概要
昨年末にAI-102に合格したので、効率的な勉強法や対策方法、試験を受ける上での注意点についてご紹介したいと思います。
費用
AzureのCloud Skill Challengeに参加し、試験の半額クーポンを入手したので、通常2万円強のところ2万円程度程度ですみました。このCloud Skill Challengeで入手できる半額クーポンは大抵のAzure試験に使えるので、簡単なコースを手早く終わらせてパッとクーポンを入手すると良いです。
筆者の概要
・データサイエンティストとしてAI/DX関連のプロジェクトに従事
・専門は画像処理だが、一通りの機械学習の知識はある状態。
・関連保有資格:AWS Machine Learning Specialty/Azure Fundamentals(AZ-900)/kaggle expert
・Azureの経験:Power Apps/Form Recognizerを案件で1−2ヶ月扱った程度
動機
・以前はAWSを触ることが多かったが、転職後Azureの案件が増えてきた。特にPower Platform/AI Search/Form Recognizerなど
・会社のキャンペーンで2023年内に受けるとお得だったので、12/27の年内スレスレに受験
勉強方法
Day1〜Day3:以下の講座を斜め読みしたあとで一通り章末テストまで完了させ、Azureのサービス名や機能の概要などをここで一通り頭に入れる。章末問題はAI-102よりも簡単だが解説が丁寧で助かるので、ここで基礎を固めるのが重要。
Day4以降:上記の講座が終わったら、ひたすらUdemyの試験問題を解く。特に、ドキュメントの中から答えを探す訓練を積んでおき、わからない問題・知らないサービスをスムーズに探し、ドキュメントベースで理解するように心がける。教材が英語なので、edgeの翻訳機能を使いながら勉強を進めた。
・もしドキュメントでわからない場合は、Microsoft公式youtubeなどでサービス紹介の動画を見る。
(参考)AWS Machine Learning SpecialtyとAzure AI-102の違い
・AWSが機械学習の理論や基礎知識ををそのまま聞いてくるのに対し、Azureは必ずサービスに絡めて聞いてくるのがAI-102。AWS Machine Learning Specialty は「最もAWSの試験らしくない」と言われる理由がわかった。
・難易度はAWS Machine Learning Specialtyよりも易しい。
・AI-102はAPIなどの細かい仕様や穴埋めが出題される。また、実際のユースケースに即した問題では、使用するサービスをどの順で並べてソリューション構築するかが問われる。(AWSは四択式)
感想
・AWS Machine Learning Specialtyの試験と比べ、丸暗記するプレッシャーから開放される一方で細かい出題が多い。この試験は公式ドキュメントを調べられる分、難易度はやや下がるが、時間をほぼフルで使った。
・問題集によく似た問題が出るので、分からなかった問題をしっかり振り返っておくことが重要。
・最低1−2問は訳がおかしい問題に遭遇するので、英語の原文も読みながら解くとよい。
・家でも受験はできるが、デスクの上をまっさらにする必要があるので、片付けが大変。試験官からの指摘も細かいので注意。
・プログラミングの知識は少し必要だが、プログラミングの知識そのものは問われることは少ない。例えばソースコードの形態で出題されていても、実は適切な機械学習アルゴリズムだけの簡単な問題だったりする。
・日本語入力モードで公式ドキュメント検索を行うとものすごくレスポンスが遅く役に立たないので、ドキュメントは必ず英語で調べる癖をつけると良い。
以上、ご参考になれば幸いです。読んでいただきありがとうございました!