はじめまして!546と申します。先日行われたARC160にて、晴れて緑コーダーになることができました!
入緑するまで1年以上かかったので、この長い道のりを振り返っていこうと思います。
レーティング
AtCoder Problems
自己紹介
- 一度大学を中退し、現在はMarchの情報科学科の3年生
- 学部1年の冬にAtCoderに出会う
- 競プロがきっかけでインターン中
競プロとの出会い
-
一番初めに競プロの存在を知ったのは、大学の教授が授業中にちらっとAtCoderの話をしていたからでした。しかし、そのころは特に興味を持つこともなく、「こんなものもあるんだ」程度で聞いていました。
-
次に私が競プロと再会したのはテレ東Bizの動画でした。私はもともと数学が好きだったので、この動画を見て、「競プロ面白そう!」と思い、AtCoderに登録しました。
競プロに出会ってから、一度辞めるまで
- 競プロに出会ってから、一番初めに取り組んだのはAPG4bでした。C++の基本文法や、標準ライブラリまで、B問題くらいまでを解くのに必要な知識や考え方が揃ってて、初心者の人におすすめです。APG4bを終わらせたのちに、ABCのA,B問題の過去問をひたすら解いていたような気がします。
- この時期は競プロにものすごく熱中していました。プログラミングを使って問題を解いていくことの楽しさを覚えたのもこの時期でした。
- しかし、上のレーティングの画像からわかるように、競プロをはじめてから3か月くらいで辞めています。昨年の5月あたりから私生活やバイトが忙しくなり、競プロに割く時間が取れなくなり、一度辞めてしまいました。
出戻り、そして茶色へ
- 骨身を削ったバイトも辞め、怠惰な日常を送っていた10月ごろ、久しぶりにAtCoderに参加しました。しかし、結果は惨敗。半年ほどのブランクはなかなか埋められないものでした。この悔しさから、私は退屈な日常に別れを告げ、データ構造とアルゴリズムの勉強に本腰を入れることを決意しました。
- AtCoderに出戻りをしてからは、グラフのアルゴリズムや動的計画法、ビット全探索など、茶色~緑に必要なアルゴリズムを1通り勉強しました。特に、Union Findが毎週コンテストに出る時期があり、そこでUnion Findはマスターしました。アルゴ式のグラフの問題は初心者にもわかりやすく、おすすめです。この頃の貯金があったから、あまり精進できていない今、入緑することができたのだと思います。
- 入茶するまでは、ABCのC問題は解けるけど、D問題には歯が立たないといったレベルで、大体3000番代後半から4000番代の順位でした。
入茶してから入緑するまで
- 2022年の12月24日に入茶しました。クリスマスイブに茶色コーダーというプレゼントを貰えました。この頃は入茶したこともあり、嬉しくなってABCのD問題や、E問題を解きまくっていました。
- そしてついに、2023年1月7日、ABCのD問題をコンテスト中に解くことに成功します。素数の問題で、Nの3乗根の前計算をすることで計算量を減らせる問題でした。D問題を初めて解けたことが嬉しすぎて、信じられませんでした。
- この頃にTwitterも始めました。競プロ用のTwitter垢を作っている人はかなりいて、モチベの維持や、競プロ以外の有益な情報も入ってくるのでおすすめです。実際東大の松尾研のGCIや、現在私が働いている長期インターンは、Twitterから応募しました。
- 1,2月頃はAtCoder ProblemsのBoot Camp for Beginnersを解いていました。昔の緑diffや水diffの問題がたくさんあり、非常に力が付きました。
- 3月以降は、ハッカソンやインターンなどが忙しく、あまり精進できていませんが、コンテストには参加するようにしています。
- 最近は、ABCのD問題は7割くらい解けるという感じで、2000番代~3000番代前半という順位です。
今後について
今後についてですが、Web系の開発や、機械学習の勉強をしようと思っているので、競プロの優先度は下がっていく予定です。ですが、毎週ABCやARCには出ようと思っているので、1年くらいかけて入水できたらいいなと思っています。
さいごに
入緑記事という名の、よくわからないポエムを読み終えていただきありがとうございました。最後に、灰色や茶色の方々に向けて応援メッセージを送ろうと思います。
私はAtCoderを始めて1年半という長い時間をかけて入緑しました。なので、灰色や茶色の方々の、精進しても全然レートが上がらないという感覚が痛いほどわかります。焦る気持ちもわかりますが、まずは自分のペースで精進して、毎週コンテストに出ることを心がけてください。他人と比べて萎えることもあるかもしれませんが、AtCoderのコンテストに参加して、それを楽しいと思えている時点で十分にあなたはすごいと思います。焦る気持ちを抑えて、アルゴリズムやデータ構造の勉強を楽しんでほしいと思います。
以上入緑記事でした。