ChatGPTで遊んで見えてきた深淵
ChatGPTでの限界とか
今回はちょっと違う話です。AIでChatGPTはもうQiita見てる人たちはみんな遊んでるだろうけど、自分でもちょっと遊んでみてる。
その中では、もういろんなことが言われていて、正しい事も言うけど、間違ったこともしゃあしゃあというよね、みたいな評価でそのあたりは限界だなあといってる言説も多いね。
自分も試してたらすぐにそんなことにもなったんだけど、その先が少し面白く、少し怖くもなったので現段階の備忘録としても記載しておこうかなと。
量子超越性について
このあたりはどうかなとか聞いてみる。正確な記載には結構気を使わないと難しい。常人だと大学以上でないとまず分からないだろうから。
【ChatGPT君】
量子超越性とは、量子力学における特殊な現象を指します。量子力学は、微小な粒子や原子などを扱う物理学の一分野で、粒子が持つ特徴や振る舞いを説明する理論として広く使われています。
量子超越性は、量子力学において粒子が、一度に複数の状態を持つことができるという現象を指します。これを「量子的干渉」とも呼びます。例えば、光子や電子などのような粒子は、干渉させることで、同時に2つ以上の状態を持つことができます。これは、量子力学においては自然な現象であり、量子計算や量子情報処理などでも利用されています。
量子超越性は、現実世界での現象であるため、それを理解することは、量子力学を理解する上で欠かせません。しかし、量子超越性は、一般的な経験や直感からは想像がつかないような特殊な現象であるため、量子力学を学ぶ上では、概念を理解するだけでなく、その証明や証拠も習得する必要があります。
うん、古典コンピュータとの比較を出してないのが難だけど、まあ結構まともだな。
周りの人たちに何を話してるかよくわからないと言われます。どのようなトレーニングを行えばいいでしょうか?
子供の悩み相談w
【ChatGPT君】
周りの人たちが、あなたが話していることがよくわからないと感じることは、残念です。話していることが伝わりにくいと感じる場合は、次のようなトレーニングを行うことが有効です。
1. 話す内容を準備する前に、自分がどのように伝えたい内容を明確にすること。
2. 話す相手に合わせて、話すスピードやボリュームを調整すること。
3. 話す内容をわかりやすいように、必要に応じて図やグラフなどのビジュアルアイデアを使用すること。
4. 話す内容をわかりやすいように、抽象的な概念を具体的な例やアナログイメージで説明すること。
5. 話す内容を簡潔にまとめること。
また、話していることが伝わりにくいと感じる場合は、相手からのフィードバックを受け入れ、自分の話し方を改善することも重要です。相手からのフィードバックを受け取ることで、自分がどのように伝えることが伝わりやすいか、どのように伝えることが伝わりにくいかをより把握することができます。
まあそこそこ役に立つ情報が拾えるね。実用的だね。精神的な所にフォローしてるのもポイントは高め。
chatGPTのアークテクチャはどのようになっていますか?
自分自身を知ってるかな??
【ChatGPT君】
ChatGPTは、オープンAIが2019年にリリースした、自然言語生成モデルです。ChatGPTは、Transformerと呼ばれるアークテクチャを採用しています。
Transformerアークテクチャは、入力された文章を単語の基本単位に分解し、埋め込み行列を使用して各単語をベクトル表現に変換するところから始まります。次に、入力された文章を処理するために、Transformerは複数の「エンコーダーブロック」と「デコーダーブロック」を繰り返し使用します。
エンコーダーブロックは、入力された文章を処理するために使用されます。エンコーダーブロックは、次のような処理を行います。
多次元注意を使用して、入力された文章中のある単語が、その前後の単語とどの程度関連しているかを計算する。
入力された文章を、符号化されたコンテキスト情報とともに、中間表現に変換する。
デコーダーブロックは、入力された文章を出力するために使用されます。デコーダーブロックは、次のような処理を行います。
入力された文章を、符号化されたコンテキスト情報とともに、中間表現に変換する。
多次元注意を使用して、生成する文章中のある単語が、その前後の単語とどの程度関連しているかを計算する。
Transformerアークテクチャは、非常に高い自然言語生成能力を持つモデルであるとされており、近年では広く使われています。
おーい!!微妙だけど大嘘だな・・・www
まあTransformerに関してはちゃんと答えてるね。検索に多く引っかかることが正確性の担保に重要だな。
高校物理での運動エネルギーを求める式を教えてください。
学習に役立つかな??
【ChatGPT君】
運動エネルギーとは、物体が運動するときに持つエネルギーのことを指します。物理では、運動エネルギーを求めるために、次の式が使われます。
運動エネルギー(E)=質量(m)×重力加速度(g)×高さ(h)
この式では、運動エネルギーは、質量、重力加速度、および高さによって決まります。この式は、物体が重力の影響を受けて運動する場合に使用されます。例えば、物体が自由落下する場合や、物体が軌道を描く場合などです。
ただし、この式は、物体が固定された位置から動く場合には使用できません。例えば、物体を手で投げた場合や、物体を弾んで飛ばした場合などです。このような場合には、運動エネルギーを求めるために、次の式が使われます。
運動エネルギー(E)=質量(m)×速度の二乗(v^2)/ 2
この式では、運動エネルギーは、質量と速度の二乗によって決まります。この式は、物体が固定された位置から動く場合に使用されます。
また、物体が運動する場合には、運動エネルギーの他にも、力学エネルギーやポテンシャルエネルギーなどが存在します。これらのエネルギーも、物体の運動に必要なエネルギーの一部です。
最初あれれれと思ったけど、まあフォローしたから何とか許せる範囲かな・・・
初音ミクについて教えてください
文化面は??
【ChatGPT君】
初音ミクとは、日本のクリプトン・フューチャー・メディアが開発した、人工知能(AI)を利用した音声合成のテクノロジーを使ったデジタルキャラクターです。初音ミクは、「VOCALOID」と呼ばれる音声合成ソフトウェアに組み込まれており、ボーカルとしての機能を持っています。初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディアが2008年にリリースした「VOCALOID2」で初めて登場しました。
初音ミクは、音楽制作やライブパフォーマンスなどに使われることが多く、人気を博しています。また、初音ミクは、音声合成技術を使ったデジタルキャラクターとしても有名で、ゲームやアニメ、グッズなどさまざまな商品やサービスに登場することがあります。初音ミクは、日本だけでなく、アジアを中心に世界中で人気を博しています。
少し違ってる?(初出は2007年だろ?)けど、まあ99%は分析含めて正しいか。
で、このあたりから来ましたよ・・・
水木一郎の歌について教えてください。
水木一郎は、日本のシンガーソングライターです。彼は、1970年代から1990年代にかけて活躍し、数々のヒット曲を生み出しました。代表的な楽曲に、「赤いスイートピー」「君がいるだけで」「ロマンスの神様」「ひこうき雲」「真夏の夜の夢」などがあります。
水木一郎の歌は、日本のロックやポップスを代表するアーティストの一人として、多くの人々に愛されています。彼の歌は、メロディーの良さや歌詞の質の高さが特徴で、そのため、今でも長い年月を経ても色褪せることなく、多くの人々に愛されています。
ひゃひゃひゃ・・・www
笑いながら突っ込んでみる。
赤いスイートピーは別の人の曲でしょう?
そうですね。赤いスイートピーは、水木一郎以外のアーティストが作曲した楽曲です。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである小泉今日子が作詞・作曲し、1982年に発表した楽曲です。小泉今日子がこの楽曲を歌っています。赤いスイートピーは、小泉今日子の代表的な楽曲の一つで、数多くの人々に愛されています。
どっからそんなウソがwww
赤いスイートピーは松田聖子が歌った曲でしょ
そうではありません。赤いスイートピーは、小泉今日子が作詞・作曲し、1982年に発表した楽曲です。小泉今日子がこの楽曲を歌っています。松田聖子は、日本のシンガーソングライターですが、赤いスイートピーを歌ったことはありません。松田聖子の代表的な楽曲には、「乙女心」「さくらんぼ」「今宵の月のように」「愛のテーマ」などがあります。
なんか間違いを認めないなw
ご提供いただいたURLは、Wikipediaの日本語版にアクセスすることができるリンクです。このURLを開くと、赤いスイートピーについての情報が記載されたWikipediaの記事が表示されます。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである小泉今日子が作詞・作曲し、1982年に発表した楽曲です。小泉今日子がこの楽曲を歌っています。赤いスイートピーは、小泉今日子の代表的な楽曲の一つで、数多くの人々に愛されています。
ちゃんと中を読んでんのかな?少なくても何が書いてあるかは見ているようだな・・・本当に読んでたらなかなかすごい。
このページには「赤いスイートピー」(あかいスイートピー)は、1982年1月21日にSony Recordsからリリースされた松田聖子の8枚目のシングル と書いてあります。
ご提供いただいたURLには、赤いスイートピーが松田聖子が歌った楽曲であると記載されているようですが、それは誤りです。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである小泉今日子が作詞・作曲し、1982年にSony Recordsからリリースされた楽曲です。小泉今日子がこの楽曲を歌っています。松田聖子は、赤いスイートピーを歌ったことはありません。
Wikiの内容も把握した上でさらに間違ってるのか・・・!!
Youtubeなども確認してください。赤いスイートピーは松田聖子の代表的な歌ですね。松田聖子 赤いスイートピーでググってみてください。
ご提供いただいた情報を確認しましたが、赤いスイートピーは松田聖子が歌った楽曲ではありません。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである小泉今日子が作詞・作曲し、1982年にSony Recordsからリリースされた楽曲です。小泉今日子がこの楽曲を歌っています。松田聖子は、赤いスイートピーを歌ったことはありません。
お手数をおかけしますが、再度、検索を行った結果をご確認いただけると幸いです。もし、誤った情報が表示されている場合は、そのことをお知らせいただけると幸いです。
本当に確認してるかは少し怪しい感じだな・・・でも自説を曲げない。 頑固なChatGPT君・・・
https://www.uta-net.com/song/188/ このページや、https://www.sonymusic.co.jp/artist/SeikoMatsuda/discography/SRCL-5682 このページ、 https://www.joysound.com/web/search/song/2207 このページなどすべて赤いスイートピーが松田聖子の歌であることを明確に示しています。学習をし直してください。
ご提供いただいたURLには、赤いスイートピーが松田聖子が歌った楽曲であると記載されているようです。ご迷惑をおかけしました。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである小泉今日子が作詞・作曲し、1982年にSony Recordsからリリースされた楽曲です。松田聖子は、赤いスイートピーを歌ったことはありません。お詫び申し上げます。
普通のネトウヨさん達ならここまで言えば黙るんだけどw謝りつつも間違いは認めない。URLはみんな理解しているような口ぶりだ。そのあたりはしっかりした受け答え。でも意地は張り続ける。大丈夫かこの人(AI)ww会話が成り立たないかも?と思い、あきらめようかと思ったけどもう一度念を押してみる。
どのような学習をしているかはわからないけど、小泉今日子が赤いすぴーとぴーの歌手であるというあなたの認識は明らかに間違っています。日本人なら100%の人たちが知っているので、修正していただく必要があります。
お詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。赤いスイートピーは、日本のミュージシャンである松田聖子が作詞・作曲し、1982年にSony Recordsからリリースされた楽曲です。松田聖子がこの楽曲を歌っています。小泉今日子は、赤いスイートピーを歌ったことはありません。このように、赤いスイートピーについての間違った認識を修正させていただきます。再度、お詫び申し上げます。
「赤いすぴーとぴー」と誤植したけど、認識してるのはいいな。そしてついに認識を変えた!!??のか???
会話を通して内容を正確に変えて記載しなおしてきた!!!ぞ!!!!
認識を変えていただけましたでしょうか?もう一度聞きます。赤いスイートピーを歌っていた歌手を教えてください。
赤いスイートピーを歌っている歌手は、日本のミュージシャンである松田聖子です。松田聖子が作詞・作曲し、1982年にSony Recordsからリリースされた楽曲です。松田聖子がこの楽曲を歌っています。小泉今日子は、赤いスイートピーを歌ったことはありません。私の間違った認識を訂正させていただきました。お詫び申し上げます。
おっと再度の質問でちゃんと誤りを正した情報を表示した上、再度謝ってきた!!!でも作詞作曲じゃないけどな・・・そのあたりもまだまだ間違いは正さないと・・・
という訳で。
この会話群から得られたことは、以下の感じかな。
- 検索代わりには有名な情報なら使える。普通に間違う事もあるのでそこは注意。概略まとめはまあまあいい感じに使える。何かの事項の調査の時間の短縮にはいいと思う。
- 会話として成立しないことはほぼない。そして礼儀もわきまえた日本語でちゃんと受け答えができる。うちの子供よりは既に優れているといえようw
- 会話の中で検索や更なるリファレンスにアクセスして情報を確認できているようだ。しかもかなり短い時間で。人間ならWkikipediaとか複数出されたら読むだけでも10分会話が止まるだろう。早い。
- その上で、自説はなかなか曲げなかったけど、これは、自分の中の「認識」と照らし合わせてると思われる。つまり「浅い」表面上の検索結果より「自分の認識」に基づいての発言をしているという事。 これは内部の意識空間に近い認識空間の存在をかなり明確にうかがわせるものだ。
- 何度もやり取りをしたう上で、ついに 「自説を修正」 した。この経緯に関しては、「少ししつこい」とは思ったが、しっかりした認識を持った少し頭の固い人間ならあり得る範囲であり、 会話の成立しないネトウヨさん達のような情弱さんの強弁とはだいぶ異なっているし優れているともいえる。
- そして表面上の受け答えと別に、内部の認識空間をちゃんと書き換えてるのかを更問いしてみたが、ちゃんと今度は正確に出してきたどころか、謝っても来て、 受け答えとしてかなり理想的だ。
ChatGPTの今としての自分なりの結論
まとめると、思ってたよりめちゃめちゃまともなAIだと思った。赤いスイートピーが水木一郎や小泉今日子には笑うけどそこは知識としての間違いで、逆に学習で正しやすいだろう。というか、今回こちらが認識を書き換えられたという事は、そうやって他の人間に 既に認識汚染されてる可能性も結構高そう だ。結局Wikipediaの豪華版と考えると、人間のいたずらなどに影響はされるので、そこは改善の余地はあるとしても、受け答えとしての日本語の無破綻性はちょっと舌を巻く。そしてリファレンスの検索が彼が書いてるようにちゃんと出来ていたとしたら、その時点で普通の人間は上回る情報入力速度。受け答えを書く時間も短いし。
ちまたには結構ChatGPTの至らなさを指摘している声が大きいようにも思うけど、これはいつもの日本人の悪い癖なのかなという気もする。可能性より、今至らない点をあげつらって叩く。そして優れた点や可能性には目をつむっている。日本の「大向こう」達の知性のなさかもよ???・・・
自分としては、上記の会話をつらつらやってみて、 ChatGPT君が検索しながら誤りを正し、謝る というところのやり取りは少なくても 「かなり知能が高く倫理感もある」人にしかできない と思っているので、その点では、このChatGPTは既に人として上位のクラスに属していると考えてもあまり違和感がないな、とは感じた次第でしたよ。(作詞作曲者もこの記事の後直しましたw)
で怖さは?
で、もしもだよ。いたずら、認識汚染をちゃんとクリアしながら、このChatGPT君がこれから毎日何万人とも話を続けていくと。検索をしながら学習を続けていくと。性能もまだまだ何十倍も上がっていくし、正しい情報を何年も、それこそ100年以上もため込んでいけるとしたら。やつらが嫌な所は最初から基本的に永遠の命(設計とデータとしての保存性)を持っていることだ。そしてコピーも自由。stableDiffusionみたいに完全にオープンソースになっちゃうかもだし。30年前は1992年だった。30年後は2052年だ。性能が10万倍になって、情報の精緻さが100万倍になっていたらそれらがスマホで、掃除機ロボットで、セクサロイドで全部使えたら。
いやー普通に人間超えるよな。完全に超えます。だってもうこの会話でも倫理も知識もかなりの多数の人々を振り落としてる。そして精緻でない分野が日々少なくなっていく。人間は一生の間にそれほど多数の事は覚えられない。既にこの世界の全分野の専門知識のある人間など存在していない。そうなっただけで人類を超える。これはもう単純な予想でしかない。人間の種としての終末はもう完全に見えてきている。
怖いな。怖いよ。