はじめに
こんにちは、今日はMacのプロセッサがARMベースかIntelベースかを確認する方法をご紹介します。この情報は、特定のソフトウェアや開発環境を設定する際に非常に重要です。
プロセッサとは?
まず初めに、プロセッサとは何かを簡単に説明します。プロセッサはコンピュータの「脳」のようなもので、プログラムの命令を処理する部分です。Macには主に二つの種類のプロセッサが存在します:ARMベースとIntelベース。
- ARMベース: Appleが自社で設計したプロセッサ。例えば、Apple M1, M1 Pro, M1 Maxなど。
- Intelベース: Intel社が製造したプロセッサ。例えば、Intel Core i5, i7, i9など。
ターミナルで確認する方法
ステップ 1: ターミナルを開く
- Spotlightを開く(Command + Space)
- "ターミナル"と入力してEnter
ステップ 2: コマンドを実行
ターミナルが開いたら、以下のコマンドを入力してEnter。
uname -m
- 出力が
arm64
なら、あなたのMacはARMベースです。 - 出力が
x86_64
なら、あなたのMacはIntelベースです。
「このMacについて」で確認する方法
ステップ 1: Appleメニューを開く
画面左上にあるAppleロゴ()をクリックします。
ステップ 2: 「このMacについて」を選ぶ
ドロップダウンメニューから「このMacについて」を選びます。
ここで、「プロセッサ」または「チップ」という項目でプロセッサの種類が表示されます。
-
Apple M1
やApple M1 Max
などと書かれていれば、ARMベースです。 -
Intel Core i5
やIntel Core i7
などと書かれていれば、Intelベースです。
まとめ
以上がMacのプロセッサがARMかIntelかを確認する2つの簡単な方法です。これを確認することで、ソフトウェアの互換性などを事前に知ることができ、トラブルを避ける手助けになります。
※捕捉事項
現在はApple Silicon(M1/M2チップ)を搭載したMacでRosetta 2を使用してターミナルを起動すると、そのターミナルセッションはIntel x86_64アーキテクチャをエミュレーションします。その結果、uname -m
コマンドを実行すると、出力はx86_64
になります。
Rosettaを使用せずにターミナルを起動した場合は、uname -m
の出力はarm64
になるはずです。このようにして、どのアーキテクチャでコマンドを実行しているのか確認できます。