Voice UI/UX Designer Meetup #1 を聞いてきました
イベント情報
Voice UI/UX Designer Meetupは「Voice UI/UX」を題材に、カフェで雑談するような雰囲気の勉強会/交流会イベントです。セミナーというより、業界を超えたデザイナーやクリエイター同士の交流を通じて、的確で優れたデザインをするVoice UI/UXデザイナーの学びと技術向上になればと思っています。
Voice UI〜音声を利用したアンビエントコンピューティングが必須になる世界において、Voice UI/UXの重要性は益々高まっていますが、第1回はVUIデザインについて、3名の登壇者の講演と交流会での雑談を交えたスタイルのイベントです。
Voice UI/UX Designer Meetup #1
Voice UI/UXデザイナーの価値を上げるために私が1年間やってきたこと / 株式会社サイバード 元木理恵 さん(@vui_rie)
- やってきたこと
- 外で活動することで、社内にアピール。
- 名刺にもVoice UI/UX デザイナーと書いた。
- 3つのplatform でスキルを出した。
- 勉強会60件参加、10件以上登壇。
- 足りてないこと
- 活動の分析ができない、時間をかけられない
- 自社でソリューション出せない
- Voice UIの体系化が完成できない
- 社内の状態に疎くなった
- 他の分野のインプットが少なくなり、アウトプットの幅が狭くなった。
- 今後の活動
- 自社のソリューションを作る。
- アウトプットファースト。ハッカソンアイデアソンをやっていく。
- VUI/UXデザインに関わる人増やす。
- メソッドとして体系化!
- Input加速化。
- 社内社外とわずVUIの味方を増やす。
- VUI/UX Design 始める最初の3つ
- Inputする
- 詳しい人の話聞く、本読むetc)
- platform の状況は日々どんどん変わっていく。
- Outputする
- ブログでも、セミナー登壇でも。
- 人に会う、凸する
- 自分で機会作っていく。
- Inputする
- 紹介
VUIデザインに取り組む理由 / 株式会社TOKAIコミュニケーションズ 小栁津麗欧さん (@reokoyaizu)
- 時代の変化
- 人一人が1日に受ける情報量
- 1986年 新聞 40部 相当。
- 2006年 新聞 174部 相当。
- ローマ法王の話を聞く姿
- 人一人が1日に受ける情報量
- アンビエントコンピューティング
- ポストテキストの時代
- スマホの次の時代
- スマホに費やす時間が、connected car や smart speaker に分散されるようになる。
- VR, AR が進んでも音声は残る。
- スマホは人間にとって不自然な体制での操作。
- 音声は5年、10年先まで取り組める分野。
- AI Nativeな時代
- タブレットの操作できない歳の子どもでも、VUIなら操作できる。
- ポストテキストの時代
- VUIデザインに取り組む3つの理由
- 認知度向上: スキルを通して世界に発信できる。GUIよりインターフェース対応しやすい。
- ブランド力向上: スキルを通して、自社のサービスをアピールできる。
- コンバージョン: 買い物などで端末を用意しなくて良いのは便利
- VUIの難しいところ
- 与える情報量
- 人は映像を見た瞬間に、その背景をいろいろ想像する
- VUXで与えられる情報は、まだ少ない。シンプルに、一番使うケースに合わせるのが現状。
- 音声は迷子になりやすい
- 一言でシチュエーションは大きく変わる。
- ユーザの選択
- 最大3択というが、3択でも聞く側は辛い。
- 与える情報量
- VUXで大事なこと
- 家の中で聞いてみる
- 実際に使うシチュエーションで試す
- 技術的な側面とクリエイティブな側面を大事に
- Technology Driven にならない。
- いつ、なぜ、何をしたいを意識して。
- プロトタイピング
- ハッピーパスを、スピーカー役と人役を作って進めてみる。
- 家の中で聞いてみる
IoT時代における新しい音声体験のデザインについて / 株式会社Voicy 京谷実穂さん (@mi___ko120)
- 豊かな生活とは?
- スマートフォンで情報をたくさん得る時代
- 全員一様に俯いてスマホにかじりついている。
- 素敵な生活と言えない。人がデバイスに合わせてる。
- 当たり前に生活できるのが豊かなのでは?
- 「音声で情報収集するようになって車窓から見える富士山に気づけた」などの声もあった。
- スマートフォンで情報をたくさん得る時代
- 身の回りのものがInternetにつながる
- 生活の各所から得られるチャンス。音声はライフスタイルメディア。
- 手の操作がいらない、目線がいらない。
- 老若関係なく使える
- 生活の各所から得られるチャンス。音声はライフスタイルメディア。
- 音声
- ユーザのコンテキストが大事。どこでどう聞いているか。
- 音声UIは黎明期
- スマートフォンの黎明期
- 元は簡単なアプリから始まった。面白いけど実用的でなかった。
- カレンダー、SNSなどのキラーサービスが出て一気に普及。
- 音声UIも、生活になくてはならない、にはまだなってない。
- スマートフォンの黎明期
- UIのブレイクスルー
- GUIと全く違うこと
- GUI
- 画面サイズなど決まったフォーマットがある。
- 他のプロダクトで応用できない。(スマホ->TV)
- VUI
- あらゆるプロダクトにAdd-Onできる
- 今はまだ one-media, one format.
- フォーマットとして、smart speaker を使用している。
- すぐにsmart speaker 以外に広がっていく。
- あらゆるプロダクトにAdd-Onできる
- GUI
- VUIで大事なこと
- たくさんの選択肢を与えず、最適解を提供
- リコメンドの体験を磨き上げる
- ユーザのコンテキスト理解が重要
- 音声の体験を良くするために必要
- System
- 音声platform
- Design
- one media - multi format
- 適切なリコメンドUX
- System
- GUIと全く違うこと
- voicy で音声体験の実証実験中
- 音声には「好き」が集まる
- アンチからファンへの変化。
- twitterで炎上していた人も、voicyの配信で好感度が上がった例も。
- 活字は読んでポイントを取られる。音声だと嫌なものは聞き流される。
- 音声は何度聞いても「好き」になる
- VoicyチャンネルスポンサーGreen のCM。繰り返してもリスナーの印象はいい。
- 音声は習慣化する
- 音声は可処分時間が多い。
- 40分 : リスナーが1日にきく平均時間
- 音声には「好き」が集まる