超初心者が作成した「LINEBot」「シンプル売上ツール」を改良してみた
とある流通業で衣料品を販売している私。ITスキルゼロなのに「LINEBot」なるものに出会い、さっそく作成してみた「シンプル売上管理ツール」。
担当スタッフに試してもらうと、「すごい!毎日の売上予算がすぐに分かる!」「昨年実績は調べるの面倒だったから便利!」との好評価。
でも、「これ、スマホのメニューが分かりづらい」「ちょっと日付入力がめんどくさいかな」との声もいただきました。
「シンプル売上管ツール」改良版を作成する
それじゃあ、改良版を作ってみよう!ということで、全体のプロセスを見直してみます。
見直したところ
LINE画面の「リッチメニュー」を押すと不要な返答が返ってくる。
これが最大の分かりにくく使いづらい理由。
「リッチメニュー」に設定したテキストが
makeのシナリオをスルーして<誤入力>と判断されてしまうのが原因。
そこで「LINEBot」全体の構成を見直して、「売上予算」「昨年実績」とも
LINEの「リッチメニュー」を押すことでスタートするように改良しました。
*以下の数値は全てダミーです。
使用ツール
・LINEmessagingAPI
・LINE Official Account Manager
・Make
・Googleスプレッドシート
できたもの
修正したMAKEのシナリオ
LINE画面
LINE動作
手順
①LINEの「リッチメニュー」を修正。
「LINE画面が分かりづらい」との指摘にこたえるため、LINE Official Account Managerの「リッチメニュー」を修正
「リッチメニュー」の【売上予算を知りたい】【昨年実績を知りたい】の2つのいづれかのボタンを押せば
<ボタンを押す=「トリガー」> となって「LINEBot」をスタートさせます。
分かりやすくボタンのアイコンも変更しました。
②makeで「リッチメニュー」の「トリガーテキスト」を排除。
Watch EventsとGoogle Sheetsの間に「fuliter」を設定して「リッチメニュー」の「トリガーテキスト」をブロック。その先のシナリオに進ませない。
その後は下記の通り、以前とシナリオの変更はありません。
③Routerモジュールで「実績」「前年」のルートで分岐
④それぞれのGoogleSpreadSheetを経てLINE Send a Reply Message の返信
まとめ:ちょっとした改良で見やすく・使いやすくなりました!
今回の改良は、問題のあった作動のスタートを分かりやすく
LINE側の「リッチメニュー」から始めるために、
Watch EventsとGoogle Sheetsの間にfilterを入れて「リッチメニュー」の「トリガーテキスト」を排除しただけです。
それでも「LINEBot」の操作性が格段に向上しました。
使う人の立場に立った、こんな小さな一歩の改良の積み重ねが
「DX業務改善」につながるんだなと実感しました。
今後は、「入力が面倒」とのお声を頂いた「昨年実績」の日付入力設定、「日付+”昨年”」を単純な日付入力に改善したいと思います。
関数を勉強して再度改良にチャレンジしていきます!
千里の道も一歩から。次の一歩をめざして精進していきたいと思います。
乞うご期待!!
参考資料
https://qiita.com/tabisurujapaniz/items/a56e0df499b337806e3f