はじめに
nodenvを使うと、Node.jsのバージョン管理がしやすくなります。つまり、プロジェクト毎にNodeのバージョンを指定して実行ができます。
今回はM1 MACにHomebrewを使ったnodenvのインストール方法と使い方をこの記事でまとめていきたいと思います。
環境
・macOS Big Sur 11.4
1.Homebrewをインストール
Homebrewをインストールしていない場合は、先にHomebrewをインストールします。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
2.nodenvをインストール
nodenvをインストールします。
$ brew install nodenv
3.nodenv にパスを通す
自分は以下の記述がなかったため上手くバージョン管理ができなかったです。
export PATH="$HOME/.nodenv/bin:$PATH"
eval "$(nodenv init -)"
nodenvの設定が完了しているかどうかを確認します。以下のような結果になればOKです。
$ curl -fsSL https://github.com/nodenv/nodenv-installer/raw/master/bin/nodenv-doctor | bash
Checking for `nodenv' in PATH: /usr/local/bin/nodenv
Checking for nodenv shims in PATH: OK
Checking `nodenv install' support: /usr/local/bin/nodenv-install (node-build 4.9.43)
Counting installed Node versions: 1 versions
Auditing installed plugins: OK
ここまで設定できればターミナルを閉じて、再度開くとnodenvが使えるようになります。
指定のバージョンのNode.jsをインストールする
推奨版はNode.jsで常に更新されているため確認が必要です。
# インストール可能なNode.jsのバージョン一覧
$ nodenv install -l
...
16.13.2
16.14.0
16.14.1
16.14.2
16.15.0
...
# Node.jsの16.14.1と16.15.0をインストールする
$ nodenv install 16.14.1
$ nodenv install 16.15.0
# nodenvに認識させる
$ nodenv rehash
Node.jsのバージョンを切り替える
# インストールされているNode.jsのバージョン一覧を確認
$ nodenv versions
16.14.1
16.15.0
# ローカル(カレントディレクトリ配下)で利用するNode.jsのバージョンを設定する
$ nodenv local 16.14.1
# グローバル(システム全体)で利用するNode.jsのバージョンを設定する
$ nodenv global 16.14.1