「LINEBot」って何?の超初心者が作ってみました
とある流通業で衣料品を販売している私。ITスキルゼロなのにイマドキの「DX業務改善」に興味を持ち研修に参加することとなりました。
そこで【エンジニア文化に慣れる第一歩】として「LINEBot」なるものに出会い、さっそく作成してみることに。
販売管理の基本「売上管理ツール」を作ろう!
日々の売上と予算の管理は販売の第一歩。「キホンのキ」。
毎日の売上目標予算と昨年実績・昨年比がLINEを使って<シンプル>に
一目でわかる「LINEBot」を目指します。
*以下の数値は全てダミーです。
使用ツール
・LINEmessagingAPI
・LINE Official Account Manager
・Make
・Googleスプレッドシート
できたもの
完成したMAKEのシナリオ
LINE画面
LINE動作
プロセス
①こんなのあったらいいな・・・欲しい機能!
販売の仕事をするうえで毎日の売上目標がいくつなのかと、目標が昨年に対してどれくらいなのかは最低限の必要情報。
これが手元のスマホですぐに確認できる機能があったら超便利!
基本機能
⇒LINEで日付を入力すると、これが返ってくる!
1・当日の売上目標予算
2・昨年実績・予算昨年比
手順(基本機能)
①LINE公式アカウントの取得とLINEmessagingAPI使用してMaKeとの連携
②「売上予算」のGoogleSpreadSheetを作成
⇒今回は「日付」見出しに「/」を入れず数値にしてLINEの入力を省力化。
LINEからは「24mmdd」例:8/1⇒240801の形式で日付を入力します。
③MakeでWatch EventsとGoogle Sheetsを繋ぐ
ただし、問題が・・・日付入力を数値にしたため入力間違いが多く、間違うと予算が千円で返信されます。
(予算が千円なのはスプレッドシートの売上が千円単位のため)
そこで日付間違い入力には正しい入力を促す返信をすることに。
④Routorを使用して正入力と誤入力に分岐。それぞれのLINE Send a Reply Message の返信内容を変える。
スプレッドシートの日付列にあるデータ以外の入力にはこちらを返信
おぉー!LINEに「売上予算」の返信が来ました!
基本機能1は完成。これで毎日の売上予算確認ができますね。
次は基本機能2の「昨年実績」を返信させましょう。
だって突然上司に明日の売上対策を求められることありますもんね。
その時に昨年の実績が分からないと何も答えられない・・・
昨年実績は曜日差があるので同日と同曜の実績が必要。これ大事。
⑤Watch EventsとGoogle Sheetsの間にRoutorを挿入し「昨年実績」ラインを分岐。
⇒知りたい日時の後ろに「昨年」とつけてLINE入力。
Routorで「昨年」を含むデーターを分岐しGoogleSheetsから「昨年実績」のGoogleSpreadSheetを参照させる。
やったー!LINEに「昨年実績」の返信が来ました! 基本機能完成!
そういえばLINEなら「おともだち」になれば誰とでもカンタンに共有ができますよね。
②こんなのあったらいいな・・・さらに欲しい機能!
追加機能
⇒販売スタッフ全員で共有できる。
1・当日の販促計画
2・当月の予算金額・前年比
手順(追加機能)
①LINE Send a Reply Message の返信TEXTにGoogleSpreadSheet項目「販促その他」を追加
②LINE Official Account Managerでリッチメニューを作成
⇒月間予算をその都度LINE返信で確認するのは面倒なのでリッチメニューで表示。
入力間違いやすい日付表示も注意を促します。
以上で「シンプル売上管理ツール」は完成!
これで毎日書いていた「売上日別予算メモ」とはさようなら。
担当スタッフ全員でその日の売上予算・昨年実績・販促計画を共有できます。
超便利~!
まとめ:あれ? もしかして これって 小さな「DX業務改善」?!
今回作成した「シンプル売上管理ツール」は、ITスキルゼロの私がLINEmessagingAPIとMakeの理解できる機能のみを使って作成してみました。
それでも日常業務に最低限必要な情報をスタッフ全員とカンタン共有できるツールが出来上がり、意外と「DX業務改善」は身近で敷居の低いものかもしれないと実感。
とはいえ、この「LINEbot」は超シンプル設計!
売上管理には欠かせない「累計実績」の返信はスキルの壁で断念、さらにはスプレッドシートへ「日別実績」の自動記録・リマインダー機能など見上げればエベレストのような高い山々がそびえています。
千里の道も一歩から。一歩ずつ精進していきたいと思います。
ここまでお読み下さってありがとうございました。
special thanks
ST様・CF様・HM様・BN様・NO様
参考資料