AutoEqではイヤホンの特性を測定してイコライザーで較正すためのパラメーターが公開されている。
AutoEq
高級イヤホンは周波数特性をハードでフィルタリングでしてフラットになるように設定されている。フラットな特性をイコライザーの設定で実現できれば安いイヤホンで高級イヤホン波の音を実現できる。ただし、イコライザーがない機器につなぐとフラットにならないので高級イヤホン自体は意味があると思う。イヤホンのメーカー自体がイコライザーの設定をアプリとして提供しているものもある。機械で補正するよりソフトウェアで補正するほうが安上がりで高品質になる。ディスプレイのキャリブレーションのようにイヤホンをイコライザーで較正すると音が良くなる。
パラメーターが公開されているイヤホン
国内海外問わず売れているものはだいたいありそう。
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以前買った「LINSOUL 7HZ Salnotes Zero HIFI」のパラメーターがあったので試してみる。
7Hz Salnotes Zero GraphicEQ.txtをクリックして開くイコライザーのパラメーターが取得できる
GraphicEQ: 20 -1.2; 21 -1.3; 22 -1.4; 23 -1.4; 24 -1.5; 26 -1.6; 27 -1.6; 29 -1.6; 30 -1.6; 32 -1.6; 34 -1.6; 36 -1.5; 38 -1.5; 40 -1.4; 43 -1.3; 45 -1.3; 48 -1.3; 50 -1.2; 53 -1.1; 56 -1.1; 59 -1.1; 63 -1.0; 66 -1.1; 70 -1.1; 74 -1.2; 78 -1.3; 83 -1.4; 87 -1.6; 92 -1.7; 97 -1.9; 103 -2.1; 109 -2.3; 115 -2.5; 121 -2.7; 128 -2.9; 136 -3.1; 143 -3.2; 151 -3.3; 160 -3.4; 169 -3.5; 178 -3.5; 188 -3.5; 199 -3.5; 210 -3.5; 222 -3.4; 235 -3.4; 248 -3.4; 262 -3.3; 277 -3.2; 292 -3.2; 309 -3.1; 326 -3.1; 345 -3.0; 364 -2.9; 385 -2.8; 406 -2.7; 429 -2.7; 453 -2.6; 479 -2.5; 506 -2.4; 534 -2.3; 565 -2.2; 596 -2.2; 630 -2.1; 665 -2.0; 703 -1.9; 743 -1.9; 784 -1.8; 829 -1.8; 875 -1.9; 924 -1.9; 977 -2.0; 1032 -2.2; 1090 -2.5; 1151 -2.9; 1216 -3.1; 1284 -3.4; 1357 -3.5; 1433 -3.6; 1514 -3.7; 1599 -3.7; 1689 -3.6; 1784 -3.4; 1885 -3.3; 1991 -3.1; 2103 -3.0; 2221 -2.9; 2347 -2.9; 2479 -2.9; 2618 -2.9; 2766 -2.9; 2921 -3.0; 3086 -2.9; 3260 -2.8; 3443 -2.6; 3637 -2.5; 3842 -2.3; 4058 -2.1; 4287 -2.0; 4528 -1.8; 4783 -1.6; 5052 -1.3; 5337 -1.0; 5637 -0.6; 5955 -0.3; 6290 -0.3; 6644 -0.4; 7018 -0.5; 7414 -0.3; 7831 -0.2; 8272 -0.2; 8738 -0.4; 9230 -0.7; 9749 -1.0; 10298 -1.3; 10878 -1.5; 11490 -1.7; 12137 -2.0; 12821 -2.3; 13543 -2.6; 14305 -2.9; 15110 -3.3; 15961 -3.7; 16860 -4.1; 17809 -4.5; 18812 -5.0; 19871 -5.5
イコライザー機能があるのではなく、OSごとのイコライザーの設定を用意されている。Windowsだと「EqualizerAPO GraphicEq 」アンドロイドでは「Wavelet」がすすめられている。
インストール
EqualizerAPO GraphicEqをここからダウンロード。ダウンロード・インストールすると、再生するデバイスを選択する。HiRes-Audioがイヤホンに使っている機器なので選択した。
イコライザの設定方法
インストールしたConfiguration Editorを起動する。パラメーターを読み込む。
3の隣の+-アイコンが連なっているEdit textをクリックして、入力欄にさっき取得したパラメーターを入力する。
音の感想
調整した音を聞いた感想は音の解像感が上がった気がする。もやもやした音の響きがなくなって生感が増えた。元々がフラット寄りのイヤホンなので音の傾向の変化はあまり感じない。フラットになるように調整しているのでイヤホン自体の特徴が消えてしまう。
スピーカーシステムもRoom EQ Wizardがフリーウェアがある。ただ、測定用のマイクが必要になる。
参考