部品の調達 その1
ほとんどの部品はアリエクスプレスにお世話になります。
ステッピングモーター
NEMA17/59 N・cm 3個セット販売しているものが買いやすいです。
1個1000円程度と激安。
コネクタタイプかグロメット(コード付き)かはお好みで。
コネクタタイプの方が配線が簡単かも。
リニアガイド
X軸 MGN12C レール400mm (1本)
Y軸 MGN12H レール350mm (2本)
これまたTHKなどと比べると信じられないくらいの安さ。
1本2000円弱。HIWINのコピー品。(HIWINをコピー・・・時代は変わりましたw)
レールにストッパが付いていればバラけてしまわないので有り難い。(ただし運?)
レールとブロックが別々で送られて来たら、運が悪かったと思って慎重にレールへの組み込みを行いましょう。
予備の転動体(玉)が付属しているので大丈夫。初心者は必ず”やっちゃう”からボールの予備は親切(笑)
玉のバラバラがどうしても許せない人はTHKのリテーナー付きSRS12NとかMとかを使うと幸せなれます。
このコピー品は安物で、精度も悪いので予圧はかかってなさそうです。
動かすと転動体径が明らかにバラバラでひっかかりを感じますが気にしてはいけません。
(荷重をかけてちゃんと動けばOK)
ギトギトの油を綺麗にして、レールの溝(両サイドのVになっているところ)に
2番のリチウムグリースを塗ってブロック内の転動体にグリースを行き渡らせたら使用可能。
送られてきたままで使用しないこと。柔らかめのリチウムグリースがおすすめ。
シリコングリースを使っちゃダメですよ。モリブデンも黒くて汚れるからNG。
グリースが行き渡ると変なひっかかりやすべりが軽減するはずです。
電源
アルミフレームの下にぶら下げるため、12V 8.5A 100Wの細長いスイッチング電源を使用。
LED電飾で使われているもの。
1000円程度で激安だが、壊れても泣かない覚悟は必要。
分解してアルミ電解コンデンサを日本製に入れ替えると安心感が増します。
アルミフレーム
アルミフレームをaliで買うのはどうしてもコスパが悪いので、
(ここを見ている人には申し訳ないのですが)
勤務先のアカウントを使ってミスミから調達しました。
aliだと定尺物を買って自分で切断する必要があります。
サイズは2020。
ねじやブラケットなど
ねじは主にM5とM3を使用します。
フレーム締結はM5、リニアガイド締結はM3になります。
フレームナットに後入ればねナットを買ったのですが、これがまた精度が悪くちゃんと入らない!
組立中にイライラすること間違いありません。(フレームがミスミだからか?)
イライラしたくない人は、42円/個でミスミ製を買うことをおすすめします。快感です。
aliで買うと16円/個くらい。
フレームに入れるナットの数を組立前にちゃんと把握出来る賢い人はもっと安い先入れナットを使うこともできます。5円/個。ちなみにM5用のフレームナットは100個くらい使います。安く作りたい人は先入れナット一択です。
直角ブラケットは20mm x 20mmの激安アルミブラケットを買いました。(ミスミには無いサイズです)
https://ja.aliexpress.com/item/1005002059309752.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.53a94c4dpfS1WK
製品写真があまりに酷いので恐る恐る1ロットだけ注文して現物確認したところ、そこまでは悪くなかったので一安心。直角度も問題なさそうでした。30円/個。反転出来ないタイプです。2カ所ある反転で使う部分には、突起を削って対応します。
プーリーとアイドラー
タイミングベルトは6mm幅のGT2を使用します。
ステッピングモーターのシャフト径φ5と同じ内径のプーリーとアイドラーを選びましょう。
歯数は20Tになります。(これ以上大きいとフレームに当たる)
アイドラーはだいたい300円/個くらい、プーリーも200~300円/個くらい。
アイドラーのベアリングが薄すぎてボルトを締め込むと回転しなくなってしまいます。
ここは要変更かと思っています。
長くなったので今回はここまで。
次回はアクリルの外装や接続プレートの調達方法です。