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EC-CUBE4系をXSERVERにもっとも簡単にインストールする手順


概要

この記事を書いている時点(2019年6月12日)では、残念ながらEC-CUBE4系の簡単インストール機能が備わっているレンタルサーバーがありません。

ここでは、そういった簡単インストール機能がなくても比較的簡単にインストールが出来る手順を紹介します。

この記事は、特に店舗運営者・サイト制作者を意識して書かれており、また初心者向けであるため、SSHの使い方などは扱いません。しかしながら、他でご紹介されているインストール手順よりはきっと簡単で、またSSL設定やメールのSMTP設定にも触れていますので、より実践的でもあるかなと思います。

SSL設定やメールのSMTP設定については、本来分けて説明したほうが良いかもしれませんが、一発でより良いインストール作業が終わることを目指して、あえてこの記事で言及しています。

それでは、解説してまいります。


用意していただくもの(事前準備)


注意

こちらの記事(情報)は、2019年6月12日時点でEC-CUBE 4.0.2を使用しています。

将来的なバージョンアップにより、バージョン情報等が変更になる可能性があります。

ここではサーバーの契約方法、予め用意すべきMySQLの作成(手動追加)手順は割愛させていただきます。

難しいと思われる内容については参考リンクを設けますので、そちらをご参照ください。


参考リンク

EC-CUBE4のレンタルサーバーへのインストール方法がもっとも丁寧に書かれています。

しかしながら、FTPで大量のファイルをアップロードする必要があるため、少なからず初心者の方にとってはアップロード失敗のリスクが考えられるかと思います(アップロードしたファイルが足りない等)。98.3MBほどありますので、FTPでアップロードするのは時間がかかります。

予め「MySQL(データベース)の追加~MySQLアクセス権の設定」の作業を行っておきます。

文字コードはUTF-8に設定してください。誤って他の文字コードにした場合は、一旦データベースを削除して再度作り直してください。

予め、XSERVERの独自SSLを設定しておきます。

ECサイトではSSLの設定が必要になりますので、ここでは先に設定します。


ざっくり手順

EC-CUBE One-File DownloaderのGitHubにアクセスをして、「Clone or download」→「Download ZIP」をクリックします。

eccube-downloader.png

ZIPファイルを解凍すると、下記のファイルが取得できます。

eccube-downloader2.png

使用するファイルはdw.phpのみです。この1ファイルをEC-CUBE4を設置したいフォルダ内にアップロードします。

XSERVERのファイルマネージャを使用してアップロードしても良いでしょう。

ファイルマネージャには、XSERVERのインフォパネルからでもアクセス可能です。

SnapCrab_NoName_2019-6-12_5-16-34_No-00.png


XSERVERのファイルマネージャ(WebFTP)を使用して、dw.phpファイルをXSERVER上にアップロードする

XSERVERでは、基本的にpublic_html以降のフォルダ内にファイルをアップロードします。

初期状態のファイルが残っていたら、すべて削除してください。

削除したいファイルにチェックを入れ、「ファイルの削除」をクリックします。

SnapCrab_NoName_2019-6-12_5-20-11_No-00.png

削除が完了しました。フォルダ内が空であることを確認してください。

次に、「ファイルの選択」をクリックしてdw.phpファイルを読み込み、「アップロード」をクリックします。

SnapCrab_NoName_2019-6-12_5-21-6_No-00.png

無事にdw.phpがアップロード出来ました。

SnapCrab_NoName_2019-6-12_5-21-26_No-00.png


ブラウザでdw.phpにアクセスし、最新バージョンのEC-CUBEのダウンロードを行う

Google Chromeなどで http://アップロードしたURL/dw.php にアクセスし、「ダウンロード開始」をクリックします。

SnapCrab_NoName_2019-6-12_5-35-37_No-00.png

これだけの作業で、簡単にEC-CUBE4の最新版ダウンロードが可能で、そのままEC-CUBE4のインストール画面が出てきます。

※dw.phpファイルは自動で削除されます。


EC-CUBE4のインストール手順

いよいよEC-CUBE4のインストール画面に触れます。

以降については、EC-CUBE4のインストール方法と具体的な手順(TABLOG様)のページを参考にしつつ、下記の通りに設定してください。

なお、このときインストール画面では、URLをhttp://からhttps://に書き換えて、予めSSLでアクセスするようにしてください。SSLでのアクセスを有効にするには、事前にXSERVER側で独自SSL設定が必要です。


STEP1. ようこそ

mod_rewrite が有効になっているか不明です。

[推奨] apc拡張モジュールが有効になっていません。

というメッセージが出ていますが、無視してください。


STEP2. 権限チェック

>>○:アクセス権限は正常です

という表示が出れば問題ありません。


STEP3. サイトの設定


  • 店名:任意のもの

  • メールアドレス:メールアカウントの追加で設定したメールアドレスを入力

  • ログインID:任意のもの

  • パスワード:任意のもの

  • 管理画面のディレクトリ名:admin以外の名称を推奨(任意のもの)


  • サイトへのアクセスを、SSL(https)経由に制限します にチェックを入れる

  • 管理画面へのアクセスを、以下のIPに制限します:無記入(空欄)


メールの設定(SMTP設定)

XSERVERのメールソフトの設定を参考にしながら、下記の設定を行ってください。

※上記ではSSL接続なし:587番ポートに接続するように設定しておりますが、後にSSL接続あり:465番ポートに書き換えます。しかしながら、ここでは不具合(会員登録や注文、問い合わせでタイムアウトまで非常に長い時間待機させられるが、結局メールが送信されなくなる(メールが届かなくなる))を避けるため465番ポートを設定せず、まずは587番ポートを設定するようにします。


STEP4. データベースの設定


  • データベースの種類:MySQL

  • データベースのホスト名:XSERVERサーバーパネルのMySQL設定に記載されているものを入力(詳しくはこちら

  • データベースのポート番号:無記入(空欄)

  • データベース名:MySQLの設定で設定したデータベース名を入力

  • ユーザ名:MySQLの設定で設定したMySQLユーザID

  • パスワード:MySQLの設定で設定したMySQLユーザのパスワード


STEP5. データベースの初期化

初めて使うデータベースの場合は、「データベースの初期化は行わない」にチェックを入れずに次に進んでください。


STEP6. インストール完了

「インストールが完了しました!」画面が表示されます。

以上でEC-CUBE4のインストールは完了です。お疲れ様でした!