0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Yoomで実現!CalendlyとDiscordをノーコード連携して予定通知を自動化する方法

Posted at

この記事は

をqiitaの読者向けにYoomの中の人に許可をとって書き換えたものです。

Yoomで実現!CalendlyとDiscordをノーコード連携して予定通知を自動化する方法

皆さんは、日々のスケジュール管理やチームへの情報共有、どうしていますか?
特に、Calendly で調整した予定を Discord で共有する際、「手動での通知が面倒...」「通知漏れが心配...」といった課題を感じている方もいるのではないでしょうか。
Webマーケターの方ならクライアントとの打ち合わせ、ITエンジニアの方ならチームミーティング、事業担当者の方なら営業アポなど、様々な場面でスケジュール調整と共有は発生しますよね。

この記事では、そんな悩みを解決するノーコード自動化ツール「Yoom」 を使って、Calendlyで作成された新しい予定をDiscordに自動で通知する方法を、具体的な手順を交えて解説します。

プログラミングの知識は一切不要!技術的な知識に関心のある方、Webマーケター、ITエンジニア、事業担当者など、業務効率化を目指すすべての方におすすめの内容です。

こんな課題を解決します

  • スケジュール管理の手間: Calendlyの予定をDiscordに手動でコピペ・通知するのが面倒...
  • 通知漏れ・遅延: チームメンバーや関係者への予定共有が遅れたり、漏れたりすることがある...
  • 情報分散: CalendlyとDiscordで情報が分かれてしまい、確認が手間...
  • 顧客対応の遅れ: 顧客との打ち合わせ予定の共有に時間がかかり、対応が遅れがち...

もし一つでも当てはまるなら、この記事がきっと役立つはずです!

Yoomを使えばノーコードで実現可能!

今回ご紹介する方法では、iPaaS(Integration Platform as a Service) の一種である 「Yoom」 を利用します。

Yoomとは?

Yoomは、様々なSaaSアプリケーション(Calendly, Discord, Slack, Google Workspace, kintoneなど)やデータベースを連携させ、コーディング不要で業務プロセスを自動化できる国産ツールです。
API連携は通常エンジニアの知識が必要ですが、Yoomを使えば、直感的なUIで誰でも簡単にアプリ連携・自動化フロー(Yoomではフローボットと呼びます)を作成できます。

Yoomについて詳しく知りたい方はこちら(30秒で無料登録!)

今回作成する自動化フロー

「Calendlyで予定が登録されたら、その情報をDiscordの指定チャンネルに自動通知する」

このフローをYoomで構築していきます。Yoomには豊富なテンプレートが用意されており、今回はこのテンプレートを使って、誰でもすぐに始められるように解説します。

▼今回利用するテンプレート

設定手順:CalendlyとDiscordを連携させる

それでは、具体的な設定手順を見ていきましょう。

事前準備

  1. Yoomアカウント作成: まだの方は、Yoom公式サイト から無料でアカウントを作成してください。
  2. Discord Botトークン取得: Discordへの通知にはBotトークンが必要です。Discord Developer Portal でBotを作成し、トークンを取得しておきましょう。手順詳細はYoomヘルプセンターも参考にしてください。(BotをDiscordサーバーに追加しておくことも忘れずに!)

ステップ1:CalendlyとDiscordをYoomに接続 (マイアプリ連携)

最初に、YoomからCalendlyとDiscordのAPIを利用できるように、アカウント接続設定(マイアプリ連携)を行います。

  1. Yoomにログインし、左メニューの「マイアプリ」>「新規接続」をクリックします。

    Yoom公式ブログより参照
  2. アプリ一覧が表示されるので、検索窓で「Calendly」と「Discord」をそれぞれ検索し、接続設定を行います。

    Yoom公式ブログより参照
    • Calendly: 画面の指示に従い、お使いのCalendlyアカウントでログイン(OAuth認証)します。

      Yoom公式ブログより参照
    • Discord: アカウント名(Yoom上での表示名、任意)と、事前準備で取得したBotトークンを入力し、「追加」をクリックします。

      Yoom公式ブログより参照
  3. マイアプリ一覧にCalendlyとDiscordのアイコンが表示されれば接続完了です。これでYoomから各アプリを操作する準備が整いました。

ステップ2:テンプレートを使ってフローボットを作成

次に、自動化の設計図となるフローボットを作成します。今回は便利なテンプレートを利用しましょう。

▼テンプレートを開く

  1. テンプレートページで「このテンプレートを試す」をクリックします。

    Yoom公式ブログより参照
  2. 確認ダイアログで「OK」をクリックすると、テンプレートが自分のプロジェクト(フローボットの保存場所)にコピーされます。

    Yoom公式ブログより参照
    フローボット編集画面が表示されます。これが自動化処理の流れを示しています。

    Yoom公式ブログより参照
    タイトルや説明は自由に変更可能です。右側に「!」マークが付いている項目(トリガーとアクション)の設定が必要なので、上から順番に進めていきましょう。

    Yoom公式ブログより参照

ステップ3:トリガーを設定 (Calendly: 予定が登録されたら)

トリガーとは、自動化フローを開始するきっかけとなるイベントのことです。今回は「Calendlyで新しい予定が登録されること」がトリガーになります。

  1. フローボット編集画面で、一番上の「アプリトリガー 予定が登録されたら」をクリックします。

    Yoom公式ブログより参照
  2. イベント選択: トリガーとなるイベントを選択します。今回は「予定が登録されたら (invitee.created)」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。(Calendlyでは他にも「予定がキャンセルされたら」などをトリガーに設定可能です)

    Yoom公式ブログより参照
  3. アカウント選択・設定:
    • 連携するCalendlyアカウント(ステップ1で接続したもの)を選択します。
    • 組織URI: Calendlyアカウントの組織URIを入力または選択します。(マイアプリ連携が済んでいれば候補が表示されます)

      Yoom公式ブログより参照
    • 入力後、「テスト」をクリックします。接続に問題がなければ成功と表示されるので、「次へ」をクリックします。

      Yoom公式ブログより参照
  4. テスト実行(データ取得):
    • このステップでは、実際にトリガーイベントが発生した際にどのようなデータが取得できるかを確認します。
    • 実際にCalendlyでテスト用の予定を作成してください。
    • Yoom画面に戻り、「テスト」をクリックします。成功すれば、作成した予定の情報(イベント名、日時、参加者名、メールアドレスなど)が取得できているはずです。この取得したデータが、後続のアクション(Discordへの通知)で利用可能になります。
    • 内容を確認し、「保存する」をクリックします。

      Yoom公式ブログより参照

ステップ4:アクションを設定 (Discord: メッセージを送信)

アクションとは、トリガーによって開始されたフローボットが実行する具体的な操作のことです。今回は「取得したCalendlyの予定情報をDiscordに通知する」がアクションになります。

  1. フローボット編集画面に戻り、2番目の「アプリと連携する メッセージを送信」をクリックします。

    Yoom公式ブログより参照
  2. アクション選択: 実行するアクションを選択します。今回は「メッセージを送信」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。(Discordでは他にもチャンネル作成、ロール付与などのアクションが可能です)

    Yoom公式ブログより参照
  3. アカウント選択・設定:
    • 連携するDiscordアカウント(ステップ1で接続したBot)を選択します。
    • チャンネルID (必須): 通知を送信したいDiscordチャンネルのIDを入力します。(チャンネルIDの取得方法はこちらなどを参照)
    • メッセージ (必須): ここが通知内容のカスタマイズポイントです!通知したいメッセージ内容を作成します。
      重要なのは、ステップ3(トリガー)で取得したCalendlyの情報を動的に埋め込める点です。
      入力欄右側の + ボタンをクリックするか、{{ と入力すると、トリガーで取得したデータ(アウトプット情報)の一覧が表示されます。ここから「予定名」「開始日時」「参加者名」「参加者メールアドレス」などを選択して、メッセージ内に挿入します。
      例えば、以下のように設定できます。
      【新規予定登録】
      イベント名: {{イベント名}}
      日時: {{開始日時}} - {{終了日時}}
      参加者: {{参加者名}} ({{参加者メールアドレス}})
      詳細はこちら: {{イベントURI}}
      

      Yoom公式ブログより参照

      Yoom公式ブログより参照

      Yoom公式ブログより参照
    • メッセージ内容が決まったら「保存」をクリックします。

これで、**【Calendlyで予定が登録されたらDiscordに通知する】**フローボットの設定は完了です!

ステップ5: テストと有効化 (フローボットの起動)

最後に、作成したフローボットが正しく動作するかテストし、問題なければ有効化(=実際に稼働させる)します。

  1. フローボット編集画面右上の「テスト実行」をクリックします。
    • トリガー(ステップ3)のテストで取得したデータを使って、アクション(ステップ4)が実行されます。
    • 設定したDiscordチャンネルに、テストデータに基づいた通知が送信されるはずです。内容が意図通りか確認しましょう。
  2. テストで問題がなければ、画面上部にあるトグルスイッチ「トリガーをON」をクリックして有効化します。

    Yoom公式ブログより参照

これで設定はすべて完了です!今後、Calendlyで新しい予定が登録されるたびに、自動で指定したDiscordチャンネルに通知が送信されるようになります。お疲れ様でした!

CalendlyとDiscord連携のメリット再確認

この連携によって、具体的にどのようなメリットがあるか、改めて整理してみましょう。

  • メリット1: スケジュール管理の劇的な効率化
    • 手動通知の手間ゼロ: Calendlyの予定をDiscordにコピペする作業から解放されます。
    • リアルタイム共有: 予定が入ると即座にDiscordに通知が飛ぶため、チームメンバーは常に最新情報を把握できます。
    • リマインダー効果: Discord通知が会議やイベントのリマインダーとしても機能し、参加漏れを防ぎます。
  • メリット2: 正確な情報共有とミスの削減
    • 転記ミス防止: Calendlyの情報をそのまま自動通知するため、手作業による入力ミスや情報の齟齬がなくなります。
    • 変更点の迅速な伝達: 日程変更などもリアルタイムに共有され、参加者間の認識のズレを防ぎます。
    • 確実な情報伝達: 特定チャンネルへの通知で、関係者に漏れなく情報を届けられます。
  • メリット3: 情報の一元管理と業務の透明化
    • 情報集約: スケジュールに関する情報がDiscordの特定チャンネルに集約され、確認が容易になります。「あの予定どこで見たっけ?」がなくなります。
    • コンテキスト維持: Discord上でそのまま予定に関する議論や確認ができるため、関連情報もまとめて管理できます。
    • 業務効率向上: 複数のツールを行き来する手間がなくなり、他のコア業務に集中できます。

さらに広がる!Yoomを使った自動化テンプレート例

Yoomの魅力は、今回紹介した連携以外にも、アイデア次第で様々な業務を自動化できる点です。Yoomにはすぐに使えるテンプレートが多数用意されています。いくつか関連するテンプレートをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

Calendly関連の自動化例

  • Calendlyで予定がキャンセルされたらDiscordに通知
    • キャンセル情報をリアルタイムでチームに共有し、迅速な対応や代替スケジュールの調整を可能にします。

  • Calendlyで予定が登録されたらGoogle Chatに通知
    • Google Workspaceをメインで利用しているチーム向けの連携です。

  • Calendlyで予定が登録されたらkintoneにレコードを登録
    • 顧客情報や商談履歴をkintoneで管理している場合に非常に便利。手入力の手間とミスを削減し、CRM連携を強化します。

  • Calendlyに予定が登録されたら、Gmailで自動的に資料を送付
    • 打ち合わせ前に必要な資料(会社案内、アジェンダ等)を自動送信。参加者への事前準備を促し、スムーズな会議進行と顧客満足度向上に貢献します。

Discord関連の自動化例

  • Discordに投稿された内容を、Microsoft Excel (またはGoogle Sheets) に転記
    • Discordでの議論、アンケート結果、日報などを自動でスプレッドシートに記録。議事録作成や情報整理・分析を効率化します。

  • Discordで特定のメッセージを受信したらGoogleカレンダーで予定を更新
    • Discordでの日程調整メッセージ(例:「〇月〇日 14時 Zoom MTG」)を検知し、Googleカレンダーへ自動で予定登録。

  • OneDrive (またはGoogle Drive) でファイルが更新されたらDiscordに通知
    • 共有フォルダ内のファイル更新情報をDiscordに自動通知。チームでのファイル共同編集やレビューをスムーズにします。

まとめ

今回は、ノーコード自動化ツール「Yoom」を使って CalendlyとDiscordを連携し、スケジュール通知を自動化する方法をステップバイステップで解説しました。

この連携を実現することで、

  • 面倒な手作業からの解放
  • 迅速かつ正確な情報共有
  • チーム全体のコミュニケーション円滑化と生産性向上
    といった、多くのメリットが得られます。

Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても、今回のような連携をはじめ、驚くほど簡単に日々の様々な業務を自動化できます。

ぜひこの記事を参考に、まずはCalendlyとDiscordの連携から試してみて、その効果を実感してください!あなたの業務がもっと楽になるヒントが、Yoomにはきっと見つかるはずです。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?