下記の名前はフィクションですが、実際に起こっていることです。
- 海外製品: ASXST55
- 日本の代理店の販売: ASXST-55
日本語で作っている資料すべてが「ASXST-55」になっている例が実際にある。
以下のような結果となる
- ASXST-55で一致検索した人には日本語の情報しか得られない
- (気付いた人は)ASXST55で検索することで、製造元(海外)のDatasheetを見つけることはできる
- 同様の名前付け失敗の部品すべてに関して、2種類の検索をするコストが生じる
- ASXST-55で多く販売された後に代理店がASXST55に変更するコストは高い
- 代理店内部の打合せ、資料の改訂、公開、通知
- 購入者側の打合せ、図面資料の改訂
- etc
- 結果として、ASXST-55として販売が続くだろう
- 将来、ASXST78を販売するときにも引きずられて「ASXST-78」にすることになるかもしれない
- 現在の失敗ではなく、過去の失敗による命名かもしれない
最初の資料を作る段階で、名前について吟味しておけばこういう状況は発生しなかっただろう。
「調べるのは面倒だから」などの理由による[数分]のコスト減が、結果として[数時間 |
数日オーダー]*[関係者数]のコスト増につながる。
(海外メーカーの表記と意図的に分けるための"-"の追加、という理由はあるのだろうか?)。
自分の失敗
rowとcolumnの定義を間違えて、extractCsvRow()という列(項目)を取得する関数を作った。それを多くのソースで実装、使用してしまったことがある:link。
extractCsvRow()からextractCsvColumn()へ変更するコスト(と記憶の改訂)は高く、失敗したと思っている。