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Linuxの権限と8進数、なんで775とか600とかって言うの?

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「ここは775にしといて」「ここは750でしょ」とか
理工系出身者なら高校・大学で親しみがあるからスッと理解できるけど、
そうじゃないと最初はわけがわからない。

というわけで解説。頭の中でイメージできるようにするのが目的。

■権限と8進数
-rwxr-x---
・・・読み上げると750になる。でもなんで?

読み方
r・・・Read、数字で4、読み取り権限
w・・・Write、数字で2、書き込み権限
x・・・eXecute、数字で1、実行権限

2進数に直すと
4(r)・・・2進数で100
2(w)・・・2進数で010
1(x)・・・2進数で001

つまり
7(rwx)・・・2進数で111
6(rw-)・・・2進数で110
5(r-x)・・・2進数で101
※3は権限としておかしいので除外

だから?
どこにフラグが立っているかを2進数で表している。
それを8進数で読むと7とか6とか5とかになる。
コンピュータの世界は2進数で人間が読みやすくするために
8進数とか16進数で表している。
日常生活で使っている10進数は変換が大変なのであまり使われない。
2進数がよくわからない場合は年月と時計の読み方を考えて調べてみると良い。

最後に
権限が意味すること
777・・・だれでもなんでもできる。構築作業時など外部通信がない場合。
770・・・所有者かグループユーザだけがなんでもできる、その他ユーザはなにもできない。システム運用中の作業用など。
750・・・所有者はなんでもできる、グループユーザは編集はできない、その他ユーザはなにもできない。
755・・・所有者はなんでもできる、グループおよびその他ユーザは編集はできない。
700・・・所有者だけがなんでもできる。まず使わない。
600・・・所有者だけが読み取りと実行だけできる、編集はできない、システム的に重要なファイルなど。

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