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はじめに

皆さん、こんにちは!
ここでは、先日行ってきましたAWS re:Invent 2024についてまとめたいと思います。

今年どんな感じだったか気になる!という方や、次に向けて準備したい!という皆さんのお力になれたら…と思い、経験をシェアします。
また、AWS re:Inventに行ってみたいな~と思う女子の皆さんや、女子に行かせてみたい!と思う素敵なマネージャーの皆さんのご参考になれば嬉しいです。

どんな人が書いたか?

20代前半、社会人2年目女子です。

  • 英語を使うのは久しぶりでした。(大学生のときに半年間の交換留学経験あり)
  • 普段は歩く以外の運動はしません。(たまに旅行で1万歩超/1日くらい)
  • AWSについては、配属されてからSAAを取得しました。(理工系卒ですがIT専門ではありませんでした)
    この記事の筆者

AWS re:Inventとは?

AWS が世界中のクラウド コンピューティング コミュニティ向けに主催する学習カンファレンスです。
(毎年少しずつ変わるようですが、)12月頭に1週間かけてアメリカ・ラスベガスで開催されます。
公式サイト

すごく乾燥するので天気予報の気温ほど寒くは感じませんが、乾燥対策はご検討を!(1週間だと大丈夫な方もいます)
ラスベガスの大通り(Strip)沿いは、比較的日本人女子にとっても歩きやすい海外の街かなと思います。

とにかく歩き回る1週間になるので、疲れにくい靴をお勧めします。(私は黒色の合皮スニーカーにしましたが、周りの恰好もラフなので大丈夫でした。)
期間中の歩数
特に現地で運動する気がなくとも結構歩きます。

足りないものは現地でも買うことができますが、昨今の円安と物価高で(特に若手にとっては)非常に高く見えますし、薬など相性があったり日本以外になかったりするものもあると思います。(例えば湿布とか…普段運動しないと途中で身体が悲鳴を……)
女子にとっては特に持てる重さや扱える大きさとの相談になりますが、日本から持っていくものも要検討です。

どうやって参加先を選んだか?

私は行けることを知ったのが約1か月半前で、宿泊先や航空機など諸々の手配をしている間にも予約席はかなり埋まっていたのですが、自分なりに戦略を立ててみました!

  • 見返せないもの × 様々な形式 狙い
    とにかく多種多様な開催形式やレベル、分野が用意されており、開催中にも追加されます。
    (イベント終了後の執筆時点でカタログを見たところ、セッション数は3,000件超。)
    KeynoteやBreakout session、Innovation Talksなど録画や資料が公開される大規模なセッションについては実際の現場の雰囲気を体感するための量に抑えて、後はその場限りのものを中心に食らいつこうとしました…!
    (私の推しはChalk talkです)
    録画・資料公開先(AWS Events Content)

 

  • 今後活用できそうな内容
    やっぱり業務などで活用先が見えそうな方が、自分事として聴きやすいかなと考えました。
    時差ボケと非ネイティブのダブルコンボで集中力にも限界があるので、この戦略にして良かったと思います!
    加えて好奇心旺盛な性格なので、AIをはじめとした最新技術も外せませんでした。

 

  • 位置関係とタイムスケジュール
    セッションを選択する上で、考えない訳にはいかない鍵の1つ。(本当は興味あるもの全部を見たいのですが…)
    例年会場は変わる可能性がありますし、それぞれの歩く速さや地理感覚等にもよりますが、いち20代前半女子の感覚は以下の通りです。
     

    • 同じ会場内の移動:30分は確保
      イベント公式アプリに経路案内機能がありますが、慣れるまでは迷いやすいです。

    • 近隣の会場:30分~1時間は確保
      例えば、The VenetianとWynnは徒歩圏内なのでシャトルバスもないのですが、入口や出口が指定されており辿り着くのに意外と時間がかかります。
      予約しているセッションも10分前には飛び込み参加者向けに開放されてしまうので、時間がないと非常に焦ります。

    • 離れた会場間の移動:1時間半は確保
      シャトルバスの発車時間が読めず渋滞にも巻き込まれるので、なかなか思い通りには行きません。
      時間があるから荷物を置きにホテルに戻ろう!と思ってバスに乗ったものの、渋滞に時間を取られてホテルまで行く時間がなく、とんぼ返りしたことも…。
      体力があれば歩いた方が時間を読みやすいかもしれませんが、長丁場のイベントですので交通機関を使って温存をお勧めします。

    また、どうしても体力的な限界もあるので、特に女子の皆さんにはスケジュールに余裕があってもライブ配信や開催後に公開される資料、cheat sheetにも頼ることをお勧めします。

 
以上を踏まえて、(悔しいですが)流石に分からん…というものを除いて、私は今回 :arrow_down: のセッションに参加しました。

  • Keynote(基調講演。私は対照的な2つを見に行くことができました!)
    • KEY002:CEO Keynote with Matt Garman
      今年CEOに就任。AI関連の発表たっぷりで、登壇者が豪華でした。
    • KEY005:Dr. Werner Vogels Keynote
      寸劇ムービーで肩の力を抜きつつ、技術者としての考え方のヒントを得られました。

 

  • Innovation Talks(ビジネス上のイノベーションを起こすストーリーに焦点を当てた講義形式)
    • COP202-INT:Building the future of cloud operations at any scale
      OPSITRONというキャラクターが可愛い、クラウド運用を変革するための事例や新機能について学べる時間でした。

 

  • Breakout Session(教育的なトピックを取り上げる60分の講義形式)
    • IDE109:Breaking the code: Women redefining the future with AWS
      AWS内外の女性リーダー4人によるパネルディスカッション。女性だけでなく若手へのメッセージのようにも受け取れました。
    • IDE112:Women-led innovation in the cloud: Shaping the digital frontier
      女性4人が語る、これまでの経験を通して得た見識を共有する座談会。ソリューションやチーム設計の極意が印象的でした。
    • ANT341:Enhance performance with observability, security, and log analytics
      Observabilityの重要性とAWSの機能を活用した信頼性の高め方について。サイレントセッションというステージごとに色分けされたヘッドホンで聴く形式もおもしろかったです。
    • ANT354-NEW:[NEW LAUNCH] Amazon SageMaker Lakehouse: Accelerate analytics & AI
      CEO Keynoteで発表された新サービスについて。Data lake と Data warehouse のいいとこどり。(直前までタイトルが公開されず、ドキドキしながら待ちました笑)
    • COP322:Don't get stuck: How connected telemetry keeps you moving forward
      インシデント管理についてデモを交えながら、5つの原因、ナビゲーション、アプリケーションテレメトリ、素早い調査の4つに焦点を当てて解説。

 

  • Chalk talk(AWS の専門家による短い講義から始まる、ホワイトボードを使用したオープン形式のセッション)
    • IMP301-R:Your mission and the terrible, horrible, no good, very bad day
      障害が起きてしまうのはしょうがないとして、どのように障害による影響を抑えるか?について、聴講者からビジネス機会損失の事例を集めて議論。
    • AES303-R:Degas uses generative AI on AWS to help smallholder farmers in Ghana
      日本のスタートアップ企業が板書で補足しながら進める、AWSで構築した基盤モデルについてのプレゼンテーション。
    • COP355:Leveraging intelligent CloudOps to achieve service-level objectives
      クラウドサービスの活用でMTTRを削減したり、トラブルシューティングに自然言語処理を活用したり…Observability (可観測性)の向上に役立つ考え方や手法の紹介。
    • ARC314-R:Be prepared: Learning from incident response
      インシデント管理のライフサイクル(準備、検出と分析、封じ込めと回復、インシデント後の活動、コミュニケーション)に沿って、どう対処するかを紹介。
    • SUP305-R:Unleashing gen AI to scale cloud operations with AWS best practices
      聴講者からの意見を募集しながらクラウド運用における代表的な課題を挙げ、生成AIを使ってできることを説明。今できるコードレビュー以外にも、活用できる余地を知ることができてワクワク。

 

  • Gamified learning(Game DayやAWS Jam、Tabletop Exerciseなどゲーム形式の学習セッション)
    • GHJ307:AWS Jam: DevOps and modernization (sponsored by Palo Alto Networks and LaunchDarkly)
      DevOpsの課題が出され、チームで分担して解決していきます。(希望すれば日本語話者とチームを組み、日本語で課題を進めることもできます。)

 

  • Builders’ Session(1人のAWSエキスパートが小グループを主導する、インタラクティブに構築方法を学ぶセッション)
    • COP307-R:Enhance your cloud operations efficiency with generative AI
      Teams(Slack)からクラウドを運用してみるシステムの構築(ChatOps)。Teamsをはじめとしたハンズオン用の環境は一通り提供され、終了後数時間は続けて取り組むことができます。

 

Expo

Venetianの2階で1日目の夕方から4日目まで開催されていた、AWSやスポンサーブースの集合体です。
ここだけでAWS Summit Japanに相当しそうな巨大な展示会で、最新技術を使ったデモや展示、体験を交えた説明があちこちで行われており、とても楽しい空間でした。

SWAGというノベルティ集めも名物となっており、私もたくさん頂きましたので写真でご紹介します。
頂いたSWAG
頂いたSWAGを集めてみました!スーツケースが閉まらなくなるかと思いました…

 
頂いたバッジ
AWSのブースで頂いたピンバッジです。Women of the Cloudが特に可愛くてお気に入りです。

終わりに

以上、とある20代女子が見たAWS re:Invent 2024でした。
「もっと、こうすれば…!」といった悔しさもありますが、この経験を糧に更に頑張っていきたいと思います!
そして、「若手や女子が行くと、こんな感じ!」というイメージの一例をお届けできましたら嬉しいです。


  • AWS は、米国その他の諸国における Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
  • その他、記載されている会社名および商品・製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
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