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UniGetUIで環境構築 - 各種パッケージ管理ツールをまとめて運用

Last updated at Posted at 2024-09-09

始めに

目的や開発環境に応じて様々なパッケージ管理ツールが存在する。
しかし、各々のパッケージ管理ツール毎にインストールやアップデートを適宜行う必要があるため煩雑になりがちである。
今回は、それらを包括的に管理できるツールを紹介するとともに、自分なりの使い方を残す。

前提

私が使用したPCは以下のバージョンだが、他のバージョンあるいはWIndows10(バージョン忘れた)でも問題なく使用できた。

Windows 11 Pro 23H2 (22631.4112)

UniGetUI

私が使用しているものはUniGetUIと呼ばれるツール。
元々WinGetUIという名前だったが、Microsoft公式と勘違いされる可能性があることから現在の名前になった。
こちらのツールは、以下のパッケージマネージャを包括して管理できる。

  • Windows系のWinGet, chocolatey, Scoop, PowerShell
  • .NET系の.NET Tool
  • Python系のPip
  • Node.js系のNpm

リポジトリは以下のリンク。
https://github.com/marticliment/UnigetUI

本記事はUniGetUI 3.1.2-beta1で実施した。

使用方法

インストール手順はREADMEを参照していただくこととして、インストール後の使用方法を簡単に説明する。

パッケージ(モジュール)のインストール

UniGetUIを起動し、左部より"パッケージを探す"をクリック。
右上の検索欄で所望のパッケージ名を検索。

zoomit.png

ここではWireSharkをインストールしてみる。
対象のパッケージ横のチェックボックスにチェックを入れ、「選択したパッケージをインストール」をクリック。
zoomit.png
UACで管理者権限を要求された場合は、それを許可する。
基本的にはインストーラを実行したときに何も設定を変えずに「次へ」を押して進んだ状態でインストールされる。
具体的なオプションに関しては、対象のパッケージを右クリック→「パッケージの詳細」から、以下の画面で設定できる。

zoomit.png

パッケージのアップデート

インストールしているパッケージの最新版を検出すると、通知エリアにアップデート可能の旨の通知が来る。

インストールされているパッケージの確認

zoomit.png

パッケージバンドルについて

PCを新調した時や別PCに同じアプリケーションをインストールしたい場合、バンドルという形でまとめておくことで簡単にインストールできる。

バンドルの作成・エクスポート

パッケージを選択し、上部の「選択したものをバンドルに追加」をクリック。
zoomit.png
そうすると左部の「パッケージバンドル」に以下のように追加される。
「バンドルを保存」をクリックして任意の名前を付けて保存する。
ファイル形式はjson, yaml, xmlを選択できる。
zoomit.png

バンドルのインポート

上記で作成したファイル(json,yaml,xml)を、新規PCに何らかの手段でコピーする。
新規PCでもUniGetUIのインストールが必要。
インストール後、「パッケージバンドル」を選択し、「バンドルを開く」より先ほど作成したファイルを選択する。

zoomit.png

バンドルに含まれるパッケージが表示されるので、チェックボックスにチェックを入れ、インストールする。

個人的な使い方

UniGetUIは、各種パッケージマネージャをまとめて管理できるのが利点だ。しかし、NET, npm, pipに関しては、プロジェクト毎にパッケージを管理したい場合に少々問題がある。

  • NuGet, dotnet
  • npm init
  • venv, rye

基本的にはプロジェクト毎にパッケージ管理することが望ましいので、所謂グローバルにパッケージをインストールする際にのみUniGetUIを使用している。

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