カオスはこの世界に穴を開けているのかも
乱流という現象と時空カオス
意識の正体の話で、時空カオスからのもつれた時空内の情報構造が意識なんじゃないの?って言うまあ、トンデモと普通に言われるような話を出してますが😂
でも、量子の世界は調べれば調べるほど、いよいよ怪しくなってきて、高次元だの宇宙の果て同士も繋がってるだの、テレポーテーションだの、いよいよトンデモと区別が付きにくくなってきてる。Youtubeとか見てると、量子力学を知れば引き寄せで幸せになれる!とかいやいやさすがにそこはさ、みたいな話も沢山転がってる。
カオスに関しても1980年代から既に意識への関係性も言ってる人達もいて、トンデモと区別できないから既に飽きちゃった人たちもいるんだと思う。
でもカオスというのは前も書いたように、実際には「数学的に」その怪しさは保証されているんだよね。系全体を無限に畳み込み、撹拌するための基礎理論だからね。この世界がもし数学から成り立っている、のなら、この世界のカオスが怪しくならないわけはないんだ。
そしてカオスとか言わないでも実際には誰でも知っている不思議な現象が昔から物理学者を悩ましてきている。それが「乱流」だよ。
乱流は実際にはまさにカオス、物理的なカオス、時空カオスのよく知られた例なんだよ。ぐちゃぐちゃに中のものが混じりあってしまうし、乱流の発生によって実は系の振る舞いが全く変わってしまう。そして急な攪拌が起こる。急と言うのは実際にはそうやって系の振る舞い自体が変わってしまうレベル。大きな熱が発生するし混ざりあったものはもう元には戻らない。コーヒーをかき混ぜている時、そこには実はこの「時空カオス」が発生しているんだよね。つまり「時空カオス」は日常にある、それどころか実際にはそこら中が「時空カオス」だ。
時空カオスは誰でも出来る観測で、定性的定量的にも、
- 大きな熱の発生
- 急激な系内部の構造の破壊
が実際に起こる。つーか、普通は可逆な物理現象が物理の究極の謎とも言われる非可逆性をおびるのは、前も書いたようにこの乱流、時空カオスから「だけ」なのでは?と言う事は定性的に見ても全くおかしくない。必ずエントロピーが最大の熱の発生は摩擦のようなものとものが触れ合う(電波なども含めて)で起こってる。
物理学者ももっとこの辺、よく考えるべきだと思う。まあ、もちろん調べられてて多数の文献もあるし、実際にはこの現象は「難しすぎる」から手がなかなか付いていないんだけどね。
だからこの現象をもう一度考えてみて、その怪しさを満喫しようかなと思う。実際に考えれば考えるほどどんどん怖い考えになるよ😊👽
コルモゴロフ則をよく見てみよう
まずこの怪しさをもう少し知るために、乱流でよく知られた実験からの法則を見てみよう。それは「コルモゴロフ則」だよ。(拾い物)
乱流の中の渦(渦管)の保有エネルギーを、渦管のサイズごとに集計すると下のような決まったカーブを描くことが知られているよ。コルモゴロフの-3分の5乗則としてよく知られているし、いつでも再現出来る。物理現象だからちゃんと調べられるし全然怪しくないじゃん!!
👽
いや、怪しいんだ。めちゃめちゃに怪しい。それはね。
ここ。
何故か、「渦のサイズが小さくなると」このコルモゴロフ則からはグラフが「離れていく」んだ。法則なのに。サイズが小さくなると「法則が破れていく」。
これは普通の説明では「熱の散逸が起こるから」と言われる。熱が「どっかに行って混じっちゃう」からと言う。
いや混ぜてる事が散逸だろ?それで混ざるんだろ??なぜ法則が成り立たない領域が存在するの??
さて、そこですよ。これはなにか変な事がサイズが小さいエリアで発生してるからなんじゃないの??サイズが小さくなると変な挙動をする、のは実際にはこの世界は当たり前ですね。そう、量子現象、だ。サイズが小さいエリアはまさに量子が支配する世界だ。関係あるの??つーか、ない理由がどこにあるの?
サイズが小さい世界は量子が支配する世界
なのはそうでなければ自分たちの原子は全て崩壊してしまうよ。電子も光子もみんな量子。小さくなればその人達がそのまま出てくるだけだ。
でもこのズレが量子と関係するの、本当かなあ?と思う人達に、もうひとつ実験事実がある。
それはBECの中の量子カオスに関しての実験だ。
もう奇特wな人がいて、実際にBEC内の渦と、その渦サイズとエネルギーに関して調べてるんだ。今の物理はすごいね。実はBECには渦のない状態も存在する、と言うか、完全なBECとしては波動は完全に一致するから渦はないんだ。そして、それが部分的に破れて渦が発生すると逆に系の状態が泡変わって行く。それを調べてくれてるんだよ。2022年の博士論文ですね。
pdfダウンロード先
量子乱流における渦度の階層構造と 流滴サイズに関する研究 門倉強 著
そうすると、渦がないところではコルモゴロフ則は成り立たない。そして渦ができると次第にコルモゴロフ則が逆に成り立つようになってくる。
で、それがこのグラフ。左がBEC(青)と渦(緑色)の状態。
これ見て、おおって思わない?ここと、ここ、ここ。
グラフからは、BECのみの時、ほとんどコルモゴロフ側に一致しない。少し渦ができるとコルモゴロフ側に少し近づく。渦が大きくなるとより近くなる。でも右下はまだBECの影響でグラフは下がったままだ、という事が明確に読み取れるね。
そしてこの角度。まさにBECだけの時にはコルモゴロフ則は成り立たず、渦が発生すると共にコルモゴロフ則が出てきてる。つまりいつもの完全に逆だ。これこそ、コルモゴロフ則が破れてる領域がBECになっている事の直接的な証拠とみなせるグラフだと思うぞ!!いかが?
(この部分、「超拡散」と呼ばれてるらしい。)
カオスは量子カオスになるのか??
だから、乱流内には、実際にBECが発生するから、そのサイズではコルモゴロフ則が破れてる、と十分に考えられる、と言うことだよ。もう一度。カオスで空間が小さくなっていって量子サイズになるんだから、量子現象が支配的になるのは当然ですよ。
そしてごく小さなサイズでは、量子の波動関数が完全に一致するだけの極めて小さなエネルギー差が生まれるのも普通でしょ?だってエネルギー差は勾配だし微分なんだからね。サイズが10のマイナス10乗なら勾配もそれだけ小さくなる。微分を知ったばかりな高校生でもわかる理屈だ。
だから、時空カオスは、この世界の中でのカオスだからこそ、時空を細かく分断して行って、究極まで分けて行く。その中ではエネルギー差がどんどん小さいエリアを作り、BECないし量子もつれを常温でも連続的に発生させると考えられるんだよ。
これも実験結果とグラフからの類推だよ。トンデモ?いえいえ事実と理詰めですね😂
そしてこの中の量子もつれ(複数量子で巨大化したらBECね。)内の情報空間は一体化した空間内に定義でき(これは量子テレポーテーションを追えば明らか、3体合体した量子の中にはアリスの量子状態が式としても現実にも保持されている)さらに脳内の視床を中心とするlatent Diffusionな処理系での情報は、時空カオスからのこの接続されたBECに意識としての情報構造を作る、って話になるわけだ。
どう?まともに理論がわかる人ならドキドキしてくると思うんだけどな。
どこまでも小さくなるスケールは何を生じる??
もうここまででも怪しさ爆発なんだけど、最近の知見で色々考えるうちにもう少しだけ?怪しい話を考えついてしまったのでそれもメモぐらいに書いておこう。
それは最近よく言われている、この世界のサイズには下限が考えられる、って話だよ。
それはまあ、プランク長さ、と言われてるけど。
約1.6×10の-35乗
っ長さ。絶望的に小さいね。だって原子のサイズ、10の−10乗とかだよ??そのサイズの1兆分の1の1兆分の1の、さらに10分の1のサイズ。
プランク長さから見たら、原子なんて銀河系よりまだでかい、ぐらいの差。
そしてああ、カオス。数学的カオスはこの世界の最小単位にすぐに触れてしまう。これはコンピュータで計算してもすぐに分かる。カオスを計算したら、doubleでも一瞬で最下位ビットに影響が及び、その誤差はすぐに系全体に影響を及ぼせる。最下位ビットに誤差があればすぐ系の動きは変化する。
つまり計算上は、時空カオスは「すぐにこの宇宙の最下位のプランク長さに到達は可能だ。まさに数学的にね。」
そして。プランク長さがこの世界の最小だと言われる理由は何かと言うとね。
それは、プランク長さになるとそこでの量子の波動のエネルギーが大きくなりすぎて、「ブラックホール」になっちゃう。質量が大きすぎて光が「出られなくなる」からだと言われてる。
例えばこちらの方も下記で述べてるし、まあ、最近の物理では一般的に言われる話だよ。この人のシリーズでの物理の話もとてもわかりやすいし参考になるよ。ぜひ見たら面白いですよ。
てね。つまり、時空カオスは、実時間、しかもかなり短時間の折り畳みでこのサイズに到達してしまう。つまり、時空カオスは空間をいくらでも分割するので物質場の波の揺れが激しくなりすぎて
プランク長さのブラックホールを生成してる??
って話になるよね?あわわわ。コーヒーカッブの中にはブラックホールが??
小さいブラックホールこそ量子もつれなのかい??アインシュタインさん??
なんだよじゃあ、この世界すぐに終わらない??終わっちゃうぞ!!ブラックホールに全ての宇宙が飲み込まれるー!!助けて!!
とはならないと思われるよ。
何故かと言えば小さいブラックホールは「蒸発する」小さければ小さいほど早く蒸発してしまう。だから大きくはなれない。何兆個できたとしてもプランク長さではすぐに蒸発してしまうだろう。
よかった、じゃあそんなもの関係ない??
いやいや、ここで登場するのが、あのアインシュタインさんですよ。
これぞ前に前に紹介した、「ERブリッジ」。ブラックホールとホワイトホールのペアとみなせる系ですよ。これで時空は接続される。アインシュタインは量子力学はSpooky!!と言ったけど、同じ舌で俺たちは「非局所性はこうやれば出来る!!」ってやってたわけですよ。ブラックホールにあたる空間の穴は別の時空に繋がっている。
これは既に「ER=EPR」と呼ばれている説だね。
まさにこの宇宙の非局所性。
これはBECや量子もつれ自体が、この仕組みと同じであり、しかも、この仕組みこそ、熱が散逸、どこに本質的に行ったかが分からなくなる、そしてこの世界にエントロピーと非可逆性と、時間をもたらすことの一番の機序なんじゃないの??って話になるわけですよ。
熱は、繋がったブラックホールとホワイトホール=量子もつれ、で非局所的に運ばれている。
ああ、話デカすぎますね🤤👽でも現代物理に照らし合わせても少なくても明らかな論理的な矛盾は見えないよね。
じゃあ意識って?ブラックホール???
そもそも、良く言われる事に、「意識が量子力学?なんだか分からない意識をなんだか分からない量子力学に結びつけるなんて安直すぎる!!」
ってな話がある。最近でもよく研究者が普通に言ってるのを見るけど。
でもさ。それっておかしいよね?ここに見つからないならあっち探せ、だけでしょ?見つからないのはお前の努力が足りない!足らぬ足らぬは工夫が足りぬ!!とか、さすが特攻の国日本だよな。
意識には情報論的には明確に非局所性を持っている。それはさすがに分かると思うけど。でも弾薬はもう倉庫には1個もない、探してもないんです!と言ってるのに、「心眼があれば弾薬はある!!取れ!それで鬼畜○○と戦え!!」とか言う人達、なんなんだろね。
いや、量子力学どころか、その先でしょ?超弦理論にも見つからないならさらにその先でしょ??
粒だ弦だ、ってやってる間は意識はやっぱり見つからないよ。だって明白に理論内部に情報構造を持つ、情報空間として定義できない理論はそれで当然アウトですよ。
でね。ブラックホールと情報理論、実は最近とても仲がいいですね。奥さんご存知ですか??
ホログラフィック宇宙論って言うんだけど🤤
ブラックホールの表面には情報が張り付いてるし、自分たちの世界もそうやって3次元空間が宇宙を取り囲むブラックホールみたいなものに投影されたホログラフィックな2D画像なんじゃないの??
って話。実はここではまさに情報理論がベースに出てくるんだよね。意識がもし、
時空カオス ⇒
量子カオス ⇒
BEC ⇒
量子もつれ=プランク長さのブラックホール ⇒
散逸 ⇒
表面に情報が張り付き ⇒
それが意識に
だとしたらね。
ここまで降りて初めて情報理論が脳内の現象に結びつくって事になるよね。
つまりは、
時空カオスの散逸構造中にはカオスの数学的な性質から、プランク長さのブラックホールが出来、それがERブリッジとして繋がった時空を作り、この世界の散逸と非可逆性と、そして時間と、ホログラフィックによる意識の起源になるんだろう
いやートンデモですね。でもどうも物理的、論理的には否定できる根拠、余り見つからないな。むしろ色んなものから要請される議論を繋げただけでこういう結論になるだけだな。
結論
意識の発生がどうなってるのか、に関して、なんだかどこまでもお暇な🤤読者を連れてく感じになっちゃいましたが。
この宇宙が非局所で、意識も非局所なら、宇宙の1番怪しい話としか結びつかないのは言うなれば当然だし、非局所な理由もERブリッジで説明つくし、意識の情報理論として初めて繋がった話ができるようになった、と思えば宜しいのでは??
と言うのが今回の結論でした😎👽😌(こんな話で論文なんて書かないでいいんだからとても自由でいいよな🤔😏)