Windows 11へのアップグレードや大容量ストレージの利用を考えていると、「MBRからGPTへの変換が必要」という情報に出会うことが多いかもしれません。
特に、システムドライブ(Windowsがインストールされているドライブ)の変換には注意が必要で、正しい手順を守らないと、最悪の場合、パソコンが起動しなくなるリスクがあります。
この記事では、MBRとGPTの違い、変換前の確認事項、変換方法についてわかりやすく解説します。
🔰 基礎知識:MBRとGPTの違いとは?
**MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)**は、HDDやSSDのパーティションを管理する方式です。
特徴 | MBR | GPT |
---|---|---|
パーティション数の制限 | 最大4つ | 最大128個(Windows) |
対応容量 | 2TBまで | 2TB超も対応可能 |
起動方式 | BIOS | UEFI |
信頼性 | 低(バックアップなし) | 高(冗長性あり) |
現在のWindows(特にWindows 11)では、GPT + UEFIの組み合わせが必須です。これにより、古いMBR方式のシステムディスクはGPTに変換する必要があります。
✅ 変換前に確認!BIOSがUEFIかどうか調べる
MBRからGPTに変換する前に、BIOSが「UEFI」に対応しているかを確認しましょう。Legacy BIOSモードのままだと変換後に起動できなくなる可能性があります。
🔍 手順1:パーティションスタイルを確認
- スタートメニューを右クリック → 「ディスクの管理」
- 「ディスク 0」などを右クリック → 「プロパティ」
- 「ボリューム」タブ → 「パーティションのスタイル」を確認(MBR or GPT)
🔍 手順2:BIOSモードを確認
- スタートメニュー →「システム情報」と検索・起動
- 「BIOSモード」が「UEFI」になっているかを確認
🛠 通常の方法:MBR2GPTを使う(Windows標準ツール)
Windows 10以降では、Microsoftの「MBR2GPT」というコマンドラインツールを使って、システムディスクを変換できます。
✅ 手順
- バックアップを取る(最重要!)
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動
- 以下のコマンドを実行:
mbr2gpt /validate /allowFullOS
mbr2gpt /convert /allowFullOS
-
パソコンを再起動し、ロゴ表示直後に Deleteキー(またはF2, F10など)を押してBIOS設定画面を開く
-
「Boot」や「Startup」タブを開き、**起動モード(Boot Mode)**を「UEFI」または「UEFI Only」に変更
-
設定を保存して終了(通常はF10キー)
⚠️ コマンドに不慣れな場合、変換に失敗して起動できなくなるリスクもあるため慎重に進めてください。
🧩 方法②:変換ツールを使う(初心者向け)
AOMEI Partition Assistantのような変換専用ツールを使えば、コマンド不要で簡単かつ安全に変換できます。
✅ AOMEI Partition Assistantの使用手順
-
ツールをインストールして起動
📥 ⬇ ダウンロードはこちら -
変換完了後、BIOS設定を開き、起動モードをUEFIに変更する
💡 AOMEIはGUIで操作できるため、初心者でも安心です。
✅ まとめ
- MBR→GPT変換はWindows 11の要件を満たすために重要
- 特にシステムディスクの変換は慎重に!
- 不安な場合は、AOMEI Partition Assistantのような専用ツールが便利
🔗 公式サイトはこちら
製品情報・マニュアル・サポートも充実!
💬 コメント歓迎!
- 実際に変換した体験談
- トラブル・エラーへの対処法
- 他のおすすめツールなど
お気軽にコメントで教えてください!