゃん!」 でした。
クラウドの強みなので当たり前といえば当たり前ですが、これは大きな衝撃でした。

プライベートで一度自作PCを組んだことがありますが、どれだどれだと悩みながら配線したり、折れないかとハラハラしながらメモリを挿したりと、大変で怖い作業ばかりでした。
箱と部品で部屋が埋まり、何時間も格闘していた思い出があります。

そんな大変な作業もなく、自分がスペックを指定したVMが 数分 で生まれました。

VMを作成したら、あとはリモートデスクトップで接続するだけ。 まっさらなデスクトップが現れました。すごい。

そのまますぐに教える側に?

研修で仮想マシンを作って感動していたその後、先輩から 「次のAzure勉強会の資料作成をしてほしい」 という依頼をいただきました。

研修資料を作るには、研修の内容をまず理解できていないといけません。

「私はまだ習う側では?」 と思いつつ、あーでもないこーでもないと試行錯誤して何とか資料を完成させました。

このときあれこれ試しながらリソースを作っては消し作っては消し...を繰り返したおかげで、だんだんとポータルの操作に慣れていくことができました。

「AZ-900」にも挑戦

その他の業務でもちょこちょこAzureを触りつつ、研修資料作成に取り組み、いろんなリソースを作って壊してを繰り返しているうちに、いつの間にかAzureポータルをある程度自由に行き来できるようになってきた頃、
先輩の勧めでMicrosoft社の認定試験 「AZ-900」を受けることになりました。

AZ-900はクラウドとAzureの基礎知識を認定する試験なので、力試しのつもりで。

結果はなんと一発合格!

「実務ではこうだったな」でわかる問題が沢山あり、Azure環境とにらめっこしていた経験が役立ちました。

Azureをしばらく触ってみた感想

Azureを触って色々試す環境を会社から貸していただいているので、しばらく触ってみて思ったことをまとめてみました。

「ちょっと作ってみる」し放題

軽く作ってみて、違ったら消す。 これがすごく簡単。

「こんな感じでいいかな?」
「あれ、なんか違うな。」
「よし、消そう。」

ここまで無料~数百円でできます。
オンプレミスで構築しようとしてコンピュータ/パーツを間違えて買った場合、返品作業があったり、最悪使えないパーツが手元に残り、お金もごっそり減ります。

構築作業が楽

新しくコンピュータを用意し、サーバを建ててWebアプリを構築するとします。

1から始めようとすると、

  • 必要な性能を決める
  • 性能に合ったサーバ/パーツを買う
  • サーバを組み立てる・配置する
  • コンピュータのセットアップを行う
  • 実行環境を構築する
  • Webアプリを配置する

ざっくりこんなにやることがあります。

でもAzureで1から始めようとすると、

  • 必要な性能を決める
  • Azureポータルで環境と性能を指定したAppServicePlan, AppServiceを作成
  • Webアプリを配置する

これだけ。肉体的に大変な組み立て・配置作業、時間のかかるコンピュータそのもののセットアップの必要がありません。

モノを気にしなくていいって素晴らしい!

新しくサーバを買って置こうと思ったら、どんなに小さく見積もってもラズパイ(文庫本ぐらいのコンピュータ)の場所はとります。

新しく挿すためのコンセントも要ります。

邪魔にならないように・ホコリまみれにならないように置く場所を工夫したり、定期的に掃除も必要でしょう。

クラウドなら場所の確保は要りません。掃除も要りません。物理的な管理はクラウドベンダがやってくれます。

おわりに

触る前からもちろんわかりきっていたことですが、クラウドは便利でした。
プライベートでもクラウドで遊んでみようかと思うほど。

まだまだ薄い感想かとは思いますが、Azureを触る機会を得ることができてとても良かったと思います。

P.S.

友達がパソコン買ったらAzureでマイクラサーバー建てたい。

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