はじめに
はじめまして。スリーシェイクでSRE事業をしているSreake事業部のATSです。
私たちの部署では、お客様にSREのコンサルティング支援をしていますが、SRE事業をしていると、よく「信頼性」について語ることが多いです。
今回は私たちがよく話している「信頼性」ってもっと色々な所で活用できるんじゃないか、と思いつきました。
年末なので軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです
SRE = Site Reliability Engineering
Googleさんの内部で2004年頃から出てきた言葉なので、「サイト」という言葉を使っていますが、今は様々な「プロダクト」が対象となっています。
「SREとはプロダクトの信頼性をエンジニアリングで高めていくために考え抜かれたメソッドです」、と説明することが多いです。
CRE = Customer Reliability Engineering
Googleさんが2016年頃に出した言葉で、お客様に対してSREの考え方を適用したものになります。
引用:https://cloudplatform-jp.googleblog.com/2016/10/google-cre.html
DBRE = Data Base Reliability Engineering
もう定義は不要かと思いますが、DBの信頼性をエンジニアリングで・・・以下略
そろそろこの言葉を聞くと、「うん?他にもSREの考え方を適用したらどうなるかな」と思った人もいるかと思います。
さて、何の信頼性をエンジニアリングで高めていきましょうか。
HR + RE = Human Resource Reliability Engineering
エンジニアリングによって、採用や育成の信頼性を高めてみる、という造語です。
やはり最初は可視化・自動化かな、と思います。
SREでもまず最初のターゲットとしては、システム全体の可視化とToilを無くす自動化から始めます。
採用や育成においても、様々なデータの可視化や無駄を無くすことから始める感じです。
エンジニアがいれば、この辺りは比較的情報取得や自動化は実現できそうです。
可視化や自動化が進みました。次は継続的に改善してくことかと思います。
SREでいうと、インフラコード化、CI/CD導入、SLI/SLOの定義などが当たるかと思います。
採用や育成でコードは出てこないと思いますが、共通フォーマットで誰が何をやっても同じ結果になるものを作っておくというのは大事かも知れません。
採用や育成の指標を決めて、それを逸脱するような場合にはすぐにアラートが出るようにしましょう。
あら、、、
人事部長が経営層に対して「採用うまく行っている」と報告している横から、面接中にNGワードを出したAさんのアラートが出ましたよ・・・
Health+ RE = Health Reliability Engineering
エンジニアリングによって、健康の信頼性を高めてみる、という造語です。
こちらも最初は可視化・自動化ですね。
健康の可視化だと、今はスマートウォッチなどで24時間体の状態を測定可能ですね。進んでいます。
自動化はどうでしょう。定期的に体重計に乗ったり、血圧を測ったり、人間ドックにいったり、薬を飲んだり・・・。Toilがたくさんあります。
スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどに行く時に、簡易的に自動的に検査ができれば、かなりのToil削減になりますね。
健康の指標を決めて、それを逸脱する場合はアラートを出す、というのは健康に興味がない人からすると雑音になります。
なので、エンジニアリングを使って、健康の指標の基準を満たさないので、コンビニで甘いものを購入する時に、スマホ決済をできないようにしました・・・。
F+ RE = Family Reliability Engineering
エンジニアリングによって、家族の信頼性を高めてみる、という造語です。
もうすぐ年末ですね。
みなさまぜひ、家族の信頼性を高めてくださいね。
働きすぎはよくないですよ。