SAAの過去問で毎回どのボリュームタイプを選択すればよいか分からなくなるため、まとめました。
#EBSのボリュームタイプ
・大きく分けて、SSDタイプとHDDタイプの2種類
SSD・・I/O負荷の高いデータベース処理等で頻繁な読み取り/書き込み操作を含む場合に使用。性能指標はIOPS(1秒あたりに処理できるI/Oアクセスの数)
HDD・・ログ分析や大容量のファイルデータを保存する処理で使用。性能指標はスループット(単位時間あたりの処理能力 (=MB/秒))
##汎用SSD
・EC2インスタンスを作成する際のデフォルトのボリュームタイプ
(AWSSAA過去問で正解として選ぶこと少ない気がする。。)
##プロビジョンド IOPS SSD
・EBSの中で最も高性能なボリュームタイプ
・RDSやEC2インスタンスでデータベースサーバを構成する場合等、高いIOP性能が求められる場合に使用
(AWSSAA過去問ではこれかスループット最適化HDDが正解になることが多い気がする。。)
##スループット最適化HDD
・高いスループットを必要とするアクセス頻度の高いワークロード向けのボリュームタイプ
・ログ分析、バッチ処理のインプットファイル等、大容量ファイルを高速に読み取る場合に使用
##ColdHDD
・最も低コストなボリュームタイプ
・アクセス頻度が低いデータの保存に使用
##ボリュームタイプの比較
ざっくりまとめるとこんな感じ
汎用SSD | プロピジョンドIOP SSD | スループット最適化HDD | ColdHDD | |
---|---|---|---|---|
ユースケース | EC2のブートボリューム、テストや開発環境 | I/O負荷の高いデータベースのデータ領域 | ビッグデータ、データウェアハウス、ログ処理 | アクセス頻度が低いデータのアーカイブ |
ボリュームサイズ | 1GB~16TB | 4GB~16TB | 500GB~16TB | 500GB~16TB |
最大IOPS/ボリューム | 10,000 | 64,000 | 500 | 500 |
最大スループット/ボリューム | 160MB/秒 | 1000MB/秒 | 500MB/秒 | 250MB/秒 |
##参考
AWS公式サイト Amazon EBS ボリュームの種類