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ここのえAdvent Calendar 2023

Day 4

ランタイムロードしたVRMモデルのボーン参照を取得

Last updated at Posted at 2023-12-03

これは ここのえ Advent Calendar 2023 Day 4 の記事です。

Overview

UnityでVRMを使用し、各種外部APIやデバイスを使ってモデルを動かしたい事、ありますよね……

予めインスペクタ上に配置したモデルであれば、対象となるボーンの参照をSerializeField等で捕まえておけばいいので簡単ですが、ランタイムロードしたモデルとなると少し話が変わってきます。

VRMのパッケージに付属している、VRMUtilityを使ってランタイムロードした際、特定のボーンを取得することができます。

実装

// ランタイムロード
var path = "/path/to/vrm"
var instance = await VrmUtility.LoadAsync(path, new RuntimeOnlyAwaitCaller());
instance.ShowMeshes();
  
// アバターのGameObjectにHumanoid classをアタッチ
var avatar = instance.gameObject;
var humanoid = avatar.AddComponent<Humanoid>();
humanoid.AssignBonesFromAnimator();

// ボーンの参照を取得
var neck = humanoid.Neck;
var spine = humanoid.Spine;

VRM 0.x系で動作確認しています。

解説

ランタイムロードについては結構情報があるので、ここでは説明は省略します。

var instance = await VrmUtility.LoadAsync(path, new RuntimeOnlyAwaitCaller());
var avatar = instance.gameObject;

まずロード時の返り値ですが、RuntimeGltfInstanceが返ってきます。
RuntimeGltfInstanceMonoBehaviorを継承しているため、正常にVRMデータがロードできているならば、avatar.gameObjectでGameObjectの参照を引っ張ってくることができます。

var humanoid = avatar.AddComponent<Humanoid>();
humanoid.AssignBonesFromAnimator();

今回の中心的な部分はこのコードになるのですが、VRMのパッケージ内にHumanoidコンポーネントが用意されています。
これはgltfで読み込んだモデルにヒューマノイドボーンが設定されていれば、シーンから直接Humanoid Avatarを作ることができます。

ここで用意されているメソッド AssignBonesFromAnimator() を呼び出すと、自動的にボーンの構成を読み込んでくれます。

またHumanoidコンポーネントで各種ボーンの参照を保持しているので、これを引っ張ってくることで、ランタイムロードされたモデルのボーン参照を取ってくることができます。

おまけ

JINS MEMEを使って3Dモデルを動かす、VTuber向け配信用アプリケーション「Streameme」を開発しています。それの開発時に得た知見でした。

参考資料

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