この記事について
公式のドキュメントを読みながら専用イメージをEtcher
を使ってSDに焼けばおおまかな設定はおしまいなので全部自分でやりたい、他の用途で使っているRaspberry Pi環境にHomebridgeに追加したいという人向けです。
久しぶりに初期化していろいろ苦しんだのでメモ。
細かい手順は省きます。
環境
- Raspberry Pi3 Model B
- RASPBIAN STRETCH LITE
Summary
SDカードにイメージを焼くぞ
-
公式サイトから
RaspbianイメージRaspberry Pi Imager
をダウンロードしてインストールする。 - SDカードを挿す
-
Raspberry Pi Imager
でSDカードに必要なイメージを焼く。
イメージを手で焼きたい人向けのコマンド。(Mac用)
$ sudo diskutil list
$ sudo diskutil unmount <sdカード>
$ sudo dd bs=1m if=<DLしたRaspbianのイメージ> of=<sdカード>
ちなみにイメージ書き込み後にMac側からSSHを有効にすることも可能だとか。3
とりあえず今回はディスプレイにつないで初期設定作業しています。
初期設定するぞ
前工程がいい感じに終ったらraspberry pi本体にSDカードを挿入して電源を入れましょう。
PWR LEDが点滅したりbootしなかったら失敗です。
諦めて電源を引っこ抜き、Macに挿し直して以下のコマンドを実行して前工程をやり直しましょう。
$ diskutil eraseDisk MS-DOS <任意のボリューム名> <sdカード>
ちゃんとbootできたら以下の作業を実施します。
-
$ sudo touch /boot/ssh
でSSHを有効にする。 -
$ sudo raspi-config
で初期設定。 - 弄るのは以下。
3.pi
のパスワード
4. ロケールの設定
5. ネットワーク設定(wifi運用しないなら不要)
6. Expand Filesystem (Advancedから。やらなくてもいい?) -
$ ping raspberrypi.local
でAvahiの確認
終ったら$ sudo shutdown now
でシャットダウンして然るべき場所にRaspberry Pi本体を配置しましょう。
とりあえず更新するぞ
SSHが繋がる前提です。
以下のコマンドを実行します。別に前工程でシャットダウンする前にやってもOKです。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install vim
テキストエディタはお好みで。
node.jsをインストールするぞ
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install -y nodejs npm
$ sudo npm cache clean
$ sudo npm install npm n -g
$ sudo n stable
homebridgeとプラグインをインストールするぞ
GUIで管理できるhomebridge-config-ui-x
を合わせて入れるといろいろ楽です。(npm)
$ sudo apt-get install libavahi-compat-libdnssd-dev
$ sudo npm install -g --unsafe-perm homebridge
$ sudo npm install -g --unsafe-perm homebridge-config-ui-x
$ sudo hb-service install --user homebridge
インストール完了後にhttp://raspberrypi.local:8581
で管理画面にアクセスできます。
mDNSを切り替えている場合は適宜読み替えてください。
次に各種プラグインを導入します。
管理画面の「プラグイン」タブからも入れられますが、コマンドも載せておきます。
IRKitを使っているならIRKitプラグインを入れます。
$ sudo npm install -g homebridge-irkit
Nature Remoを利用している場合は下記のプラグインを入れます。
ほかにもありますので必要に応じて導入してください。
アクセストークンの取得についてはプラグインのreadmeに書いてあったりしますので、今回は記載しません。
$ sudo npm install -g homebridge-nature-remo-cloud-aircon
$ sudo npm install -g homebridge-nature-remo-sensor
自分はDyson Pure Hot + Cool(HP04)を使っているのでこちらも入れます。
$ sudo npm install -g homebridge-dyson-pure-cool
追加設定するぞ
/boot/config.txt
の末尾に以下を追記するとギラギラ光って鬱陶しいRaspberry Pi本体のPWR LEDが消灯状態になります。4
dtparam=pwr_led_trigger=none,pwr_led_activelow=on
あと昔は放置しているとhomebridgeが頻繁に死んでいたので毎日午前4時に再起動するようにしました。
crontab
に下記を追記してください。
00 4 * * * /sbin/reboot
あとはufw設定も実施。