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Power Automate Desktopでメールを一括送信するフロー

Last updated at Posted at 2022-09-22

Power Automate Desktopを使用して「メール一括送信」

大量にメールを送信する必要があるが、有料ツールを使うほどでもないな・・・とお考えの際に使用できます。

フロー概要

担当Aさんが、異なった職種を希望する複数の派遣スタッフさんにメールを送ります。
image.png

事前準備

フローを作成する前に、送信対象リストとメールテンプレートを用意しましょう。

送信対象リスト

今回はExcelでメール送信する対象者リストを作成します。
氏名
カナ
メールアドレス
テンプレート
image.png

メールテンプレート

送信対象リストのテンプレートに記述された、テンプレートを作成します。
● プログラマー希望.txt
image.png

● 事務職.txt
image.png

アプリパスワード発行

今回、Gmailから送信しますが、2022年5月30日以降Googleアカウントセキュリティ強化によりアプリパスワードを使用する必要があります。
https://support.google.com/mail/answer/185833?hl=ja

フローの作成

Excel の起動

”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
【全般】
Excelの起動:次のドキュメントを開く
ドキュメントパス:送信対象リストのパスを指定
インスタンスを表示する:ON
読み取り専用として開く:OFF
【詳細】
※変更なし
【生成された変数】
ExcelInstance
image.png

Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得

”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
【全般】
Excelインスタンス:%ExcelInstance%
【生成された変数】
FirstFreeColumn
FirstFreeRow
image.png

Excel ワークシートから読み取り

”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
【全般】
Excelインスタンス:%ExcelInstance%
取得:セル範囲の値
先頭列:1
先頭行:1
最終列:%FirstFreeColumn – 1%
最終行:%FirstFreeRow – 1%
【詳細】
セルの内容をテキストとして取得:OFF
範囲の最初の行に列名が含まれています:ON
【生成された変数】
sendList
image.png

現在の日時を取得します

”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
【全般】
取得:現在の日時
タイムゾーン:システムタイムゾーン
【生成された変数】
CurrentDateTime
image.png

変数の設定

変数:thisMonth
値:%CurrentDateTime.Month%
image.png

変数の設定

変数:newColum
値:5
image.png

変数の設定

変数:newRow
値:2
image.png

以下のように表示されているとOKです!
image.png

For each

”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
反復処理を行う値:%sendList%
保存先:CurrentItem
image.png

※以下は1~5はFor each内に設定します。

  1. 変数の設定
    変数:plan
    値:%CurrentItem[‘テンプレート’]%

  2. ファイルからテキストを読み取ります
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【全般】
    ファイル パス:メールテンプレートのファイルパスを指定
    ※最後に%plan%.txtとしましょう。
    内容の保存方法:単一のテキスト値
    エンコード:UTF-8
    【生成された変数】
    template
    image.png

  3. テキストを置換する
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【全般】
    解析するテキスト:%template%
    検索するテキスト:#NAME#
    検索と置換に正規表現を使う:OFF
    大文字と小文字を区別しない:OFF
    置き換え先のテキスト:%CurrentItem[‘氏名’]%
    エスケープ シーケンスをアクティブ化:OFF
    【生成された変数】
    template
    image.png

  4. テキストを置換する
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【全般】
    解析するテキスト:%template%
    検索するテキスト:#MONTH#
    検索と置換に正規表現を使う:OFF
    大文字と小文字を区別しない:OFF
    置き換え先のテキスト:%thisMonth%
    エスケープシーケンスをアクティブ化:OFF
    【生成された変数】
    template

  5. メールの送信
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【SMTPサーバー】
    SMTPサーバー :smtp.gmail.com
    サーバーポート :465
    SSL有効 :ON
    SMTPサーバーには認証が必要 :ON
    ユーザー名:送信元メールアドレス
    パスワード :アプリパスワード
    信頼されていない証明書を受け入れます:ON
    【全般】
    送信元 :送信元メールアドレス
    送信者の表示名:○○○株式会社
    送信先 :%CurrentItem[‘メールアカウント’]%
    CC :未入力
    BCC :未入力
    件名 :%thisMonth%月の案件情報
    本文:%template%
    本文はHTML:OFF
    添付ファイル:未入力
    image.png
    image.png
    ※メールアドレスの誤り等、メール送信できない場合に、エラー発生時についての処理も必要ですが、今回は割愛させて頂きます。
    以下のように表示されているとOKです!
    image.png

  6. Excelを閉じる
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【全般】
    Excelインスタンス:%ExcelInstance%
    Excelを閉じる前:ドキュメントを保存しない
    image.png

  7. メッセージを表示
    ”パラメーターの選択”の各項目について、それぞれ設定して保存ボタンを押下しましょう。
    【全般】
    メッセージ ボックスのタイトル:メール送信
    表示するメッセージ:OK
    メッセージ ボックス アイコン:いいえ
    メッセージ ボックス ボタン:OK
    既定のボタン:最初のボタン
    メッセージ ボックスを常に手前に表示する:OFF
    メッセージ ボックスを自動的に閉じる:OFF
    【生成された変数】
    ButtonPressed

以下のように表示されているとOKです!
image.png

実行

実行ボタンを押しましょう
メールが送られていることを確認ください!

おわり

以上でメールを一括送信するフローのご紹介終了となります。
ぜひ、試していただき、皆様の業務改善に繋がると嬉しいです!

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