Java SE8 Sliverとは
私は先日「Java SE8 Sliver」というOracle社が提供する、Javaの開発者向けの資格を取得した。このJava Silverとは、プログラミング言語Javaの技術レベルをOracle社が認定する資格で、正式名称は「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8」である(ちなみにこのSE8はJavaのバージョンを指し、現在はSE8とSE11がある)。このJava Silverは中級者を対象としたものであるが、それ以外にも初級者向けのBronze、上級者向けのGoldなどがある。
この「Oracle Certified Java Programmer」はJavaアプリケーション開発のためのプログラミング知識や、さまざまな状況への対応能力を有していることを客観的に証明できるものとなっている。つまり、このJava Silverと言う資格の取得にはプログラミングにおける「最低限動作可能な」コードだけでなく、「拡張性、可読性がともに高い」コーディング能力が求められるのである。
取得までにかかった時間
私がこの資格の取得のためにかかった時間は、おおよそ40〜50時間だった。しかし、これは前提としてJavaの知識がある程度ある前提でのものであるため、Java未経験者が一からこの資格を取るためには、それ以上の時間がかかると思われる(少なくとも計100時間以上)。というのも、そもそもが開発者向けの資格であるため、Javaの特徴でもあるクラスやメソッドをある程度理解していないと話にならないのである。
使用した教材
私が使用した教材は、基本的には下記の2つである。
・黒本(徹底攻略Java SE 8 Silver問題集[1Z0-808]対応)
・紫本(オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8 )
これらの教材の使い分けとしては、黒本が教科書で紫本は参考書といったような形とした。その理由としては、黒本の内容が試験問題に準ずるものであるため、基本的に黒本を繰り返しやっていけばいいこと、またその黒本で用意されている問題の解説が充実しているため、分からない部分があっても基本的にそれを理解できれば問題ないことが挙げられる。ただそれでも分からなかった場合のみ、補足として紫本を使用していくといった形をとった。
学習の進め方
学習の進め方としては、基本的には黒本の内容を各章ごとに順番に繰り返していった。1週目は分からなかった問題に関して考え方の部分やポイントとなる部分をその問題の箇所に記入して、2週目以降に確認して思い出していきながら定着させていく方法をとった。その理由としては、この資格試験の出題傾向として、その性質上非常に細かい部分が問われるケースが多いため(変数やインスタンスの型など)、そういった見るべきポイントを正確に限られた時間で見れるようになるためには繰り返し行なっていくのが一番であると考えたため、こうした地道ながらも確実な方法をとった。