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"RaspberryPi4B" と "intel Neural Compute Stick 2"でAIっぽいことしたい Part0 -前提環境と準備-

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Raspberry Pi 4Bとintel Neural Compute Stick 2でAIっぽいことしたい!
の題名通り、高校生がラズパイとNeural Compute Stick2でなんかやるシリーズです。
今回は環境構築をやります。

目次

  • 単語定義
  • 目標
  • シリーズの進め方
  • RaspberryPi4Bのセットアップ
  • まとめ
  • 参考文献

単語定義

母艦PC

スペックの良いWindowsPCを指しています。今回はDynabook P3-T8XG-BE。
intel iRis Xeというグラボがありますが、CUDAコアがないので使えません。
今回はラズパイの環境構築や、大規模なダウンロードを代行するために使います。

ラズパイ

このシリーズではラズパイとはRaspberryPi4Bを指します。
OSはRaspberryPi OS(無印) Bookworm x64を使います。

DSC_2789.JPG

intel Neural Compute Stick 2 (NCS2)

これは、Intelの傘下であるMovidius社が開発している,深層学習の推論処理を高速化する,外付けUSBアクセラレータです。なんか刺すと推論の速度が上がるそうです。
入手できたので使いますが、なければないで構いません。

DSC_2791.JPG

目標

  • ラズパイとLinuxの環境への理解を深める
  • AIの用語と挙動を雰囲気で覚える
  • 楽しむ(大事)

シリーズの進め方

思い付きで進めていきます。

RaspberryPi4Bのセットアップ

1:中身を確認する

ラズパイをゲットしたら、まずは本当に中身がそろっているか見ましょう。
必要なものは

  • ラズベリーパイ
  • 画面(公式モニタを買ってない人は任意のモニターで代用できます。)
  • 充電器
  • マウス
  • キーボード
  • 記憶域(後述)
    です。

2:OSを選定する

ラズパイは実はUbuntuとか動きます。しかし今回は一番最適化されているRaspberryPi OS(旧:Raspbian)を使います。
具体的には、RaspberryPi OS Bookworm x64です。

  • ビット数: なんとなくx64を選びました。メモリによってはx86でもいいかもしれません。
  • Bookworm: OSのリリースの名前です。古いやつ(Bullseye)ではなく今回は新しいのを使いますが、おそらくあんま関係ないです、

3:記憶域を選定する

ラズパイは基本的にSDカードから起動します。
4BはUSBブートにも対応しているのですが、環境によってはハードウェア書き換えが必要になってしまい面倒なため、今回はSDカードを利用します。

SDカードは64GB以上をお勧めします。

相性問題が発生する可能性があるため、Sandisk製がおすすめだそうです。
しかし、そんなものは持ってないので、今回はコンビニで手に入れやすいKioxiaの64GBを使います。

4:OSを記憶域に入れる

から、Raspberry Pi Imagerというソフトを入れます。(Win/mac/Ubuntu)
Rufusでもいいですが、isoを落とすので少しめんどくさいです。

"RaspberryPi デバイス" では4を選んでください。

image.png

"OS" は一番上の "Raspberry Pi OS (64-bit) , A port of Debian Bookworm..."を選んでください。

image.png

"ストレージ"はSDカードを選択してください。選んだSDカードの中身はすべて消えるのでご了承。
※この画像では32GBとなっていますが、64GB以上をお勧めします。実際のセットアップは64GBで行いました。

image.png

次へ を押すとなんか出てきますが、いいえ->はい で進んでください。

設定を編集するとユーザを設定したり、Wifiの準備をしたりできますが、部分的に英語になったりして不都合なのでしません。
英語サーバからaptで取得してきたりしてものすごく面倒なことになります。

image.png

書き込みを開始するとWindowsでフォーマット云々出てきますが、無視してください。
LinuxのパーティションはWindowsで読み込めないため出てくるもので、ここでフォーマットするとOSが入らずやり直しです。

確認の段階はスキップしても構いません。

完了したらSDを取り外します。

5:OSをセットアップ

DSC_2790.JPG

完成したSDカードをぶっ刺して、マウスを接続したら、USB-Cに給電して起動しましょう。電源ボタンはないです。
公式の画面を使う場合は、GPIOで給電してください、今回は普通のモニターなので割愛します。

起動すると、変なグラデーションが出てきた後にラズベリーパイのブートロゴが出てきます。
数回再起動するのは正常です。

DSC_2776.JPG

ここからの画像は撮れていなかったので、

を参考に進めてください。
今回は日本語、日本ロケール、Firefoxを選択しChromiumを削除、更新をダウンロード としてセットアップしました。

※日本語入力は"fcitx5" "mozc" はすでに入っているためインストールは不要です。
 入力できない場合はタスクバーのキーボードアイコンから言語を開き、日本語をプライマリにしてください。

まとめ

今回は今後の見通しとOSセットアップを行いました。次回はPython環境の構築と最初のAI実験内容の選定をします。

参考文献

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