はじめに
以前ITILv3の勉強をしていたが、最近ITILv4の記事や資格取得の体験記を
見かけることが増えたので、ITILv4について知りたいと思うようになった。
ITILv4はv3から考え方が大きく変わっているそうなので、整理したい。
ITILとは?
一般的に、以下の表現がよく見られる。
ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群
一言で「ベストプラクティス」といっても、ITILのバージョンが更新されたり
新たな技術が台頭したりすることから、時とともに変わるもの。という解釈も
できるのかもしれない。
ITILv3とITILv4の違い
下記のサイトを参考にしながら、v3とv4の違いを整理した。
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ITILv3
- 考え方: 顧客にサービスを提供する
- ベクトル: サービス提供者(IT企業) → ユーザー
- 構成: ライフサイクル
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ITILv4
- 考え方: ユーザーと新たなサービスを創る
- ベクトル: サービス提供者(IT企業) ⇔ ユーザー
- 構成: モジュール p
- ITILv3から変更: サービス創造のための新たな概念を追加
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参考サイト
ITILv4の世界で求められること考察
ITILv3はサービスを提供し運用するIT企業のエンジニアを中心に、
保守運用フェーズで重要視されてきたと思う。
一方でITILv4は顧客と協働してサービスを創る、という考え方にアップデート
されていて、対象フェーズが幅広くなった印象を受ける。
またユーザーの中には必ずしもITに明るい方がいらっしゃるとは限らない。
ユーザーへの説明力、ビジネススキルがよりエンジニアに求められるのでは
ないか。
もちろん、技術進歩によりITリテラシーの向上が求められている。
社会全体(ユーザー含む)のITリテラシー底上げをITILv4は暗に示しているようにも
考えられそうだ。
まとめ
ITILv3とITILv4は同じ資格なのか?と印象を受けてしまうほど、
アップデートされていることが分かった。
ITILに関わらず、資格のアップデートが行われるケースは少なくない。
一度合格できたから終了。ではなく、継続して注視していきたい。