動作環境

C++ Builder XE4
FastReport VCL5

概要

FastReportを使いPDFを出力するまでの手順.
(2013-08-29の自分のEvernoteメモを参考に再構成)

FastReportはXE4の付属品ではなくFastReport VCL5を使用。
手順そのものはFastReport VCL 4でも変わらないと思われる。

手順

フォームにTfrxPDFExportを追加 (追加されたコンポーネント名: frxPDFExport1)
フォームにTfrxReportを追加 (追加されたコンポーネント名: frxReport1)
フォームにTButtonを追加 (Button1)
Button1クリックイベントに下記の実装をする。

void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender)
{
	frxPDFExport1->FileName = L"test.pdf";
	frxPDFExport1->ShowDialog = true;
	frxPDFExport1->Quality = 100;
	frxReport1->PrepareReport(/* clearLastReport= */true);
	frxReport1->Export(frxPDFExport1);
}

`5. frxReport1をダブルクリックしてリポートのデザイン画面に移る

`6. リポートのデザイン画面にて左のアイコンの「グラフオブジェクト」を追加する。小さいので大きくする

`7. 保存をせずにリポートのデザイン画面を閉じる

以上

実行

ビルドして、実行すると以下のエラーとなった。

クラスTfrxChartViewが見つかりません.

対処方法は下記に記載の通り「TfrxChartObject」をフォームに追加する。
Mamの覚書Q & A検索

情報感謝です。

下記はTfrxChartObjectも追加した後の状態です。

エラー対処後の実行

再度ビルドして実行した。

Button1押下後

OKを押した後に保存先を指定するとtest.pdfが生成される。

下記はPDFビューワソフト(PDF-XChange Viewer)で見た状態