はじめまして、I-kunと申します。
A-kun ひとり Advent Calender 9日目です。
はじめに
Foamは、個人の知識管理を効率化するためのVSCode向けオープンソースツールです。本記事ではFoamの特徴、導入方法、活用方法を解説します。
この記事を読んで欲しい人
- Zettelkasten方式に興味がある人
- ローカルでの知見管理に興味がある人
- 急に餃子が食べたくなってきてしまった人
サービスの特徴
Foamの特徴は、まずなんといってもZettelkasten方式のメモを残せることです。
Zettelkasten方式とは、ドイツ語で「メモ箱」という意味です。メモを箱に入れて整理するイメージです。メモ同士をリンクさせることで、メモ同士の関連性を可視化することができます。
詳しくは、佐藤かえでさんのこの動画がわかりやすいです。
こんな感じに記事同士を関連づけて、グラフ表示することができます。
その他、Foamの設計思想については公式がまとめています。
サービスの導入方法
FoamはVSCodeの拡張機能としてインストールすることで利用できます。
正常に動作しない場合は、下記のリンクから推奨される拡張機能をインストールしてみて下さい。
下記テンプレートから簡単にリポジトリを生成することができます。
使い方
自分がよく使うものは下記です。
Graphを表示
cmmand + shift + p でコマンドパレットを開き、Foam: Show Graphを選択することで、メモの関連性をグラフで表示することができます。また、Controlsの欄から、表示するノードをフィルタリングできます。
記事から記事へのリンク
- Markdownでメモを取る
- メモA.mdからメモB.mdへリンクを作りたいときは、メモAの記事内で[["メモB"]]と入力する
これで記事間のリンクが作成されます。
タグを使ったリンク
#hogehoge と入力することで、タグが作成されます。
複数の記事で同じタグを使うことで、関連記事を見つけやすくなります。
Githubを使った共有・バージョン管理・公開
Githubを使うことで、メモを他の人と共有したりすることができます。PRなどでバージョン管理もできるので、チームでの利用も可能です。
また、Github Pagesを使うことで、外部に公開することもできます。
詳しくは公式ドキュメントを参照して下さい。
こちらの記事に詳細な機能はまとまっています。
まとめ
Foamは、個人の知識管理に特化したツールとして優れています。特に、ローカル環境での安全性やZettelkasten方式によるリンクの可視化が魅力です。Markdown形式を利用した拡張性も高く、Githubを用いたチームの知識管理にもおすすめです。