D&DしたPDFファイルをSQL Serverに登録+プレビューする方法の記事の一部になります。
#3. C#:Adobe® Readerのコンポーネントの取り込み、その表示
C# でPDF ファイルをフォーム上に表示する方法になります。
リンク先を参考にしています。
##1) Acrobat® SDK をダウンロードする ( 事前準備 )
下記のサイトから Adobe® SDK を取得します。
Arobat® DC SDK ではPDFを表示できない ( c# WindowsフォームAppでPDF表示ができない。(AxAcroPDFLib) ) ので、Acrobat® XI SDK を使用します。
Adobe®のページから、 [Agree and download Acrobat XI SDK for Windows] を選択してダウンロードします。
##2) DLL ファイルの取得 ( 事前準備 )
上記で取得した SDK 内のサンプルプロジェクト AcrobatActiveXVB をコンパイルして、以下の2つの dll ファイルが作成します。(VB.NET でのコンパイル)
- AxInterop.AcroPDFLib.dll
- Interop.AcroPDFLib.dll
プロジェクトの参照設定で追加すれば、 PDF ブラウザコントロールが使用できるようになります。
##3) PDF ファイルをフォーム上に表示
下記のサンプルコードを参考に表示処理を作成しています。
// ブラウザコントロールの作成
AxAcroPDFLib.AxAcroPDF pdfOcx = new AxAcroPDFLib.AxAcroPDF();
pdfOcx.Dock = DockStyle.Fill; // フォーム全体に表示する
this.Controls.Add(pdfOcx); // フォームにコントロールを追加
// PDF ブラウザコントロールに指定したPDFファイルを表示する
pdfOcx.LoadFile(@"E:\test.pdf");
表示に用いたデータは、[Adobe®公式ページのサンプルPDFデータ] です。
(https://www.adobe.com/content/dam/acom/jp/information/acrobat/taggedpdf/EXR-55_Product_Overview.pdf)
下記機能があります。
- 保存
- 印刷
- ページ遷移
- 拡大縮小
- etc
##4) 使用許諾
「Acrobat® SDK によって開発されたプラグインやアプリケーションの再配布には、一切の費用は発生いたしません。」と記載されています。
Acrobat® SDK を使用してできることや、SDK に含まれているものについて
ただし、「詳しくは、下記の文書をご覧ください。」のリンクは切れているようです・・・
##参考
[ VB.NET / C# ] PDF ファイルをフォーム上に表示して印刷する
AcroPDFLib.AxAcroPDF 一覧