前置き
- ネットの記事は全体の設定のうち部分的記載している記事などがあるものの、一通りの流れが記載された記事が見当たりませんでした。
- そのため自分が設定する際に困ったことなどをまとめました。
背景
- ローカルに作った仮想環境とサーバーにある本番環境がある
- 本番にもいくつか種類がある
- 同時に複数のターミナルを立ち上げるとどれで作業しているのかわからなくなる
設定の流れ
- 背景色や書式の設定ファイルの作成
- マクロの作成
- ショートカットキーの作成
1.背景色や書式の設定ファイルの作成
要点をまとめます
- フォントの設定は、ログイン後 [設定]タブ → [フォント]
- 背景色の設定は、ログイン後 [設定]タブ → [ウィンドウ]
- 設定の保存は、 [設定]タブ → [設定の保存]
※最後の設定の保存を押さないと次回起動時に初期設定に戻ってしまいます。
※設定にのめりこみ意外と忘れがち。
詳細は以下サイトがわかりやすいです
2.マクロの作成
色を変えるためにteratermのマクロ機能を使います。
マクロの機能で「ホスト」「ユーザ」「パスワード」をスクリプトに記載し自動ログインできるようにします。
その際、設定ファイルを紐づけることで、環境に応じて設定を変えます。
いろいろ調べた結果、個人的にはこれが一番わかりやすいサイトでした。
こちらを参考に自分の設定を記載します。
注意点
このファイルの保存する際の拡張子は「.ttl」
「.ttl」ファイルの文字コードは「SJIS」 ※でないと文字化けします
「.ttl」ファイルの保存先は次に出てくる「ttpmacro.exe」と同じパスに置く(このへんC:\Program Files (x86)\teraterm)
書式を設定している「.INI」ファイルも「ttpmacro.exe」と同じパスに置く
「.ttl」ファイルに記載するパスワードなど、エスケープが必要なケースがある ※かなり昔のバージョンならエスケープがいらないが最新のバージョンはエスケープが必要
3.ショートカットキーの作成
マクロ機能を使って立ち上げるのは、通常のexeファイルを使うとマクロを起動させるまで手順が多いです。
そこでマクロ起動用のexeファイルを利用して、一発でマクロを起動させます。
マクロ起動用のexeファイルは、「ttpmacro.exe」です。
まず、このファイルのショートカットキーを作成します。
その後、プロパティを開きリンク先に以下のようにマクロファイルのパスを追記します。
※マクロファイルを参考まで「aaaaa.ttl」とする。(名前はなんでもよい)
"C:\Program Files (x86)\teraterm\ttpmacro.exe" "/V" "C:\Program Files (x86)\teraterm\aaaaa.ttl"
ここでマクロ起動用のexeファイルとマクロ設定ファイルが紐づけされます。
あとはこのショートカットをダブルクリックし、自分の立ち上げたい環境を選択すればOKです。
参考にした資料は以下です。(後半のほう)