⓪はじめに
OpenAIは7月6日、GPT-4 APIを既存開発ユーザーへ一般公開した発表を行いました。
※今まで支払い歴がなく、これからAPI利用したい場合は完全一般公開の7月末まで待つ必要があります。
今更ながら改めてChatGPTの無料版(GPT-3.5)、有料版(GPT-4)で利用する際の違いをまとめました。
比較表をサッサと見たいという方は "こちら"
①そもそもGPT-3.5とは
簡単に言うと、GPT-3にまるで人間と会話しているようなチャット機能を付け加えたモデルだ
ChatGPTを無料利用する場合はこちらのモデル
(補足)
2022年3月15日、GPT-3とCodexのAPIに編集と挿入機能を持たせた。
GPTシリーズ第3世代の最新版であり、GPT-3.5モデルはGPT-3.5 familyと称される。
これらは2021年9月までのデータを参照可能。
②ではGPT-4とは
簡単に言うと、GPT-3.5をベースに改良した最新モデルだ
ChatGPTを有料利用する場合はこちらのモデル
(補足)
2023年3月14日、GPTシリーズ第4世代として公開された最新版。(2023年7月時点)
2021年9月までのデータを参照する点は変更なし。
これまでの訓練によって得られたパラメータ数から推定するとGTP-3.5と比べて数百倍のスペックを持つAIとも言われている。
③【結論】比較表
性能面の違いは以下の通り。
項目 | GPT-3.5 | GPT-4 |
---|---|---|
最大トークン | 4,096 tokens | 8,192 tokens |
入力形式 | テキスト | テキスト、画像(手描き画像も可) |
パラメータ数 (非公開値) | 1,750億 | 5,000億~100兆 |
ChatGPT利用料 | 無料 | $20/月 |
API利用料 | $0.002/1k tokens | $0.03/1k prompt、0.06/1k completion |
その他 | - | ジョークやユーモアの理解も可能 |
代表的な資格試験による結果は以下の通り。
試験 | GPT-3.5 | GPT-4 |
---|---|---|
米国の司法試験結果 | 下位10%の成績 | 上位10%の成績 |
日本の医師国家試験結果 | 不合格 | 5年分すべて合格 |
SAT(米国版 共通テスト)正答率 | 87.50% | 78.75% |
~参考サイト~
The OpenAI API model list
GPT-4 Wiki
GPT-3.5 Wiki
GPT-3、GPT-3.5turbo、GPT-4の性能、料金、応用例を解説