MBRからGPTに変換できない原因と解決策【エラー別に解説】
Windowsで「MBRをGPTに変換してください」と表示された場合、特にWindows 11ではGPTディスクが必須のため、この作業が必要になることが多いです。ですが、変換がうまくいかずにエラーになることもしばしば。本記事では、主なエラーごとの原因と対処法を解説します。さらに、データを失わず簡単に変換できるツール「AOMEI Partition Assistant」も紹介します。
🎯 MBRとGPTの違いの違いとは？
| 項目 | MBR | GPT |
|---|---|---|
| 最大容量 | 2 TB | 理論上ほぼ無制限 |
| パーティション数 | 最大4つ | 多数可能 |
| ブート方式 | BIOS | UEFI |
| 特徴 | 古く互換性重視 | 大容量・最新OS対応 |
- MBRは古くから使われてきた形式で、最大2 TB・4パーティションに制限あり
- GPTは最新のUEFIに対応し、大容量・多数パーティションに対応
- Windows 11のインストールには基本的にGPTが必須です
よくある原因と対処法
1. MBR2GPT: Cannot find OS partition エラー
原因：変換ツールがOSパーティションを認識できない
対処手順：
-
diskpartを管理者権限で開き、OSディスク（例：disk 0）を選択 -
list partitionで「アクティブ」フラグを確認 - アクティブでなければ指定パーティションに
activeを実行 - 再度
mbr2gpt /validate /allowFullOS→ 問題なければmbr2gpt /convert /allowFullOS
- 注意：Windows 10 v1703以降でのみ利用可能です
2. すでにGPTなのに変換しようとしている時
原因：対象ディスクがすでにGPT形式
確認方法：
- 「ディスクの管理」で対象ディスクのプロパティ → 「パーティションのスタイル」が「GUID パーティション テーブル（GPT）」であれば不要
- GPTなら、UEFIブートでインストールするなど、別の方法を検討してください
3. OSが対応していない（例：Windows 7）
原因：古いOSでは MBR2GPT.exe が使用不可
対応：
-
winverコマンドでOSバージョンを確認 - Windows 10 v1703以上、Windows 11でのみ利用可能です
4. 保護パーティション・回復パーティションの干渉
原因：保護領域が変換に必要な構成を阻害
対処手順（慎重に）：
diskpart
list disk
select disk 0
list partition
select partition X # “回復”や“保護”領域
delete partition override
✅ データを消さずに変換する方法
AOMEI Partition Assistant を使えば、クリック操作で簡単＆安全にGPT変換が可能です：
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※無料版でもMBR/GPT変換が可能
操作手順：
-
ソフトをインストールして起動
-
変換したいディスク（例：ディスク 0）を右クリック → 「GPTディスクに変換」
-
確認画面が出たら「はい」をクリック
-
最後に画面左上の「適用」ボタンをクリック
まとめ
MBR→GPT変換は特にWindows 11で重要だが、トラブルも起きやすい
エラーの原因を把握し、対応策を実施すればほとんど解決可能
手順に不安がある方は、AOMEI Partition Assistantを使うと簡単・安全です
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