この記事は ここのえ Advent Calendar 2023 Day 2の投稿です。
3日で攻略する AWS-CLF 要約
この記事のターゲット
- バックエンドやサーバ運営の経験はそこそこある
- AWSはおろか、クラウドは全然使ったことないし何となく苦手意識がある
- 手っ取り早くCloud Practitionerに受かってAWSに認定された人類になりたい
Intro
今までクラウド関連の経験が少なかったのですが、先日触りたくなって手を出し始めました。
ですが、「正直言って何から始めていいのか分からん…」という感じでした。とりあえず形から入るタイプの人間なので、AWS Cloud Pracitioner(以下CLF)を受けてみることにしました。
意外と勉強してみるとそんなに難しくなく、3日ぐらい勉強したら受かりました。
クラウドコンピューティングの全体像が分かりますし、勉強になるのでかなりオススメです。
前提として、自分の経験はこんな感じです。同じぐらいの規模感であれば、同じぐらいの学習速度で合格できると思います。
- 学生時代、研究室のサーバの管理経験(4年)
- 各種ゲームのサーバ運営経験あり
- プログラミングチョットデキル
(Optional) Gentoo Install Battleに勝利できる
3日でわかると何がうれしいか、それは 3日坊主で飽きる前に全てが終わっている ことです。加えて3連休があれば連休のうちに学習が全部終わります。すごい!
学習法
以下の順番で学習を行いました。
- AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集をとりあえず解く
- 公式の「AWS Cloud Practitioner Essentials」で、全体の概念を学ぶ
- 再度、AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集 を解いて理解度の確認
- 試験範囲のサービス一覧を調べて、リストにして調査していく
- Udemyの問題集をやる
(1) AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集をとりあえず解く
まず初めに、AWSの公式模擬問題である、「AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集」を解きました。
当然ですが何も知らない状態での練習なので、合格点には届きません。
大体どんな感じの問題が出るか、感覚をつかみます。
(2) AWS Cloud Practitioner Essentialsで全体の概念を学ぶ
Cloud Practitioner受験者向けに、AWSの全体像が学べるAWS Cloud Practitioner Essentialsという教材があり、こちらを見ながら学習を行いました。
EC2やS3のようなAWSを触っていなくても聞いたことあるような有名サービスの説明に加え、VPCやファイヤウォール周りの説明など、広範囲に渡って学習することができます。
ここで問題集の学習にも必要な、基礎的な知識を身に着けておきます。
だいたいここまでで、1.5日ぐらいかかります。
(3)再度AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集 を解いて理解度の確認
Essentials
が終わったタイミングで、再び公式練習問題にチャレンジします。
だいぶ理解度が深まっているはずなので、ある程度答えられるはずです。
Essentials
では触れられていないサービスも幾つか出てくるため、回答時に出てくる解説を参考にしながら覚えていきます。
(4) 試験範囲のサービス一覧を調べて、リストにして調査していく
基礎的なところは把握できたので、次に試験範囲になっているAWSサービスの一覧をまとめました。
知らなかったサービスを順次Notionにメモを取り、調べて1~2行程度の説明を加え、単語帳を作りました。
ここで大体のサービスの名前を把握しておくと、次の問題集のタイミングでスムーズに問題を解き進めやすいです。
この後、実際にはネット上の無料問題集を200問近く解いていました。
ただこの問題集の質がかなり悪く、現在統廃合され存在しないサービスが残っている・答えが間違っている問題・英語からの翻訳ミスのような問題が多々あり、難易度も低かったためあまり推奨しません。
実は3日+半日ぐらい学習していたのですが、この問題集を解いていた0.5日分は正直無駄でした。実際には3日で出来ると思います。
(5) Udemyの問題集を徹底的に勉強する (超おすすめ)
自分は Udemyの問題集 を使って、試験までに足りない知識を追加していきました。
こちらの問題集は今年9月の改定後の内容に基づいているため、現行の問題にも対応しています。
また問題の解説も無料問題集に比べ、丁寧で分かりやすかったです。
ここでも Essentials
では出てこなかったサービスや、各サービスの詳細に触れたやや難しい問題が出てくるため、必要に応じてノートを取って復習しました。
特に「AWS Well-Architected フレームワーク」や「クラウド導入戦略」といったAWSの概念に関する問題も多いため、試験対策にもなります。
まとめ
AWS-CLFが今年9月からCLF-C02という新しい範囲になり、試験範囲のサービスが60個ぐらい増えました。自分も難化後の試験を受験しましたが、当然対象が多ければ多いほど覚えるのが大変です。
それでもバックエンド周りの知識があれば、Essentials
の動画教材を見ると大体の内容は把握できると思います。CodeCommit
など分かりやすい名前のサービスも多いので、経験者はある程度推測できます。
学習後に自信がついた段階で受験予約したのですが、心配性なので受験まで繰り返し問題集を解いて復習していました。そのため厳密には4日ですが、3日目の時点で内容を把握できていたので記事は約3日という事にしています。振り返ってみても受験RTAするなら3日で充分だったと思います。
また学習するにしてもバックエンドの経験がないと、各サービスがどんな役割を果たすのかイメージが付きづらく、最速で覚えるのはちょっと難しいかもしれません。学習の流れとしては同じ感じで大丈夫ですが、もう少し問題を増やしたり、取りこぼしのないように自分のペースで進めるのが良いと思います。
一応言っておきますが、3日で合格できなくても責任は負えませんので……自分のレベルに合わせて学習してくださいね!