背景
以前バイクのバッテリあがりが気になり、暗電流の測定をしました。
その時、エンジンかかる時と、かからない時って何が違うんだろう?と疑問に思いました。
バッテリが古くなると、明らかにエンジンかけるときの振る舞いが変わってきます。
なら、電圧・電流を測ってみるかと思い立ちました。
結果
測定開始から3秒付近でイグニッションオン。セル回したら110Aに達しています。この時、電圧が約12Vから約7Vに。 その後、約4Vまで落ちてます。
数回セル回しましたが、エンジンかからず。
計測環境
Pythonコードと計測結果(csvファイル)はこちら
主な使用機器
# | 品名 | 補足 |
---|---|---|
1 | バイク | CB1300 15年ぐらい乗ってます |
2 | ラズパイPico | 電圧・電流計測用 |
3 | EEPROM | 秋月電子通商さん 24FC1025-I/P |
4 | 電流センサ | Strawberry Linuxさん INA226iso-250 |
5 | ラズパイ5 | ログ解析用。技適未取得機器を用いた実験等の特例制度申請済み。 |
設計
所感
もう少しでエンジンかかりそうだが、バッテリが大電流を供給しきれず、電圧も落ちて「はい終了」って感じかな。
あとがき
今回作った装置で今まで見れなかった電流が計測できるようになりました。
車のバッテリだとエンジンかかったので、バッテリ交換が必要と判断し、Amazonでポチりました。
バッテリが届いたら、新旧バッテリと車のバッテリの3種類で波形取って比較してみようと思います。
おまけ
バッテリを充電するときも測ってみました
縦軸が電圧[V](青)・電流[A](灰色)です。横軸が時間[ms]です。
突入電流を抑える工夫があるようです。また、 間欠的な制御はサルフェーション除去をしているようにみえます。
古い充電器なのですが、すごい。