2021年2月にGCP(Google Cloud Platform)の
Professional Data Engineer試験に合格にしました。
時間が空いてしまいましたが
勉強方法や使用した教材などを共有します。
資格について
Professional Data Engineer試験ではGCPを使用した
データ分析、活用などデータにまつわるシステムの構築・運用を主題とした習熟度を認定する資格の1つです。
試験では、以下に関する能力が求められます。
- データを収集、変換処理するためのシステム構築、運用
- データ分析するシステムのシステム構築、運用
- 機械学習モデルの構築運用
- ソリューションの品質保証
公式ページ
最初に資格試験の情報について確認していきます。
概要
- 試験時間は2時間あり、設問数は50問です。
- 合格ラインは非公開です。
- 試験は選択式で、記述や計算問題はありませんでした。
- 試験はリモートかテストセンターから選べます。
- ただリモートは生体認証を作成したり、すこし敷居が高い印象です。
- 私は素直にテストセンターで受験してきました。
- 費用は$200。
- レートによって変動しますが2万円くらいです。
- 推奨されている経験。
- 業界経験が3年以上、その中でGCP経験が1年以上。
私の経験について
- 以前はニフクラやAWSのクラウドサービスを使用してRuby on Railsでサービス開発を行ってきました。
- 直近の2年はAWSをメインにデータ基盤の構築、運用をしています。
- GCPに関してはほぼ未経験から始めています。
実践した学習
自分は2ヶ月くらい下記の流れで学習しました。
- 公式ページの試験概要確認
- 1度目の模擬試験
- Coursera(Data Engineering, Big Data and ML on Google Cloud 日本語版)
- 2度目の模擬試験
- スケーラブルデータサイエンス データエンジニアのための実践Google Cloud Platform
- 3度目の模擬試験
Coursera
本資格に関する書籍などは日本語では、あまり出回っておらず
私はCourseraの「Data Engineering, Big Data and ML on Google Cloud 日本語版」を受講しました。
各コースは「動画」「Qwicklabs」「試験」で構成されており
動画で知識をつけ、Qwicklabsで手を動かし、試験で定着といった流れになっています。
「Qwicklabs」はクラウドサービスをハンズオンで学べるサービスであり
Courseraの料金に含まれており追加でGCPの料金はかかりません。
書籍
- スケーラブルデータサイエンス データエンジニアのための実践Google Cloud Platform
スケーラブルデータサイエンス自体は詳しく書かれており
考え方や概念を学ぶには良書です。
大変お世話になりました。
全くの未経験から始めるならGCPの入門書は読んで全体像を見渡した後に
「Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門」から入り
「スケーラブルデータサイエンス」に繋げることで理解が深まるかもしれません。
内容は重複する部分は出てきてしまいますが
自分は同じ内容でも手を変え品を変えしないと理解できないので
上記の方法で学んだ方が理解が早かったのかもしれません。
模擬試験
この試験には公式に準備された模擬試験があります。
ただし、こちらは何度受けても設問は変わらないようです。
そのため受けすぎると覚えてしまうかもしれませんが
得意な分野、不得意な分野を自覚するためによく使用しました。
分からなかったところや不安だった部分はドキュメントを行ったり来たりしました。
試験の感想
一つ一つのサービスに対して知識を問うような問題ではなく
ケーススタディを問われるような問題がほとんどだった印象です。
自分の試験時間の2時間は
1時間程度でまず全体を解き、残り時間で見直しを行いました。
試験は模擬試験より難しく、焦らず解いたつもりですが
見直しの中で設問の意味を取り間違っている部分があり
時間的に余裕のある試験であることに助けられました。
最後に
今回はProfessional Data Engineer試験についてまとめさせていただきました。
データエンジニアの分野に興味を持った方々の参考に少しでもなれば幸いです。
次はProfessional Cloud Developer試験の合格を目指して頑張ります。